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公開番号2024164509
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-27
出願番号2023080039
出願日2023-05-15
発明の名称電線束の端末接続構造
出願人矢崎総業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H02G 15/04 20060101AFI20241120BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】多数の電線からなる電線束の端末を互いに電気的に接続する場合でも、部品数及び作業数を抑えることができる電線束の端末接続構造を提供する。
【解決手段】電線束の端末接続構造1は、導体部10、収容部20a、20b、保護部材30、及び電線束50を備える。収容部20a、20bは、導電性を有しており、導体部10に接合される。保護部材30は、導体部10及び収容部20a、20bを収容する。保護部材30の長手方向LDに垂直な断面視において、導体部10の周囲に収容部20a、20bが設けられている。収容部20a、20bの各々には、電線束50の端末の一部を構成する複数の電線の芯線が収容されている。収容部20a、20bの各々において、複数の電線の芯線は、互いに電気的に接続されている。収容部20a、20bの各々は、複数の電線の芯線と電気的に接続されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
導体部と、
前記導体部に接合された、導電性を有する複数の収容部と、
前記複数の収容部に収容された端末を有する電線束と、
前記導体部と、前記電線束の端末を収容した前記複数の収容部とを収容し、絶縁性を有する有底筒状の保護部材と、
を備え、
前記保護部材の長手方向に垂直な断面視において、前記導体部の周囲に、前記複数の収容部が設けられており、
各収容部には、前記電線束の端末の一部を構成する複数の電線の芯線が収容されており、
各収容部において、前記複数の電線の芯線は、互いに電気的に接続されており、
各収容部は、前記複数の電線の芯線と電気的に接続されている、電線束の端末接続構造。
続きを表示(約 330 文字)【請求項2】
前記保護部材の長手方向において、前記複数の収容部は同じ位置に設けられている、請求項1に記載の電線束の端末接続構造。
【請求項3】
前記保護部材の長手方向において、前記複数の収容部の各々は、少なくとも1つの他の収容部と異なる位置に設けられている、請求項1に記載の電線束の端末接続構造。
【請求項4】
前記保護部材の長手方向に垂直な断面視において、前記導体部は円形に形成されている、請求項1~3の何れか一項に記載の電線束の端末接続構造。
【請求項5】
前記保護部材の長手方向に垂直な断面視において、前記導体部は多角形状に形成されている、請求項1~3の何れか一項に記載の電線束の端末接続構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電線束の端末接続構造に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ワイヤーハーネスの幹線から分岐された電線束の端末を一括してアース接続又は電源接続する場合、電線束の端末の絶縁被覆から露出された複数の芯線を互いに電気的に接続して端末接続部を形成する作業が行われている。
【0003】
特許文献1には、端末接続部を絶縁保護部材で覆う構成が開示されている。このような構成により、端末接続部の保護及び絶縁を図ることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-038002号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
一般的に、互いに電気的に接続される芯線の数が増えるにつれて、端末接続部の抵抗値が上がることが知られている。このため、端末接続部を形成する芯線の数に上限値を設けて、端末接続部の抵抗値の増加を抑えている。
【0006】
多数の電線からなる電線束の端末を一括してアース接続又は電源接続する場合、端末接続部を形成する芯線の数が上限値を超える場合がある。この場合、上限値より少ない数の芯線と、ジョイントコネクタに接続した1本のジャンパー線の芯線とを電気的に接続した端末接続部を複数形成する。これにより、ジョイントコネクタを介して、複数の端末接続部を接続させて、多数の電線からなる電線束の端末を一括してアース接続又は電源接続することができる。
【0007】
しかしながら、この場合、ジョイントコネクタに複数本のジャンパー線を接続して、上限値より少ない数の芯線と、ジョイントコネクタに接続した1本のジャンパー線の芯線とを電気的に接続した端末接続部を複数形成する作業が必要になる。このため、部品数及び作業数が増加するという問題があった。
【0008】
本発明は、このような従来技術が有する課題に鑑みてなされたものである。そして本発明の目的は、多数の電線からなる電線束の端末を互いに電気的に接続する場合でも、部品数及び作業数を抑えることができる電線束の端末接続構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の態様に係る電線束の端末接続構造は、導体部と、前記導体部に接合された、導電性を有する複数の収容部と、前記複数の収容部に収容された端末を有する電線束と、前記導体部と、前記電線束の端末を収容した前記複数の収容部とを収容し、絶縁性を有する有底筒状の保護部材と、を備え、前記保護部材の長手方向に垂直な断面視において、前記導体部の周囲に、前記複数の収容部が設けられており、各収容部には、前記電線束の端末の一部を構成する複数の電線の芯線が収容されており、各収容部において、前記複数の電線の芯線は、互いに電気的に接続されており、各収容部は、前記複数の電線の芯線と電気的に接続されている。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、多数の電線からなる電線束の端末を互いに電気的に接続する場合でも、部品数及び作業数を抑えることができる電線束の端末接続構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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