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公開番号
2024172292
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-12
出願番号
2023089902
出願日
2023-05-31
発明の名称
ペレット及びその製造方法
出願人
住友化学株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B29B
7/90 20060101AFI20241205BHJP(プラスチックの加工;可塑状態の物質の加工一般)
要約
【課題】高温環境下でのガス(特に高沸点成分)の発生が抑制された成形品を形成可能なペレットを提供すること。
【解決手段】液晶ポリエステルと、繊維状フィラー(A)と、を含むペレットであって、前記繊維状フィラー(A)の含有割合C
1
に対する、前記ペレットの押出方向に垂直な断面において観察される前記繊維状フィラー(A)由来のスポットの単位面積当たりの個数N
1
(/mm
2
)の比(N
1
/C
1
)が、3500以上20000以下である、ペレット。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
液晶ポリエステルと、繊維状フィラー(A)と、を含むペレットであって、
前記繊維状フィラー(A)の含有割合C
1
に対する、前記ペレットの押出方向に垂直な断面において観察される前記繊維状フィラー(A)由来のスポットの単位面積当たりの個数N
1
(/mm
2
)の比(N
1
/C
1
)が、3500以上20000以下である、ペレット。
続きを表示(約 620 文字)
【請求項2】
前記繊維状フィラー(A)の含有割合C
1
が、0.05以上0.4以下である、請求項1に記載のペレット。
【請求項3】
前記スポットの円相当径の平均値が、9μm以上13μm以下である、請求項1に記載のペレット。
【請求項4】
前記繊維状フィラー(A)がガラス繊維を含む、請求項1に記載のペレット。
【請求項5】
前記液晶ポリエステルが、芳香族ヒドロキシカルボン酸に由来する単量体単位を含有する、請求項1に記載のペレット。
【請求項6】
前記単量体単位の含有量が、前記液晶ポリエステルを構成する全単量体単位の合計に対して、50モル%以上である、請求項5に記載のペレット。
【請求項7】
液晶ポリエステルと繊維状フィラーとの溶融混練及び成形により、ペレットを得る工程を含み、
前記工程が、前記ペレット中の繊維状フィラー(A)の含有割合C
1
に対する、前記ペレットの押出方向に垂直な断面において観察される前記繊維状フィラー(A)由来のスポットの単位面積当たりの個数N
1
(/mm
2
)の比(N
1
/C
1
)が、3500以上20000以下となるように、前記溶融混練及び前記成形を行う工程である、
ペレットの製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、ペレット及びその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
液晶ポリエステルは、流動性、耐熱性及び寸法精度が高いことから、各種用途に使用されている。
【0003】
液晶ポリエステルは、通常、用途に応じた要求特性を満たすために、充填材等を含有させた液晶ポリエステル組成物として使用されており、例えば特許文献1には、非円形の断面形状を有するガラス繊維を配合した液晶ポリエステル組成物が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2008-013703号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、従来の液晶ポリエステル組成物は、高温環境下で成形品表面から微量のガスが発生するという課題があった。
【0006】
本開示の目的は、高温環境下でのガス(特に高沸点成分)の発生が抑制された成形品を形成可能な液晶ポリエステルを含むペレットを提供することにある。本開示の他の目的は、該ペレットの製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示は、例えば以下を提供する。
[1]
液晶ポリエステルと、繊維状フィラー(A)と、を含むペレットであって、
前記繊維状フィラー(A)の含有割合C
1
に対する、前記ペレットの押出方向に垂直な断面において観察される前記繊維状フィラー(A)由来のスポットの単位面積当たりの個数N
1
(/mm
2
)の比(N
1
/C
1
)が、3500以上20000以下である、ペレット。
[2]
前記繊維状フィラー(A)の含有割合C
1
が、0.05以上0.40以下である、[1]に記載のペレット。
[3]
前記スポットの円相当径の平均値が、9μm以上13μm以下である、[1]又は[2]に記載のペレット。
[4]
前記繊維状フィラー(A)がガラス繊維を含む、[1]~[3]のいずれか一つに記載のペレット。
[5]
前記液晶ポリエステルが、芳香族ヒドロキシカルボン酸に由来する単量体単位を含有する、[1]~[4]のいずれか一つに記載のペレット。
[6]
前記単量体単位の含有量が、前記液晶ポリエステルを構成する全単量体単位の合計に対して、50モル%以上である、[5]に記載のペレット。
[7]
液晶ポリエステルと繊維状フィラーとの溶融混練及び成形により、ペレットを得る工程を含み、
前記工程が、前記ペレット中の繊維状フィラー(A)の含有量割合C
1
に対する、前記ペレットの押出方向に垂直な断面において観察される前記繊維状フィラー(A)由来のスポットの単位面積当たりの個数N
1
(/mm
2
)の比(N
1
/C
1
)が、3500以上20000以下となるように、前記溶融混練及び前記成形を行う工程である、
ペレットの製造方法。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、高温環境下でのガス(特に高沸点成分)の発生が抑制された成形品を形成可能な液晶ポリエステルを含むペレットを提供することができる。また、本開示によれば、該ペレットの製造方法を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の好適な実施形態について詳細に説明する。
【0010】
本実施形態のペレット(以下、単に「ペレット」ともいう。)は、液晶ポリエステルと繊維状フィラー(A)とを含む。本実施形態において、繊維状フィラー(A)の含有割合C
1
に対する、ペレットの押出方向に垂直な断面において観察される繊維状フィラー(A)由来のスポットの単位面積当たりの個数N
1
(/mm
2
)の比(N
1
/C
1
)は、3500以上20000以下である。
なお、本明細書中、繊維状フィラー(A)の含有割合C
1
は、ペレットの全質量に対する、繊維状フィラー(A)の全質量の比ということができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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