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公開番号
2024163181
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-21
出願番号
2024150505,2023082507
出願日
2024-09-02,2013-07-26
発明の名称
発光素子、発光装置、電子機器及び照明装置
出願人
株式会社半導体エネルギー研究所
代理人
主分類
H10K
50/12 20230101AFI20241114BHJP()
要約
【課題】耐熱性に優れ、発光効率の高い発光素子を提供する。また、このような発光素子
に用いることができる、新規の複素環化合物を提供する。
【解決手段】一対の電極間に、1つのピリミジン環および1つの正孔輸送性骨格を有する
環を含む第1の有機化合物と、芳香族アミンである第2の有機化合物と、三重項励起エネ
ルギーを発光に変える発光性物質と、を含む層を有することを特徴とする発光素子である
。また、1つのピリミジン環および1つの正孔輸送性骨格を有する環を含む第1の有機化
合物と、芳香族アミンである第2の有機化合物は、励起錯体を形成する組み合わせである
ことを特徴とする。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
一対の電極の間に発光層を有し、
前記発光層は、第1の有機化合物と、第2の有機化合物と、三重項励起エネルギーを発光に変える発光性物質と、を有し、
前記第1の有機化合物は、ピリミジン環を有し、且つ、ジベンゾチオフェン環、ジベンゾフラン環のいずれか一を有し、
前記第2の有機化合物は、芳香族アミンであり、
前記第1の有機化合物と前記第2の有機化合物とは励起錯体を形成する組み合わせである、発光素子。
続きを表示(約 430 文字)
【請求項2】
一対の電極の間に発光層を有し、
前記発光層は、分子量が400以上1200以下である第1の有機化合物と、第2の有機化合物と、三重項励起エネルギーを発光に変える発光性物質と、を有し、
前記第1の有機化合物は、ピリミジン環を有し、且つ、ジベンゾチオフェン環、ジベンゾフラン環のいずれか一を有し、
前記第2の有機化合物は、芳香族アミンであり、
前記第1の有機化合物と前記第2の有機化合物とは励起錯体を形成する組み合わせである、発光素子。
【請求項3】
請求項1または請求項2において、
前記一対の電極の少なくとも一方は酸化物を有する、発光素子。
【請求項4】
請求項1乃至請求項3のいずれか一に記載の発光素子を用いた発光装置。
【請求項5】
請求項4に記載の発光装置を用いた電子機器。
【請求項6】
請求項4に記載の発光装置を用いた照明装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、発光素子、発光装置、電子機器、照明装置及び複素環化合物に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、エレクトロルミネッセンス(EL:Electro Luminescence
)を利用した発光素子の研究開発が盛んに行われている。これら発光素子の基本的な構成
は、一対の電極間に発光物質を含む層を挟んだものである。この素子に電圧を印加するこ
とにより、発光物質からの発光を得ることができる。
【0003】
このような発光素子は自発光型であるため、液晶ディスプレイに比べ画素の視認性が高
く、バックライトが不要である等の利点があり、フラットパネルディスプレイ素子として
好適であると考えられている。また、このような発光素子は、薄型軽量に作製できること
も大きな利点である。さらに非常に応答速度が速いことも特徴の一つである。
【0004】
そして、これらの発光素子は膜状に形成することが可能であるため、面状の発光を得る
ことができる。よって、面状の発光を利用した大面積の素子が容易に形成できる。このこ
とは、白熱電球やLEDに代表される点光源、あるいは蛍光灯に代表される線光源では得
難い特色であるため、照明等に応用できる面光源としての利用価値も高い。
【0005】
そのエレクトロルミネッセンスを利用した発光素子は、発光物質が有機化合物であるか
、無機化合物であるかによって大別できる。発光物質に有機化合物を用い、一対の電極間
に当該有機化合物を含む層を設けた有機EL素子の場合、発光素子に電圧を印加すること
により、陰極から電子が、陽極から正孔(ホール)がそれぞれ発光性の有機化合物を含む
層に注入され、電流が流れる。そして、注入した電子及び正孔が発光性の有機化合物を励
起状態に至らしめ、励起された発光性の有機化合物から発光を得るものである。
【0006】
有機化合物が形成する励起状態の種類としては、一重項励起状態と三重項励起状態が可
能であり、一重項励起状態(S
*
)からの発光が蛍光、三重項励起状態(T
*
)からの発
光が燐光と呼ばれている。また、発光素子におけるその統計的な生成比率は、S
*
:T
*
=1:3であると考えられている。
【0007】
一重項励起状態を発光に変換する化合物(以下、蛍光性化合物と称す)では室温におい
て、三重項励起状態からの発光(燐光)は観測されず、一重項励起状態からの発光(蛍光
)のみが観測される。したがって、蛍光性化合物を用いた発光素子における内部量子効率
(注入したキャリアに対して発生するフォトンの割合)の理論的限界は、S
*
:T
*
=1
:3であることを根拠に25%とされている。
【0008】
一方、三重項励起状態を発光に変換する化合物(以下、燐光性化合物と称す)を用いれ
ば、三重項励起状態からの発光(燐光)が観測される。また、燐光性化合物は項間交差(
一重項励起状態から三重項励起状態へ移ること)が起こりやすいため、内部量子効率は7
5~100%まで理論上は可能となる。つまり、蛍光性化合物に比べて3~4倍の発光効
率が可能となる。このような理由から、高効率な発光素子を実現するために、燐光性化合
物を用いた発光素子の開発が近年盛んに行われている。
【0009】
上述した燐光性化合物を用いて発光素子の発光層を形成する場合、燐光性化合物の濃度
消光や三重項-三重項消滅による消光を抑制するために、他の化合物からなるマトリクス
中に該燐光性化合物が分散するようにして形成することが多い。この時、マトリクスとな
る化合物はホスト材料、燐光性化合物のようにマトリクス中に分散される化合物はゲスト
材料と呼ばれる。
【0010】
燐光性化合物をゲスト材料とする場合、ホスト材料に必要とされる性質は、該燐光性化
合物よりも大きな三重項励起エネルギー(基底状態と三重項励起状態とのエネルギー差)
を有することである。
(【0011】以降は省略されています)
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