TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025017298
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-05
出願番号2024001271
出願日2024-01-09
発明の名称陰極と陽極の再循環に基づくSOFC/GT/SCO2ハイブリッドシステム
出願人江蘇科技大学,JIANGSU UNIVERSITY OF SCIENCE AND TECHNOLOGY
代理人弁理士法人コスモス国際特許商標事務所
主分類H01M 8/04 20160101AFI20250129BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】本発明は、SOFCの恒温運転の実現を前提に、SOFC運転の廃熱を十分利用して発電し、システムの安全で効率的な運転を実現する。
【解決手段】SOFCの陽極の出口におけるガスの流れの一部が改質室に入って改質反応を行い、SOFCの陰極の出口におけるガスの流れの一部が超臨界SCO2循環に熱量を提供した後にSOFCの陰極に戻り、SOFCの陽極の出口と陰極の出口におけるほかのガスの流れが後燃焼室に入り、排出されたガスは仕事を行って改質反応に必要な熱量を提供し、超臨界SCO2循環サブシステムは、SOFCの陰極の出口におけるガスの流れの一部の熱量を利用して循環を形成して仕事を行う。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
水ポンプ、第1コンプレッサ、第2コンプレッサ、改質室、SOFC、後燃焼室、第2ターボ、第5熱交換器、第8熱交換器及び超臨界CO

循環サブシステムを含み、前記水ポンプは水を加圧し、前記第1コンプレッサは天然ガスを加圧し、前記加圧後の水と加圧後の天然ガスが加熱された後に改質室に入って改質反応が行われ、前記改質室の出口が前記SOFCの陽極に接続されて、SOFCに陽極ガスを提供し、空気が前記第2コンプレッサにより加圧された後に加熱されて、前記SOFCの陰極に入ってSOFCに陰極ガスを提供し、前記SOFCの陽極の出口の第1部分のガスの流れが前記後燃焼室に入り、前記SOFCの陽極の出口の第2部分のガスの流れが前記改質室に戻り、前記SOFCの陰極の出口の第1部分のガスの流れが前記後燃焼室に入り、前記SOFCの陰極の出口の第2部分のガスの流れが前記第8熱交換器を通って前記SOFCの陰極に戻り、前記後燃焼室から排出されたガスは、前記第2ターボによる仕事の後、前記第5熱交換器に入って、改質反応に必要な熱量を前記改質室に供給し、
前記超臨界CO

循環サブシステムは、第1ターボと第3コンプレッサを含み、前記第3コンプレッサにより加圧された二酸化炭素は、前記第1ターボによる膨張仕事が行われた二酸化炭素により加熱された後、また前記第8熱交換器に入り、前記SOFCの陰極の出口における第2部分のガスの流れにより加熱された後に、前記第1ターボにさらに入って膨張仕事が行われることを特徴とする陰極と陽極の再循環に基づくSOFC/GT/SCO

ハイブリッドシステム。
続きを表示(約 1,900 文字)【請求項2】
第7熱交換器を含み、前記第3コンプレッサにより加圧された後の二酸化炭素は、前記第1ターボによる膨張仕事が行われた二酸化炭素により加熱された後の第1部分のガスの流れは、前記第8熱交換器に入って、前記SOFCの陰極の出口における第2部分のガスの流れにより加熱され、前記第3コンプレッサにより加熱された二酸化炭素は、前記第1ターボによる膨張仕事が行われた二酸化炭素により加熱された後の第2部分のガスの流れは、前記第7熱交換器に入って、前記SOFCの陽極の出口における第2部分のガスの流れにより加熱され、前記第7熱交換器と前記第8熱交換器により加熱された二酸化炭素は合流して前記第1ターボに入って膨張仕事を行うことを特徴とする請求項1に記載の陰極と陽極の再循環に基づくSOFC/GT/SCO

ハイブリッドシステム。
【請求項3】
前記超臨界CO

循環サブシステムは、第6熱交換器を含み、前記第3コンプレッサにより加圧された二酸化炭素と、前記第1ターボによる膨張仕事が行われた二酸化炭素とが前記第6熱交換器で熱交換を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の陰極と陽極の再循環に基づくSOFC/GT/SCO

ハイブリッドシステム。
【請求項4】
前記超臨界CO

循環サブシステムは冷却器を含み、前記冷却器は前記第6熱交換器と前記第3コンプレッサとの間に接続され、前記第1ターボによる膨張仕事が行われた二酸化炭素は、前記第6熱交換器により熱交換冷却が行われた後、前記冷却器により冷却されて前記第3コンプレッサに入ることを特徴とする請求項3に記載の陰極と陽極の再循環に基づくSOFC/GT/SCO

ハイブリッドシステム。
【請求項5】
前記第3コンプレッサは、多段圧縮段間冷却プロセスを採用することを特徴とする請求項1に記載の陰極と陽極の再循環に基づくSOFC/GT/SCO

