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公開番号2024139127
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-09
出願番号2023049934
出願日2023-03-27
発明の名称破砕刃及び破砕機
出願人遠藤工業株式会社,極東開発工業株式会社
代理人弁理士法人はなぶさ特許商標事務所,弁理士法人落合特許事務所
主分類B02C 18/18 20060101AFI20241002BHJP(破砕,または粉砕;製粉のための穀粒の前処理)
要約【課題】破砕機本体に対し回転可能なロータと、破砕機本体とのうちの何れか一方又は両方に設けた台座に固定され、破砕機本体内に投入された廃棄物の破砕に用いられる破砕刃において、破砕刃全体としての耐久性を向上させる。
【解決手段】破砕機本体10に対し回転可能なロータ20と、破砕機本体10とのうちの何れか一方又は両方に設けた台座25,15に固定されて破砕機本体10内への投入廃棄物の破砕に用いられる破砕刃30が、台座25,15に固着される内部材31と、外周部に少なくとも1つの刃部32cを有し且つ内部材31の外周面を内周面が囲繞する超硬合金製の外郭刃32とを備え、それら内部材31と外郭刃32との対向周面間は緩衝材33を介して一体的に接合される。
【選択図】 図6
特許請求の範囲【請求項1】
破砕機本体(10)に対し回転可能なロータ(20)と、前記破砕機本体(10)とのうちの何れか一方又は両方に設けた台座(25,15)に固定され、前記破砕機本体(10)内に投入された廃棄物の破砕に用いられる破砕刃(30,30′)において、
前記台座(25,15)に固着される内部材(31)と、外周部に少なくとも1つの刃部(32c)を有し且つ前記内部材(31)の外周面を内周面が囲繞する超硬合金製の外郭刃(32)とを備え、
それら内部材(31)と外郭刃(32)との対向周面間は緩衝材(33)を介して一体的に接合されることを特徴とする破砕刃。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記外郭刃(32)は、外周部に複数の刃部(32c)を有する多角形状に形成され、各々の刃部(32c)を他の刃部(32c)と変更して使用できるように、前記台座(25,15)に対し前記破砕刃(30,30′)が取付角度を変更可能に取付けられることを特徴とする、請求項1に記載の破砕刃。
【請求項3】
正,逆転可能な前記ロータ(20)に設けた台座(25)に固定される、請求項1又は2に記載の破砕刃(30)であって、
前記外郭刃(32)は、前記刃部(32c)の先端面(f1)と、同刃部(32c)の、前記ロータ(20)の逆転方向前側の端面(f2)とが交差する隅部に面取り部(32ca)が形成されることを特徴とする破砕刃。
【請求項4】
前記内部材(31)は、前記外郭刃(32)と比べ低硬度の金属材で構成されることを特徴とする、請求項1又は2に記載の破砕刃。
【請求項5】
前記内部材(31)及び前記外郭刃(32)の相互の嵌合面には、その嵌合方向一方側に係合する凹凸係合部(3s)が形成されることを特徴とする、請求項1又は2に記載の破砕刃。
【請求項6】
前記内部材(31)は前記台座(25,15)にボルト(27,17)で結合され、前記内部材(31)及び前記外郭刃(32)の相互の嵌合面には、前記ボルト(27,17)の締付力を受け止め可能な凹凸係合部(3s)が形成されることを特徴とする、請求項1又は2に記載の破砕刃。
【請求項7】
前記破砕機本体(10)に設けた前記台座(15)に固定される、請求項1又は2に記載の破砕刃(30′)であって、
前記内部材(31)が、前記破砕機本体(10)に設けた前記台座(15)にボルト(17)で結合され、前記外郭刃(32)の一部ならびに前記ボルト(17)及び前記内部材(31)の各外端部が、前記破砕機本体(10)に固定した板部材(14)で覆われることを特徴とする破砕刃。
【請求項8】
請求項1又は2に記載の破砕刃(30)が、前記ロータ(20)に設けた前記台座(25)に固定される一方、前記内部材(31)及び前記緩衝材(33)を有しない一体物の固定刃(30″)が、前記破砕機本体(10)に設けた前記台座(15)にボルト(17)で結合され、前記破砕刃(30)及び前記固定刃(30″)相互が協働して廃棄物の破砕機能を発揮可能な破砕機であって、
前記固定刃(30″)の一部及び前記ボルト(17)の外端部が、前記破砕機本体(10)に固定した板部材(14)で覆われることを特徴とする破砕機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、破砕刃、特に破砕機本体に対し回転可能なロータと、破砕機本体とのうちの何れか一方又は両方に設けた台座に固定され、破砕機本体内に投入された廃棄物の破砕に用いられる破砕刃、並びにそれを用いた破砕機に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
上記破砕機は、例えば特許文献1に開示されるように従来公知であり、この公知のものでは、破砕刃としての回転刃1が、鋼製ブロック体よりなる回転刃本体11と、その回転刃本体11にロウ付けした超硬合金製の刃体12とで構成される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-244956号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の回転刃1は、鋼製ブロック体よりなる回転刃本体11の前後端面の外周縁部にのみ、その外周縁に沿って延びる細長い帯板状の超硬合金製刃体12をロー付けする構造である。このため、回転刃本体11には、刃体12で被覆されない露出面が広範囲に存在する上、ロー付け部の外端が刃体12の側縁に沿って長く露出し、それらの露出部が破砕処理時に被破砕物と衝撃的に接触する可能性がある。そのため、上記接触に因り回転刃本体11の露出面に割れや摩耗が生じ易くなる上、刃体12のロー付け部の露出端が損傷し易くなってロウ付け部の一部が剥離する等の問題がある。
【0005】
本発明は、上記に鑑み提案されたもので、従来構造の問題を解決可能とした破砕刃及び破砕機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記目的を達成するために、本発明は、破砕機本体に対し回転可能なロータと、前記破砕機本体とのうちの何れか一方又は両方に設けた台座に固定され、前記破砕機本体内に投入された廃棄物の破砕に用いられる破砕刃において、前記台座に固着される内部材と、外周部に少なくとも1つの刃部を有し且つ前記内部材の外周面を内周面が囲繞する超硬合金製の外郭刃とを備え、それら内部材と外郭刃との対向周面間は緩衝材を介して一体的に接合されることを第1の特徴とする。
【0007】
また本発明は、第1の特徴に加えて、前記外郭刃は、外周部に複数の刃部を有する多角形状に形成され、各々の刃部を他の刃部と変更して使用できるように、前記台座に対し前記破砕刃が取付角度を変更可能に取付けられることを第2の特徴とする。
【0008】
また本発明は、正,逆転可能な前記ロータに設けた台座に固定される、第1又は第2の特徴を有した破砕刃であって、前記外郭刃は、前記刃部の先端面と、同刃部の、前記ロータの逆転方向前側の端面とが交差する隅部に面取り部が形成されることを第3の特徴としている。
【0009】
また本発明は、第1又は第2の特徴に加えて、前記内部材は、前記外郭刃と比べ低硬度の金属材で構成されることを第4の特徴としている。
【0010】
また本発明は、第1又は第2の特徴に加えて、前記内部材及び前記外郭刃の相互の嵌合面には、その嵌合方向一方側に係合する凹凸係合部が形成されることを第5の特徴としている。
(【0011】以降は省略されています)

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