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公開番号
2024158374
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-08
出願番号
2023073526
出願日
2023-04-27
発明の名称
分級機及び粉砕機並びに分級機の製造方法
出願人
三菱重工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B02C
23/12 20060101AFI20241031BHJP(破砕,または粉砕;製粉のための穀粒の前処理)
要約
【課題】ブレードに容易に取付部を設けることを目的とする。
【解決手段】上下方向に延在する中心軸線Cを中心として回転し、径方向の外側から搬送用ガスによって導かれた粒子を、所定粒子径よりも大きい粒子と所定粒子径以下の粒子とに分級する回転式分級機16であって中心軸線Cを中心として回転する本体部70と、本体部70に支持され、上下方向に延在し、中心軸線Cを中心として周方向に沿って所定の間隔で並んで配置され、所定粒子径よりも大きい粒子を衝突面で弾く複数のブレード60と、を備え、本体部70は、各ブレード60を支持する複数のブラケットを有し、ブレード60は、ステンレス鋼で形成された基部62と、基部62の回転方向の前面を覆い基部62よりも硬度が高い材料で形成された硬化部63と、基部62の回転方向の後面に固定されブラケットに取り付けられる取付部と、を有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
上下方向に延在する中心軸線を中心として回転し、径方向の外側から搬送用ガスによって導かれた粒子を、所定粒子径よりも大きい前記粒子と所定粒子径以下の前記粒子とに分級する分級機であって、
前記中心軸線を中心として回転する本体部と、
前記本体部に支持され、上下方向に延在し、前記中心軸線を中心として周方向に沿って所定の間隔で並んで配置され、所定粒子径よりも大きい前記粒子を衝突面で弾く複数のブレードと、を備え、
前記本体部は、各前記ブレードを支持する複数のブラケットを有し、
前記ブレードは、ステンレス鋼で形成された基部と、前記基部の回転方向の前面を覆い前記基部よりも硬度が高い材料で形成された硬化部と、前記基部の前記回転方向の後面に固定され前記ブラケットに取り付けられる取付部と、を有する分級機。
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【請求項2】
前記ブラケットは、貫通孔が形成され、
前記取付部は、一端部が前記基部の前記後面に固定され、他端部の外面にネジが設けられ、前記貫通孔を挿通するボルト部と、前記ボルト部と螺合するナットと、を有する請求項1に記載の分級機。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の分級機を備えた粉砕機。
【請求項4】
上下方向に延在する中心軸線を中心として回転し、径方向の外側から搬送用ガスによって導かれた粒子を、所定粒子径よりも大きい前記粒子と所定粒子径以下の前記粒子とに分級する分級機の製造方法であって、
前記分級機は、前記中心軸線を中心として回転する本体部と、前記本体部に支持され、上下方向に延在し、前記中心軸線を中心として周方向に沿って所定の間隔で並んで配置され、所定粒子径よりも大きい前記粒子を衝突面で弾く複数のブレードと、を備え、前記本体部は、各前記ブレードを支持する複数のブラケットを有し、前記ブレードは、ステンレス鋼で形成された基部と、前記基部の回転方向の前面を覆い前記基部よりも硬度が高い材料で形成された硬化部と、前記基部の前記回転方向の後面に固定される取付部と、を有し、
前記ブラケットに対して前記ブレードの前記取付部を取り付ける取付工程を備える分級機の製造方法。
【請求項5】
各前記ブレードの重量を測定する工程を備え、
前記取付工程は、前記分級機を前記中心軸線方向から見た際の前記中心軸線を中心とした第1象限、第2象限、第3象限及び第4象限を規定した場合、重量の重い前記ブレードから順番に、前記第1象限、前記第3象限、前記第2象限、前記第4象限、前記第4象限、前記第2象限、前記第3象限、前記第1象限に含まれるように配置される請求項4に記載の分級機の製造方法。
【請求項6】
前記取付工程は、複数の前記ブレードを重量の順番に取り付ける請求項5に記載の分級機の製造方法。
【請求項7】
前記ブラケットに取り付けられた状態の前記ブレードの前記基部の前記前面に前記硬化部を肉盛溶接する肉盛溶接工程を備え、
前記肉盛溶接工程は、前記ブラケットにアースを設置する請求項4に記載の分級機の製造方法。
【請求項8】
前記硬化部は磁性体であり、
