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公開番号2024139128
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-09
出願番号2023049935
出願日2023-03-27
発明の名称破砕機における投入インジケータ装置
出願人遠藤工業株式会社,極東開発工業株式会社
代理人弁理士法人はなぶさ特許商標事務所,弁理士法人落合特許事務所
主分類B02C 25/00 20060101AFI20241002BHJP(破砕,または粉砕;製粉のための穀粒の前処理)
要約【課題】外周部に破砕具を有したロータと、被破砕物を投入可能なホッパを有し且つロータを収容して回転自在に支持する破砕機本体と、ロータを回転駆動する回転駆動源とを備え、ホッパ内に投入された被破砕物をロータの回転に基づき破砕処理する破砕機において、ホッパ内の様子が把握し辛い状況であっても、破砕機の破砕処理に余裕がある状況を報知装置により、作業者がロータの回転状況に基づき簡単且つ的確に認識可能とする。
【解決手段】ロータ20の回転状況を示す少なくとも1つの数値を検出可能な第1検出手段S1と、その第1検出手段S1の検出結果から前記破砕処理の余裕度を判定可能な判定手段CUと、その判定手段CUが前記破砕処理に余裕が有ると判定したときに報知作動する報知装置60とを備える。
【選択図】 図8
特許請求の範囲【請求項1】
外周部に破砕具(30)を有したロータ(20)と、被破砕物(BM)を投入可能なホッパ(10h)を有し且つ前記ロータ(20)を収容して回転自在に支持する破砕機本体(10)と、前記ロータ(20)を回転駆動する回転駆動源(M)とを備え、前記ホッパ(10h)内に投入された被破砕物(BM)を前記ロータ(20)の回転に基づき破砕処理する破砕機において、
前記ロータ(20)の回転状況を示す少なくとも1つの数値を検出可能な第1検出手段(S1)と、その第1検出手段(S1)の検出結果から前記破砕処理の余裕度を判定可能な判定手段(CU)と、前記判定手段(CU)が前記破砕処理に余裕が有ると判定したときに報知作動する報知装置(60)とを備えることを特徴とする、破砕機における投入インジケータ装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
外周部に破砕具(30)を有したロータ(20)と、被破砕物(BM)を投入可能なホッパ(10h)を有し且つ前記ロータ(20)を収容して回転自在に支持する破砕機本体(10)と、前記ロータ(20)を回転駆動する回転駆動源(M)と、前記ロータ(20)に向かって前後進可能として前記破砕機本体(10)に設けられ、被破砕物(BM)を前記ロータ(20)側に押込み可能なプッシャ(P)と、前記プッシャ(P)を前後進駆動する前後駆動装置(CY)とを備え、前記ホッパ(10h)内に投入された被破砕物(BM)を前記ロータ(20)の回転及び前記プッシャ(P)の前後進に基づき破砕処理する破砕機において、
前記プッシャ(P)の前後進状況を示す少なくとも1つの数値を検出可能な第2検出手段(S2)と、その第2検出手段(S2)の検出結果から前記破砕処理の余裕度を判定可能な判定手段(CU)と、前記判定手段(CU)が前記破砕処理に余裕が有ると判定したときに報知作動する報知装置(60)とを備えることを特徴とする、破砕機における投入インジケータ装置。
【請求項3】
外周部に破砕具(30)を有したロータ(20)と、被破砕物(BM)を投入可能なホッパ(10h)を有し且つ前記ロータ(20)を収容して回転自在に支持する破砕機本体(10)と、前記ロータ(20)を回転駆動する回転駆動源(M)と、前記ロータ(20)に向かって前後進可能として前記破砕機本体(10)に設けられ、被破砕物(BM)を前記ロータ(20)側に押込み可能なプッシャ(P)と、前記プッシャ(P)を前後進駆動する前後駆動装置(CY)とを備え、前記ホッパ(10h)内に投入された被破砕物(BM)を前記ロータ(20)の回転及び前記プッシャ(P)の前後進に基づき破砕処理する破砕機において、
前記ロータ(20)の回転状況を示す少なくとも1つの数値を検出可能な第1検出手段(S1)と、前記プッシャ(P)の前後進状況を示す少なくとも1つの数値を検出可能な第2検出手段(S2)と、前記第1,第2検出手段(S1,S2)のうち少なくとも一方の検出手段の検出結果から前記破砕処理の余裕度を判定可能な判定手段(CU)と、前記判定手段(CU)が前記破砕処理に余裕が有ると判定したときに報知作動する報知装置(60)とを備えることを特徴とする、破砕機における投入インジケータ装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、破砕機、特に外周部に破砕具(例えば破砕刃)を有したロータと、被破砕物を投入可能なホッパを有し且つロータを収容して回転自在に支持する破砕機本体と、ロータを回転駆動する回転駆動源とを備え、ホッパ内に投入された被破砕物をロータの回転に基づき破砕処理する破砕機における投入インジケータ装置に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
