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公開番号2024179597
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-26
出願番号2023098574
出願日2023-06-15
発明の名称電力管理システム
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類H02J 3/32 20060101AFI20241219BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】エネルギーマネジメントによって電力システムの安定化を図る。
【解決手段】電力管理システムが、リソースと、リソースを制御する制御装置とを備える。リソースは、蓄電装置を有し、蓄電装置の充電と放電との少なくとも一方によってエネルギーマネジメントを実行可能に構成される。制御装置は、エネルギーマネジメントを要求する要求信号を受信したときに、リソースが調整可能な電力量である調整可能量を推定し(S11)、所定の期間において要求信号が要求するエネルギーマネジメントをリソースに実行させる(S14)。要求信号は、エネルギーマネジメントのための電力要求値を示す。制御装置は、所定の期間において、推定された調整可能量が少ないほど、電力要求値に対して設定された許容範囲内でリソースによる充電電力または放電電力が小さくなるようにリソースへの電力指令値を決定する(S13)。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
蓄電装置を有し、前記蓄電装置の充電と放電との少なくとも一方によってエネルギーマネジメントを実行可能に構成されるリソースと、
前記リソースを制御する制御装置と、
を備える電力管理システムであって、
前記制御装置は、エネルギーマネジメントを要求する要求信号を受信したときに、前記リソースが調整可能な電力量である調整可能量を推定し、所定の期間において前記要求信号が要求する前記エネルギーマネジメントを前記リソースに実行させるように構成され、
前記要求信号は、前記エネルギーマネジメントのための電力要求値を示し、
前記制御装置は、前記所定の期間において、推定された前記調整可能量が少ないほど、前記電力要求値に対して設定された許容範囲内で前記リソースによる充電電力または放電電力が小さくなるように前記リソースへの電力指令値を決定するように構成される、電力管理システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電力管理システムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特開2020-156149号公報(特許文献1)には、リソース(例えば、電気自動車)にエネルギーマネジメント(例えば、VPP(仮想発電所)サービス)を実行させる制御装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-156149号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
電気事業者は、エネルギーマネジメントの要求を受け、要求されたエネルギーマネジメントを実行することによって報酬を得ることがある。例えば、蓄電装置を有するリソースを管理する電気事業者が、約定期間において要求されたエネルギーマネジメントを実行することによって、契約に基づく報酬が電気事業者に支払われることがある。こうした電気事業者は、電力システムの安定化に貢献し得る。しかしながら、リソースの状態によっては、要求されたエネルギーマネジメントをリソースが実行できないことがある。電力システムの安定化を図るためには、電力管理システムのさらなる改善が望まれる。
【0005】
本開示は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、エネルギーマネジメントによって電力システムの安定化を図ることである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一形態に係る電力管理システムは、リソースと、リソースを制御する制御装置とを備える。リソースは、蓄電装置を有し、蓄電装置の充電と放電との少なくとも一方によってエネルギーマネジメントを実行可能に構成される。制御装置は、エネルギーマネジメントを要求する要求信号を受信したときに、リソースが調整可能な電力量である調整可能量を推定し、所定の期間において要求信号が要求するエネルギーマネジメントをリソースに実行させるように構成される。要求信号は、エネルギーマネジメントのための電力要求値を示す。制御装置は、所定の期間において、推定された調整可能量が少ないほど、電力要求値に対して設定された許容範囲内でリソースによる充電電力または放電電力が小さくなるようにリソースへの電力指令値を決定するように構成される。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、エネルギーマネジメントによって電力システムの安定化を図ることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示の実施の形態に係る電力管理システムの概要を示す図である。
本開示の実施の形態に係るエネルギーマネジメント方法について説明するための図である。
3つのケースにおける充放電必要量について説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本開示の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。図中、同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
【0010】
図1は、本開示の実施の形態に係る電力管理システムの概要を示す図である。図1を参照して、この実施の形態に係る電力管理システムは、電力系統PGのエネルギーマネジメントを実行する。この電力管理システムは、複数の車両10を含む車群10Gと、複数の車両20を含む車群20Gと、需給管理システム100(以下、「システム100」と記載)と、リソース管理システム200(以下、「システム200」と記載)と、電動車管理システム300(以下、「システム300」と記載)と、複数の給電設備510と、複数の給電設備520とを含む。システム300は、プロセッサ310および記憶装置320を備える。図示は省略しているが、システム100および200も、システム300と同様、プロセッサおよび記憶装置を備える。
(【0011】以降は省略されています)

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