ハイブリッドシステム。
【請求項6】
第1ミキサと第4熱交換器を含み、前記加圧後の水と加圧後の天然ガスは前記第1ミキサにより混合され、前記第1ミキサの出口が前記第4熱交換器の冷媒の入口に接続され、前記第4熱交換器の冷媒の出口が前記改質室に接続され、前記第5熱交換器の出口が前記第4熱交換器の熱媒の入口に接続されることを特徴とする請求項1に記載の陰極と陽極の再循環に基づくSOFC/GT/SCO

ハイブリッドシステム。
【請求項7】
第3熱交換器を含み、前記第2コンプレッサの出口が前記第3熱交換器の冷媒の入口に接続され、前記第4熱交換器の熱媒の出口が前記第3熱交換器の熱媒の入口に接続されることを特徴とする請求項6に記載の陰極と陽極の再循環に基づくSOFC/GT/SCO

ハイブリッドシステム。
【請求項8】
第2熱交換器を含み、前記第1コンプレッサの出口が前記第2熱交換器の冷媒の入口に接続され、前記第2熱交換器の冷媒の出口が前記第1ミキサに接続され、前記第3熱交換器の熱媒の出口が前記第2熱交換器の熱媒の入口に接続されることを特徴とする請求項7に記載の陰極と陽極の再循環に基づくSOFC/GT/SCO

ハイブリッドシステム。
【請求項9】
第1熱交換器を含み、前記水ポンプの出口が前記第1熱交換器の冷媒の入口に接続され、前記第1熱交換器の冷媒の出口が前記第1ミキサに接続され、前記第2熱交換器の熱媒の出口が前記第1熱交換器の熱媒の入口に接続されることを特徴とする請求項8に記載の陰極と陽極の再循環に基づくSOFC/GT/SCO

ハイブリッドシステム。
【請求項10】
第2分流器と、第3分流器と、第3ミキサとを含み、前記第2分流器は、前記SOFCの陽極の出口におけるガスの流れを第1部分と第2部分に分けることに用いられ、前記第3分流器は、前記SOFCの陰極の出口のガスの流れを第1部分と第2部分に分けることに用いられ、前記第3ミキサは、加圧加熱後の空気と、前記第8熱交換器を通った前記SOFCの陰極の出口におけるガスの流れの第2部分とを混合して前記SOFCの陰極に送ることに用いられることを特徴とする請求項1に記載の陰極と陽極の再循環に基づくSOFC/GT/SCO

ハイブリッドシステム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電池及び動力装置の技術分野に関し、特に陰極と陽極の再循環に基づくSOFC/GT/SCO

ハイブリッドシステムに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
SOFC(固体酸化物燃料電池)は、化学エネルギーを電気エネルギーに直接変換でき、カルノーサイクルに制限されず、エネルギー変換効率が高い。現在では、ほとんどのSOFCは600~1000°Cの範囲で動作し、SOFCによって化学エネルギーを電気エネルギーに変換するプロセスは発熱プロセスであるため、システムを安全に動作させることを確保するように、どのようにSOFCを一定の温度範囲内で動作させるのがよいかを検討する必要があり、現在の一般的な解決手段は、SOFC陰極の空気の流れを増やすことにより、SOFC動作から余分な熱を取り除くことであるが、このプロセスは、エアコンプレッサのエネルギー消費量を増やして、システムの効率を低下させる。
【0003】
公開番号CN105226314Aの中国特許は、スターリングエンジンを利用して、水中交通道具向けのSOFCの熱回収と温度制御を行うシステムを開示する。該システムは、SOFCと、SOFCを中心とする断熱容器と、冷却回路と、スターリングエンジンとにより構成され、SOFCシステムの温度制御とSOFC廃熱の発電を実現するように、スターリングエンジンの一端を断熱容器内にカップリングし、他端を冷却回路にカップリングする。ところが、現在、スターリングエンジンの出力電力と電力の密度は低く、また、熱源はエンジンの外部から来て、熱の伝達に時間がかかるため、エンジンの出力電力は、熱源の電力の変化によって素早く変化することはできない。
【発明の概要】
【0004】
上記技術的欠陥について、本発明は、陰極と陽極の再循環に基づくSOFC/GT/SCO

ハイブリッドシステムを提供することをタスクとし、SOFCの動作温度を制御して、システムの効率を高めることを目的とする。
【0005】
本発明の技術的解決手段は以下のとおりである。陰極と陽極の再循環に基づくSOFC/GT/SCO