前記取付工程は、前記本体部に取り付けられた前記ブレードの前記硬化部に磁力で取り付けられた吊上げ部によって、他の前記ブレードを吊上げる請求項4に記載の分級機の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、分級機及び粉砕機並びに分級機の製造方法に関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、バイオマス燃料や石炭等の固体燃料は、粉砕機(ミル)で所定粒径範囲内の微粉状に粉砕して、燃焼装置へ供給される。ミルは、回転する粉砕テーブルへ投入された固体燃料を、粉砕テーブルと粉砕ローラの間に挟み込んで粉砕し、粉砕されて微粉状となった固体燃料のうち、所定粒径範囲内の微粉燃料を分級機で選別し、粉砕テーブルの外周から供給される搬送用ガス(一次空気)によって、ボイラへ搬送して燃焼装置で燃焼させている。火力発電プラントでは、ボイラで微粉燃料を燃焼して生成された燃焼ガスとの熱交換により蒸気を発生させ、該蒸気により蒸気タービンを回転駆動して、蒸気タービンに接続した発電機を回転駆動することで発電が行われる。
【0003】
粉砕機に用いられる分級機として回転式分級機が知られている。回転式分級機は、粉砕機の上部に設置されていて、回転する複数のブレードを有している。気流搬送されてきた微粉粒子を回転するブレードに衝突させることで、微粉粒子に遠心力を与え、遠心力が向心力に勝る粗粒(粒径の大きい微粉粒子)は分級機外部へ弾き、向心力が遠心力に勝る微粒(粒径の小さい微粉粒子)は分級機内部へ通過させる。回転式分級機は、このようにして微粉粒子の分級を行うものである。ブレードは、微粉粒子が衝突するため摩耗し易い。このため、ブレードの前面(微粉粒子が主に衝突する面)に高硬度の高い材料で覆うことがある(例えば、特許文献1)。
【0004】
特許文献1には、ブレードの衝突面の全面が耐摩耗性を有する高硬度の材料で形成された硬化肉盛部によって覆われている回転式分級機が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2022-156405号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
高硬度の材料は、耐摩耗性が高い反面、加工し難い。このため、ブレードの衝突面に耐摩耗性の高い高硬度の材料を設けた場合には、ブレードが加工し難くなる可能性があった。特許文献1では、この点について考慮されていない。このため、特許文献1に記載の回転式分級機では、例えば、ブレードを回転式分級機に取り付けるための取付部をブレードに対して設ける場合に、取付部が設置し難くなる可能性があった。
【0007】
本開示は、このような事情に鑑みてなされたものであって、ブレードに容易に取付部を設けることができる分級機及び粉砕機並びに分級機の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本開示の分級機及び粉砕機並びに分級機の製造方法は以下の手段を採用する。
本開示の一態様に係る分級機は、上下方向に延在する中心軸線を中心として回転し、径方向の外側から搬送用ガスによって導かれた粒子を、所定粒子径よりも大きい前記粒子と所定粒子径以下の前記粒子とに分級する分級機であって、前記中心軸線を中心として回転する本体部と、前記本体部に支持され、上下方向に延在し、前記中心軸線を中心として周方向に沿って所定の間隔で並んで配置され、所定粒子径よりも大きい前記粒子を衝突面で弾く複数のブレードと、を備え、前記本体部は、各前記ブレードを支持する複数のブラケットを有し、前記ブレードは、ステンレス鋼で形成された基部と、前記基部の回転方向の前面を覆い前記基部よりも硬度が高い材料で形成された硬化部と、前記基部の前記回転方向の後面に固定され前記ブラケットに取り付けられる取付部と、を有する。
【0009】
本開示の一態様に係る分級機の製造方法は、上下方向に延在する中心軸線を中心として回転し、径方向の外側から搬送用ガスによって導かれた粒子を、所定粒子径よりも大きい前記粒子と所定粒子径以下の前記粒子とに分級する分級機の製造方法であって、前記分級機は、前記中心軸線を中心として回転する本体部と、前記本体部に支持され、上下方向に延在し、前記中心軸線を中心として周方向に沿って所定の間隔で並んで配置され、所定粒子径よりも大きい前記粒子を衝突面で弾く複数のブレードと、を備え、前記本体部は、各前記ブレードを支持する複数のブラケットを有し、前記ブレードは、ステンレス鋼で形成された基部と、前記基部の回転方向の前面を覆い前記基部よりも硬度が高い材料で形成された硬化部と、前記基部の前記回転方向の後面に固定される取付部と、を有し、前記ブラケットに対して前記ブレードの前記取付部を取り付ける取付工程を備える。
【発明の効果】
【0010】
本開示によれば、ブレードに容易に取付部を設けることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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