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公開番号2024180193
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-26
出願番号2023099691
出願日2023-06-16
発明の名称対応関係決定プログラム、対応関係決定方法、及び情報処理装置
出願人富士通株式会社
代理人弁理士法人真田特許事務所,個人
主分類G06F 30/27 20200101AFI20241219BHJP(計算;計数)
要約【課題】複数の図形データ間の線分の対応関係を決定するための訓練データの量を削減する。
【解決手段】情報処理装置1は、第1の図形データに含まれる第1の複数の線分のそれぞれについて、前記第1の複数の線分中の1つの線分の個別の図形情報を推論する第1機械学習モデル210と、前記第1の複数の線分中の1つの線分と前記第1の図形データ中の他の線分との相対的な関係の情報を推論する第2機械学習モデル220とを用いて、前記個別の図形情報と前記相対的な関係の情報とを含む複数の項目のそれぞれの推論結果を取得し、前記第1の複数の線分のそれぞれについての前記複数の項目のそれぞれの推論結果130に基づいて、前記第1の複数の線分と前記第1の図形データとは異なる第2の図形データに含まれる第2の複数の線分との対応関係を決定する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
第1の図形データに含まれる第1の複数の線分のそれぞれについて、前記第1の複数の線分中の1つの線分の個別の図形情報を推論する第1機械学習モデルと、前記第1の複数の線分中の1つの線分と前記第1の図形データ中の他の線分との相対的な関係の情報を推論する第2機械学習モデルとを用いて、前記個別の図形情報と前記相対的な関係の情報とを含む複数の項目のそれぞれの推論結果を取得し、
前記第1の複数の線分のそれぞれについての前記複数の項目のそれぞれの前記推論結果に基づいて、前記第1の複数の線分と前記第1の図形データとは異なる第2の図形データに含まれる第2の複数の線分との対応関係を決定する、
処理をコンピュータに実行させる、対応関係決定プログラム。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記個別の図形情報は、前記線分の位置、前記線分の向き、及び前記線分の曲率のうちの少なくとも1つの情報を含み、
前記相対的な関係の情報は、前記1つの線分が前記第1の図形データにおいて凹部または凸部を構成するか否かについての情報、前記1つの線分が前記第1の図形データにおける閉図形に対する外接矩形の辺を構成するか否かについての情報、及び前記1つの線分と前記閉図形の内部領域との関係についての情報のうちの少なくとも1つの情報を含む、
請求項1に記載の対応関係決定プログラム。
【請求項3】
対応関係を決定する処理は、
前記第2の複数の線分のそれぞれについて、前記第2の複数の線分中の1つの線分の個別の図形情報と、前記第2の複数の線分中の1つの線分と前記第2の図形データ中の他の線分との相対的な関係と、を含む複数の項目について示す特徴情報を取得し、
前記特徴情報及び前記推論結果を用いて、前記第1の複数の線分のそれぞれの線分と前記第2の複数の線分のそれぞれの線分との各対応関係についての確信度を集計し、
前記対応関係についての確信度が高い順番で前記対応関係が一対一対応になるように前記対応関係を決定する、処理を含む、請求項1に記載の対応関係決定プログラム。
【請求項4】
前記第2の複数の線分に含まれる2つの線分同士の相対的な位置関係に基づいて、前記対応関係を修正する、
処理を前記コンピュータに実行させる、請求項1に記載の対応関係決定プログラム。
【請求項5】
前記第2の図形データの前記第2の複数の線分の一部に対して付与された第1の寸法表記に関する情報を取得し、前記決定された対応関係に基づいて、前記第2の図形データにおいて前記第1の寸法表記が付された位置及び態様に対応して、前記第1の図形データにおいて第2の寸法表記を付与する、
処理を前記コンピュータに実行させる、請求項1に記載の対応関係決定プログラム。
【請求項6】
第1の図形データに含まれる第1の複数の線分のそれぞれについて、前記第1の複数の線分中の1つの線分の個別の図形情報を推論する第1機械学習モデルと、前記第1の複数の線分中の1つの線分と前記第1の図形データ中の他の線分との相対的な関係の情報を推論する第2機械学習モデルとを用いて、前記個別の図形情報と前記相対的な関係の情報とを含む複数の項目のそれぞれの推論結果を取得し、
前記第1の複数の線分のそれぞれについての前記複数の項目のそれぞれの推論結果に基づいて、前記第1の複数の線分と前記第1の図形データとは異なる第2の図形データに含まれる第2の複数の線分との対応関係を決定する、
処理をコンピュータが実行する、対応関係決定方法。
【請求項7】
第1の図形データに含まれる第1の複数の線分のそれぞれについて、前記第1の複数の線分中の1つの線分の個別の図形情報を推論する第1機械学習モデルと、前記第1の複数の線分中の1つの線分と前記第1の図形データ中の他の線分との相対的な関係の情報を推論する第2機械学習モデルとを用いて、前記個別の図形情報と前記相対的な関係の情報とを含む複数の項目のそれぞれの推論結果を取得し、
前記第1の複数の線分のそれぞれについての前記複数の項目のそれぞれの推論結果に基づいて、前記第1の複数の線分と前記第1の図形データとは異なる第2の図形データに含まれる第2の複数の線分との対応関係を決定する、