ハイブリッドシステムであって、水ポンプ、第1コンプレッサ、第2コンプレッサ、改質室、SOFC、後燃焼室、第2ターボ、第5熱交換器、第8熱交換器及び超臨界CO

循環サブシステムを含み、前記水ポンプは水を加圧し、前記第1コンプレッサは天然ガスを加圧し、前記加圧後の水と加圧後の天然ガスが加熱された後に改質室に入って改質反応が行われ、前記改質室の出口が前記SOFCの陽極に接続されて、SOFCに陽極ガスを提供し、空気が前記第2コンプレッサにより加圧された後に加熱されて、前記SOFCの陰極に入ってSOFCに陰極ガスを提供し、前記SOFCの陽極の出口の第1部分のガスの流れが前記後燃焼室に入り、前記SOFCの陽極の出口の第2部分のガスの流れが前記改質室に戻り、前記SOFCの陰極の出口の第1部分のガスの流れが前記後燃焼室に入り、前記SOFCの陰極の出口の第2部分のガスの流れが前記第8熱交換器を通って前記SOFCの陰極に戻り、前記後燃焼室から排出されたガスは、前記第2ターボによる仕事の後、前記第5熱交換器に入って、改質反応に必要な熱量を前記改質室に供給する。
【0006】
前記超臨界CO

循環サブシステムは、第1ターボと第3コンプレッサを含み、前記第3コンプレッサにより加圧された二酸化炭素は、前記第1ターボによる膨張仕事が行われた二酸化炭素により加熱された後、また前記第8熱交換器に入り、前記SOFCの陰極の出口における第2部分のガスの流れにより加熱された後に、前記第1ターボにさらに入って膨張仕事が行われる。
【0007】
さらに、第7熱交換器を含み、前記第3コンプレッサにより加圧された後の二酸化炭素は、前記第1ターボによる膨張仕事が行われた二酸化炭素により加熱された後の第1部分のガスの流れは、前記第8熱交換器に入って、前記SOFCの陰極の出口における第2部分のガスの流れにより加熱され、前記第3コンプレッサにより加熱された二酸化炭素は、前記第1ターボによる膨張仕事が行われた二酸化炭素により加熱された後の第2部分のガスの流れは、前記第7熱交換器に入って、前記SOFCの陽極の出口における第2部分のガスの流れにより加熱され、前記第7熱交換器と前記第8熱交換器により加熱された二酸化炭素は合流して前記第1ターボに入って膨張仕事を行う。
【0008】
さらに、前記超臨界CO

循環サブシステムは、第6熱交換器を含み、前記第3コンプレッサにより加圧された二酸化炭素と、前記第1ターボによる膨張仕事が行われた二酸化炭素とが前記第6熱交換器で熱交換を行う。
【0009】
さらに、前記超臨界CO

循環サブシステムは冷却器を含み、前記冷却器は前記第6熱交換器と前記第3コンプレッサとの間に接続され、前記第1ターボによる膨張仕事が行われた二酸化炭素は、前記第6熱交換器により熱交換冷却が行われた後、前記冷却器により冷却されて前記第3コンプレッサに入る。
【0010】
さらに、前記第3コンプレッサは、多段圧縮段間冷却プロセスを採用する。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

江蘇科技大学
遺伝性心疾患の遺伝子支援診断システムの動作方法
8か月前
江蘇科技大学
プル型全回転推進器、その制御システム及び制御方法
1か月前
江蘇科技大学
多孔質媒体の流量特性パラメータの測定装置および方法
8か月前
江蘇科技大学
深海魚の浮き袋のバイオニック吸引バケットの基礎及びその作業方法
8日前
江蘇科技大学
陰極と陽極の再循環に基づくSOFC/GT/SCO2ハイブリッドシステム
4か月前
江蘇科技大学
曲げ可能で高い光電変換効率を有するシリコンへテロ接合太陽電池及びその製造方法
1か月前
APB株式会社
二次電池
7日前
日東精工株式会社
端子部品
1日前
株式会社東光高岳
変圧器
28日前
株式会社東光高岳
変圧器
28日前
株式会社電知
組電池の製造方法
14日前
株式会社コロナ
タッチ式操作装置
17日前
ローム株式会社
チップ部品
1か月前
ローム株式会社
半導体装置
8日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
2日前
三洲電線株式会社
撚線
今日
株式会社GSユアサ
蓄電装置
14日前
太陽誘電株式会社
コイル部品
8日前
三菱電機株式会社
漏電遮断器
今日
株式会社村田製作所
電池
8日前
株式会社高田製作所
電源切替器
8日前
トヨタ自動車株式会社
二次電池
20日前
トヨタ自動車株式会社
二次電池
9日前
CKD株式会社
倣い装置
24日前
トヨタ自動車株式会社
電池パック
3日前
トヨタ自動車株式会社
電池パック
1日前
ローム株式会社
半導体装置
22日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
9日前
株式会社不二越
ソレノイド
23日前
株式会社ダイヘン
搬送装置
20日前
株式会社ダイヘン
ヒューズ
17日前
株式会社不二越
ソレノイド
13日前
株式会社GSユアサ
極板積層装置
2日前
トヨタ自動車株式会社
電池昇温装置
24日前
株式会社ニフコ
構造体
7日前
富士電機株式会社
半導体装置
24日前
続きを見る