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公開番号
2024172212
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-12
出願番号
2023089776
出願日
2023-05-31
発明の名称
液晶ポリエステル組成物及びその製造方法
出願人
住友化学株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
C08L
67/04 20060101AFI20241205BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】高温環境下でのガス(特に高沸点成分)の発生が抑制された成形品を形成可能な液晶ポリエステル組成物を提供すること。
【解決手段】液晶ポリエステルと、繊維状フィラー(A)と、を含み、前記繊維状フィラー(A)に占める、繊維長が50μm以下の繊維状フィラー(A-1)の割合が、0.5質量%以下である、液晶ポリエステル組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
液晶ポリエステルと、繊維状フィラー(A)と、を含み、
前記繊維状フィラー(A)に占める、繊維長が50μm以下の繊維状フィラー(A-1)の割合が、0.5質量%以下である、
液晶ポリエステル組成物。
続きを表示(約 590 文字)
【請求項2】
前記繊維状フィラー(A)に占める、繊維長が10μm以上75μm以下の繊維状フィラー(A-2)の割合が、2.0質量%以下である、請求項1に記載の液晶ポリエステル組成物。
【請求項3】
前記繊維状フィラー(A)がガラス繊維を含む、請求項1に記載の液晶ポリエステル組成物。
【請求項4】
前記繊維状フィラー(A)の含有量が、5質量%以上40質量%以下である、請求項1に記載の液晶ポリエステル組成物。
【請求項5】
前記液晶ポリエステルが、芳香族ヒドロキシカルボン酸に由来する単量体単位を含有する、請求項1に記載の液晶ポリエステル組成物。
【請求項6】
前記単量体単位の含有量が、前記液晶ポリエステルを構成する全単量体単位の合計に対して、50モル%以上である、請求項5に記載の液晶ポリエステル組成物。
【請求項7】
液晶ポリエステルと繊維状フィラーとを混合して、液晶ポリエステル組成物を得る混合工程を含み、
前記混合工程が、前記液晶ポリエステル組成物中の繊維状フィラー(A)に占める、繊維長が50μm以下の繊維状フィラー(A-1)の割合が0.5質量%以下となるように、前記液晶ポリエステルと前記繊維状フィラーとを混合する工程である、
液晶ポリエステル組成物の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、液晶ポリエステル組成物及びその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
液晶ポリエステルは、流動性、耐熱性及び寸法精度が高いことから、各種用途に使用されている。
【0003】
液晶ポリエステルは、通常、用途に応じた要求特性を満たすために、充填材等を含有させた液晶ポリエステル組成物として使用されており、例えば特許文献1には、非円形の断面形状を有するガラス繊維を配合した液晶ポリエステル組成物が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2008-013703号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、従来の液晶ポリエステル組成物は、高温環境下で成形品表面から微量のガスが発生するという課題があった。
【0006】
本開示の目的は、高温環境下でのガス(特に高沸点成分)の発生が抑制された成形品を形成可能な液晶ポリエステル組成物を提供することにある。本開示の他の目的は、該液晶ポリエステル組成物の製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示は、例えば以下を提供する。
[1]
液晶ポリエステルと、繊維状フィラー(A)と、を含み、
前記繊維状フィラー(A)に占める、繊維長が50μm以下の繊維状フィラー(A-1)の割合が、0.5質量%以下である、
液晶ポリエステル組成物。
[2]
前記繊維状フィラー(A)に占める、繊維長が10μm以上75μm以下の繊維状フィラー(A-2)の割合が、0質量%以上1質量%以下である、[1]に記載の液晶ポリエステル組成物。
[3]
前記繊維状フィラー(A)がガラス繊維を含む、[1]又は[2]に記載の液晶ポリエステル組成物。
[4]
前記繊維状フィラー(A)の含有量が、5質量%以上35質量%以下である、[1]~[3]のいずれか一つに記載の液晶ポリエステル組成物。
[5]
前記液晶ポリエステルが、芳香族ヒドロキシカルボン酸に由来する単量体単位を含有する、[1]~[4]のいずれか一つに記載の液晶ポリエステル組成物。
[6]
前記単量体単位の含有量が、前記液晶ポリエステルを構成する全単量体単位の合計に対して、50モル%以上である、[5]に記載の液晶ポリエステル組成物。
[7]
液晶ポリエステルと繊維状フィラーとを混合して、液晶ポリエステル組成物を得る混合工程を含み、
前記混合工程が、前記液晶ポリエステル組成物中の繊維状フィラー(A)に占める、繊維長が50μm以下の繊維状フィラー(A-1)の割合が0.5質量%以下となるように、前記液晶ポリエステルと前記繊維状フィラーとを混合する工程である、
液晶ポリエステル組成物の製造方法。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、高温環境下でのガス(特に高沸点成分)の発生が抑制された成形品を形成可能な液晶ポリエステル組成物を提供することができる。また、本開示によれば、該液晶ポリエステル組成物の製造方法を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の好適な一実施形態について詳細に説明する。
【0010】
本実施形態の液晶ポリエステル組成物(以下、単に「液晶ポリエステル組成物」ともいう。)は、液晶ポリエステルと繊維状フィラー(繊維状フィラー(A))とを含む。繊維状フィラー(A)に占める繊維長50μm以下の繊維状フィラー(A-1)の割合は、0.5質量%以下である。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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