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公開番号2024139541
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-09
出願番号2023050526
出願日2023-03-27
発明の名称ジョークラッシャ
出願人ウエダ産業株式会社
代理人個人
主分類B02C 1/02 20060101AFI20241002BHJP(破砕,または粉砕;製粉のための穀粒の前処理)
要約【課題】アップスラストタイプのジョークラッシャについて、ジョー動歯の動きを考慮して、ジョー固定歯とジョー動歯により形成される噛み角を拡大したジョークラッシャを実現する。
【解決手段】ジョークラッシャは、ジョー固定歯20と、ジョー固定歯20に対面するように配置されたジョー動歯30とを備え、ジョー動歯30の下部がアップスラストタイプの反力受け機構によって支持されており、ジョー固定歯20とジョー動歯30により形成される破砕室25を側方から見た場合に、破砕室25の入口が最も広がった状態で、所定寸法の球体Bを挟む時に、球体Bとジョー固定歯20との接点における球体Bの第1接線T1と、球体Bとジョー動歯30との接点における球体Bの第2接線T2とのなす角度θ1は、39°以上45°以下である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ジョー固定歯と、前記ジョー固定歯に対面するように配置されたジョー動歯とを備え、
前記ジョー動歯の下部がアップスラストタイプの反力受け機構によって支持されたジョークラッシャであって、
前記ジョー固定歯と前記ジョー動歯により形成される破砕室の側方から見た場合に、前記破砕室の入口が最も広がった状態で、所定寸法の球体を挟む時に、前記球体と前記ジョー固定歯との接点における前記球体の第1接線と、前記球体と前記ジョー動歯との接点における前記球体の第2接線とのなす角度は、39°以上45°以下である、ジョークラッシャ。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
当該ジョークラッシャは、バケットを有するバケット型のジョークラッシャであって、
前記バケットの一対の側板にそれぞれ固定された一対の固定軸受と、
前記ジョー動歯が取り付けられ、且つ、前記一対の固定軸受に回転自在に支持されて自らの回転に伴って前記ジョー動歯を揺動させる偏心主軸とを備え、
前記側板には、前記偏心主軸を挿通させる挿通孔と、前記偏心主軸を前記挿通孔へ導入するための切り欠きと、前記切り欠きを塞ぐように前記側板に取り付けられる封鎖部とが設けられている、請求項1に記載のジョークラッシャ。
【請求項3】
当該ジョークラッシャは、バケットを有するバケット型のジョークラッシャであって、
前記バケットの一対の側板にそれぞれ固定された一対の固定軸受と、
前記ジョー動歯が取り付けられ、且つ、前記一対の固定軸受に回転自在に支持されて自らの回転に伴って前記ジョー動歯を揺動させる偏心主軸とを備え、
前記固定軸受のハウジングは、軸受本体を収容する筒状部と、前記筒状部の外周面から前記偏心主軸の径方向外側に延出するフランジと、前記フランジの先端側から前記偏心主軸の軸方向に突出する円弧状凸部とを有し、
前記側板には、前記円弧状凸部が嵌合する円弧状凹部が形成された保持部材が設けられている、請求項1に記載のジョークラッシャ。
【請求項4】
前記偏心主軸における中央部側を内側、各端部側を外側とした場合に、
前記固定軸受は、外側ほど外径が窄まる外周面を有するアダプタースリーブと、外側ほど内径が窄まる内周面を有する軸受本体と、前記アダプタースリーブを外側に移動させるためのナットとを有し、
前記偏心主軸から前記固定軸受を取り外す際に、前記アダプタースリーブを内側に叩き出すことが可能に構成されている、請求項3に記載のジョークラッシャ。
【請求項5】
前記ジョー動歯の背面側に固定されて、トッグルプレートの一端部を受けるシート面を有する可動側トッグルシートと、
前記トッグルプレートの他端部を受けるシート面を有する固定側トッグルシートをさらに備え、
前記ジョー動歯の背面側には、前記可動側トッグルシートが複数設けられ、
前記複数の可動側トッグルシートは、各シート面から、前記固定側トッグルシートのシート面までの距離が互いに異なる、請求項1に記載のジョークラッシャ。
【請求項6】