処理を実行する制御部を含む、情報処理装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、機械学習に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
CAD(コンピュータ支援設計)の操作画面上において一つ以上の描画実体を選択した場合に、描画実体の特徴に基づいて、寸法アノテーション(寸法表記)の記載位置を決定する技術が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-8664号公報
特開平7-230482号公報
米国特許公開2014-0306956号
米国特許公開2008-0126023号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
過去に作成された図面と類似する図面が新規に作成される場合に、新規に作成される図面に対して、図面利用者の固有のルール等の観点から、過去の図面と同様の記載位置及び態様の寸法アノテーションを付加したい場合がある。そのためには、前提として、過去図面における図形(描画実体)と新規作成図面における図形との間において、線分間の対応関係が機械学習モデル等を用いて決定される。決定された線分間の対応関係に基づいて、寸法アノテーションの記載位置及び態様が決定される。
【0005】
しかし、過去に作成された類似の図面を訓練データとして機械学習する場合において、過去に作成された図面の枚数の関係によって、機械学習用の訓練データが十分に用意できない場合がある。複数の図面間において線分の対応関係を決定するための訓練データの量を削減することが望ましい。これは、図面の寸法付け以外の用途においても、複数の図形データ間の線分の対応関係を決定する精度を向上するための訓練データの量を削減することが望まれている。
【0006】
1つの側面では、本発明は、複数の図形データ間の線分の対応関係を決定するための訓練データの量を削減することを目的の1つとする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
1つの側面では、対応関係決定プログラムは、コンピュータに以下の処理を実行させる。第1機械学習モデルは、第1の図形データに含まれる第1の複数の線分のそれぞれについて、前記第1の複数の線分中の1つの線分の個別の図形情報を推論する。第2機械学習モデルは、前記第1の複数の線分中の1つの線分と前記第1の図形データの他の線分との相対的な関係の情報を推論する。前記処理は、前記第1機械学習モデル及び前記第2機械学習モデルを用いて、前記個別の図形情報と前記相対的な関係の情報とを含む複数の項目のそれぞれの推論結果を取得する。前記処理は、前記第1の複数の線分のそれぞれについての前記複数の項目のそれぞれの推論結果に基づいて、前記第1の複数の線分と前記第1の図形データとは異なる第2の図形データに含まれる第2の複数の線分との対応関係を決定する。
【発明の効果】
【0008】
1つの側面では、本発明は、複数の図形データ間の線分の対応関係を決定するための訓練データの量を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
過去図形データと新規作成図形データの一例を示す図である。
実施形態に係る情報処理装置による推論フェーズにおける処理の概要を説明する図である。
実施形態に係る情報処理装置による訓練フェーズにおける処理の概要を説明する図である。
図形データに含まれる複数の線分のそれぞれについて訓練及び推論する項目の一例を示す図である。
実施形態に係る情報処理装置を図面作成システムに適用した場合の訓練フェーズにおける構成の一例を示す図である。
実施形態に係る情報処理装置を図面作成システムに適用した場合の推論フェーズにおける構成の一例を示す図である。
実施形態に係る情報処理装置の機能を実現するコンピュータのハードウェア(HW)構成例を示すブロック図である。
実施形態に係る情報処理装置による訓練フェーズにおける機能構成例を示すブロック図である。
実施形態に係る情報処理装置による推論フェーズにおける機能構成例を示すブロック図である。
過去図形データにおける各線分と特徴との関係を示す線分_特徴データの一例である。
第2図形内部方向判定モデルを用いた推論結果の一例である。
推論結果を用いた投票方式の一例を示す図である。
推論結果を用いた集計結果テーブルの一例である。
推論結果を用いた集計結果テーブルの一例である。
過去図形データにおける各線分と、新規作成図形データにおける各線分との対応関係を算出するためのN正方行列の一例である。
対応付けが完了した行と列を除去したN-1正方行列の一例である。
推論結果を用いた投票方式の他の例を示す図である。
一対一対応を用いた対応付けの修正を説明する図である。
実施形態に係る情報処理装置による訓練フェーズにおける動作の一例を示すフローチャートである。
実施形態に係る情報処理装置による推論フェーズにおける動作の一例を示すフローチャートである。
実施例の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して一実施形態を説明する。但し、以下に示す実施形態はあくまでも例示に過ぎず、実施形態で明示しない種々の変形例や技術の適用を排除する意図はない。すなわち、本実施形態を、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。また、各図は、図中に示す構成要素のみを備えるという趣旨ではなく、他の要素が含まれてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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