上記破砕機は、例えば特許文献1に開示されるように従来公知であり、この公知のものでは、破砕具付きロータの被破砕物に対する破砕作用を補助すべく、そのロータに向かって前後進駆動可能なプッシャを有した押圧装置を破砕機本体に具備している。そして、ロータの回転負荷の増大に応じてプッシャの速度低下・停止・後退およびロータの速度低下・逆転・停止といったステップを順次実行することで、ロータ等の過負荷を抑制できるようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5089243号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1のような破砕機を大型化した場合には、作業者はホッパ内の様子が把握し辛い問題があり、また仮に把握できた場合でも、破砕作業中のホッパ内は破砕物や粉塵が舞っていて視認の妨げとなるため、ホッパ内の監視・把握を十分には行い得ず、そのため、作業者がホッパへの被破砕物の投入を、ホッパ内の状況を踏まえてタイミングよく実行できない虞れがある。例えば、破砕機の破砕処理に余裕が有るのに投入が遅過ぎたり十分では無かった場合は、破砕作業の効率低下を来たす懸念があり、一方、破砕処理に余裕が無いのに投入が早過ぎたり過度になされた場合は、ロータ等の負荷が過大となって破砕具等の破損要因となる懸念がある。
【0005】
本発明は、上記に鑑み提案されたもので、従来構造の問題を解決可能とした破砕機における投入インジケータ装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記目的を達成するために、本発明は、外周部に破砕具を有したロータと、被破砕物を投入可能なホッパを有し且つ前記ロータを収容して回転自在に支持する破砕機本体と、前記ロータを回転駆動する回転駆動源とを備え、前記ホッパ内に投入された被破砕物を前記ロータの回転に基づき破砕処理する破砕機において、前記ロータの回転状況を示す少なくとも1つの数値を検出可能な第1検出手段と、その第1検出手段の検出結果から前記破砕処理の余裕度を判定可能な判定手段と、前記判定手段が前記破砕処理に余裕が有ると判定したときに報知作動する報知装置とを備えることを第1の特徴とする。
【0007】
また前記目的を達成するために、本発明は、外周部に破砕具を有したロータと、被破砕物を投入可能なホッパを有し且つ前記ロータを収容して回転自在に支持する破砕機本体と、前記ロータを回転駆動する回転駆動源と、前記ロータに向かって前後進可能として前記破砕機本体に設けられ、被破砕物を前記ロータ側に押込み可能なプッシャと、前記プッシャを前後進駆動する前後駆動装置とを備え、前記ホッパ内に投入された被破砕物を前記ロータの回転及び前記プッシャの前後進に基づき破砕処理する破砕機において、前記プッシャの前後進状況を示す少なくとも1つの数値を検出可能な第2検出手段と、その第2検出手段の検出結果から前記破砕処理の余裕度を判定可能な判定手段と、前記判定手段が前記破砕処理に余裕が有ると判定したときに報知作動する報知装置とを備えることを第2の特徴とする。
【0008】
また前記目的を達成するために、本発明は、外周部に破砕具を有したロータと、被破砕物を投入可能なホッパを有し且つ前記ロータを収容して回転自在に支持する破砕機本体と、前記ロータを回転駆動する回転駆動源と、前記ロータに向かって前後進可能として前記破砕機本体に設けられ、被破砕物を前記ロータ側に押込み可能なプッシャと、前記プッシャを前後進駆動する前後駆動装置とを備え、前記ホッパ内に投入された被破砕物を前記ロータの回転及び前記プッシャの前後進に基づき破砕処理する破砕機において、前記ロータの回転状況を示す少なくとも1つの数値を検出可能な第1検出手段と、前記プッシャの前後進状況を示す少なくとも1つの数値を検出可能な第2検出手段と、前記第1,第2検出手段のうち少なくとも一方の検出手段の検出結果から前記破砕処理の余裕度を判定可能な判定手段と、前記判定手段が前記破砕処理に余裕が有ると判定したときに報知作動する報知装置とを備えることを第3の特徴とする。
【0009】
本発明において、「破砕処理の余裕度」とは、作業者がホッパへ被破砕物を投入して破砕機本体内で破砕処理を行うに当たり、破砕機本体内における未処理の被破砕物の残量が比較的少ない、破砕刃に対する被破砕物の噛込みがない又は僅かである等の理由から、通常の投入量・投入タイミングで被破砕物を投入してもロータ又はプッシャが直ちに過負荷状態とはならず破砕処理に余裕があると見做せる程度の処理状況をいう。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、破砕具付きロータの回転状況を示す少なくとも1つの数値を検出可能な第1検出手段と、その第1検出手段の検出結果からロータの回転に基づく破砕処理の余裕度を判定可能な判定手段と、その判定手段が破砕処理に余裕が有ると判定したときに報知作動する報知装置とを備えるので、この報知装置による報知により作業者は、破砕処理に余裕がある状況をロータの回転状況に基づき簡単且つ的確に認識できる。これにより、その報知を手掛かりとして、ホッパ内への被破砕物の投入作業を、ロータに過負荷を強いることなく的確なタイミングで効率よく実行できるから、ロータの過負荷に因る破砕具の破損も効果的に回避可能となる。
(【0011】以降は省略されています)

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