前記バケットの入口側には、被破砕物の入口幅が前記ジョー動歯の幅よりも大きいホッパー部が設けられている、請求項1に記載のジョークラッシャ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ジョー固定歯とジョー動歯を備えたジョークラッシャ等に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、石材などの破砕に使用されるジョークラッシャが知られている。
【0003】
特許文献1には、バケット型ジョークラッシャが記載されている。このジョークラッシャは、ジョー固定歯と、ジョー動歯と、荷重受け部を介してジョー動歯の下部を支持するトッグルプレートとを備えている。トッグルプレートは、ジョー動歯に直交する面よりも偏心主軸側へ上り勾配に取り付けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第5300230号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、反力受け機構がアップスラストタイプのジョークラッシャについて、従来のものは、ジョー固定歯とジョー動歯により形成される噛み角が、それほど広くはない。そのため、比較的大きな被破砕物(以下「大型被破砕物」という。)を破砕する場合は、ジョークラッシャ以外の機械で大型被破砕物を一次破砕した後にジョークラッシャで二次破砕するという2段階の破砕を行うか、或いは、大形のジョークラッシャを準備することが必要であった。それに対し、本願発明者は、アップスラストタイプでは、ジョー動歯が、上方から下方に向かって被破砕物をジョー固定歯に押し付けるようにして動くため、上述の噛み角を従来より拡大できると考えた。
【0006】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、アップスラストタイプのジョークラッシャについて、ジョー動歯の動きを考慮して、ジョー固定歯とジョー動歯により形成される噛み角を拡大したジョークラッシャを実現することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述の課題を解決するべく、第1の発明は、ジョー固定歯と、ジョー固定歯に対面するように配置されたジョー動歯とを備え、ジョー動歯の下部がアップスラストタイプの反力受け機構によって支持されたジョークラッシャであって、ジョー固定歯とジョー動歯により形成される破砕室の側方から見た場合に、破砕室の入口が最も広がった状態で、所定寸法の球体を挟む時に、球体とジョー固定歯との接点における球体の第1接線と、球体とジョー動歯との接点における球体の第2接線とのなす角度は、39°以上45°以下である、ジョークラッシャである。
【0008】
第2の発明は、第1の発明において、ジョークラッシャは、バケットを有するバケット型のジョークラッシャであって、バケットの一対の側板にそれぞれ固定された一対の固定軸受と、ジョー動歯が取り付けられ、且つ、一対の固定軸受に回転自在に支持されて自らの回転に伴ってジョー動歯を揺動させる偏心主軸とを備え、側板には、偏心主軸を挿通させる挿通孔と、偏心主軸を挿通孔へ導入するための切り欠きと、切り欠きを塞ぐように側板に取り付けられる封鎖部とが設けられている。
【0009】
第3の発明は、第1の発明において、ジョークラッシャは、バケットを有するバケット型のジョークラッシャであって、バケットの一対の側板にそれぞれ固定された一対の固定軸受と、ジョー動歯が取り付けられ、且つ、一対の固定軸受に回転自在に支持されて自らの回転に伴ってジョー動歯を揺動させる偏心主軸とを備え、固定軸受のハウジングは、軸受本体を収容する筒状部と、筒状部の外周面から偏心主軸の径方向外側に延出するフランジと、フランジの先端側から偏心主軸の軸方向に突出する円弧状凸部とを有し、側板には、円弧状凸部が嵌合する円弧状凹部が形成された保持部材が設けられている。
【0010】
第4の発明は、第3の発明において、偏心主軸における中央部側を内側、各端部側を外側とした場合に、固定軸受は、外側ほど外径が窄まる外周面を有するアダプタースリーブと、外側ほど内径が窄まる内周面を有する軸受本体と、アダプタースリーブを外側に移動させるためのナットとを有し、偏心主軸から固定軸受を取り外す際に、アダプタースリーブを内側に叩き出すことが可能に構成されている。
(【0011】以降は省略されています)

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