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公開番号2024150457
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-23
出願番号2024101887,2022184730
出願日2024-06-25,2018-07-16
発明の名称チョコレートを加工するための方法及び装置
出願人トゥルー エッセンス フーズ インコーポレイテッド
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類B02C 17/16 20060101AFI20241016BHJP(破砕,または粉砕;製粉のための穀粒の前処理)
要約【課題】カカオ製品を加工し、同時により容易な保守、より少ない移送段階、粒子選別機能の増大、及び優れた出力品質を可能にする万能モジュール式システム及び方法の提供。
【解決手段】一態様は、ベース部材と、容器容積を定める容器部材と、容器部材を通して形成された開口部と、開口部を取り囲む少なくとも1つの容器リップと、開口部を実質的に密封するために容器部材に接続された容器蓋と、モータシャフトと、モータシャフトに接続された容器容積内の少なくとも1つの混合部材と、モータシャフトに接続されたモータと、食品を粉砕して混合するための容器容積内の粉砕媒体とを含む食品を加工するためのシステムであり、モータの作動は、モータシャフトを駆動し、かつ少なくとも1つの混合部材が容器容積内で回転して粉砕媒体を撹拌するように駆動し、粉砕媒体は、第1の粉砕媒体及び第2の粉砕媒体を含む。
【選択図】図1B
特許請求の範囲【請求項1】
食品を加工するためのシステムであって、
ベース部材と、
前記ベース部材に作動的に接続されて容器容積を定める容器部材と、
前記容器容積との流体連通のために前記容器部材を通して形成された少なくとも1つの開口部と、
前記容器容積の前記少なくとも1つの開口部を取り囲む少なくとも1つの容器リップと、
前記少なくとも1つの開口部と実質的に液密のシールを形成し、当該シールを通した流体連通を防止するために前記容器部材に嵌合可能に接続可能な容器蓋と、
前記容器容積内に配置されて前記容器部材を通って延びるモータシャフトと、
前記モータシャフトに接続されて前記容器容積内に配置された少なくとも1つの混合部材と、
前記モータシャフトに作動的に接続されたモータと、
食品を粉砕して混合するために前記容器容積内に配置された粉砕媒体と、
を含み、
前記モータの作動が、前記モータシャフトの回転を駆動し、
実質的に密封された時に、前記容器部材は、少なくとも50トルまで真空気密であり、かつ
前記粉砕媒体は、
直径が実質的に1.5から3インチ(3.81から7.62cm)の間のサイズを有する第1の複数の第1の粉砕媒体と、
直径が実質的に0.75から1.5インチ(1.905から3.81cm)の間のサイズを有する第2の複数の第2の粉砕媒体と、
を含み、
それぞれの第1の粉砕媒体が、それぞれの第2の粉砕媒体セットより大きく、かつ
第2の粉砕媒体セット対第1の粉砕媒体セットの比が、少なくとも50:50である、
ことを特徴とするシステム。
続きを表示(約 2,000 文字)【請求項2】
前記蓋部材に作動的に接続された蓋ガスケットと、
前記容器部材に作動的に接続され、かつそれを通って延びるドレーンポートと、
前記容器部材に作動的に接続され、かつそれを通って延びるポート部材と、
前記容器部材に作動的に接続された傾斜部材であって、傾斜部材の駆動が該容器部材を傾ける前記傾斜部材と、
前記容器部材に作動的に接続され、かつそれと熱連通している容器ヒートシンクと、
前記容器容積とあらゆる外部環境との間の流体連通を実質的に防止するために前記モータシャフトに作動的に接続されたモータシャフトシールと、
を更に含むことを特徴とする請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
再循環吸収システム、
を更に含み、
前記再循環吸収システムは、
吸収容器と、
前記吸収容器の内側に配置されたある量の吸収性媒体と、
前記吸収容器に流体連通している前記ポート部材に接続する少なくとも1つの空気圧ラインと、
を更に含み、
前記量の吸収性媒体は、前記容器容積から実質的に全ての水分を吸収する、
ことを特徴とする請求項2に記載のシステム。
【請求項4】
a)外部環境から実質的に密封可能である粉砕機キャビティ内で予め決められた期間にわたって予め決められた温度で粉砕機を使用して食品を粉砕し、粉砕された食品を生産する段階と、
b)前記粉砕された食品を濾過する段階と、
c)前記粉砕された食品を脱気して脱気食品を生産する段階と、
d)前記脱気食品を分配する段階と、
e)前記粉砕機キャビティを洗浄する段階と、
を含むことを特徴とする単段食品生成方法。
【請求項5】
段階a)が、
f)食品及び粉砕媒体を前記粉砕機キャビティに追加する段階と、
g)約予め決められた日数にわたって食品を粉砕する段階と、
h)g)実行中に、水分を吸収する段階と、
i)g)実行中に、食品の温度を華氏90と105度(摂氏32.22と40.56度)の間に維持する段階と、
j)前記粉砕された食品が10と30ミクロンの間のサイズに達するまで粉砕加工を継続する段階と、
を更に含む、
ことを特徴とする請求項4に記載の食品生成方法。
【請求項6】
段階b)が、
k)粉砕された食物をキャビティから空にする段階と、
l)食品を50Torr(6666.12パスカル)と760Torr(10132.5パスカル)の間の圧力下でフィルタに通して真空引き食品を生産する段階と、
m)前記真空引き食品を2次容器の中に渡す段階と、
を更に含む、
ことを特徴とする請求項4に記載の食品生成方法。
【請求項7】
段階c)が、
n)粉砕食品を前記2次容器内に密封する段階と、
o)粉砕食品を1.2Torr(159.987パスカル)と25Torr(3333.06パスカル)の間の圧力下で脱気する段階と、
p)o)実行中に、粉砕食品を撹拌する段階と、
を更に含む、
ことを特徴とする請求項4に記載の食品生成方法。
【請求項8】
段階d)が、
q)2次容器を周囲圧力下に置く段階と、
r)脱気された粉砕食品を加圧する段階と、
s)脱気された粉砕食品で容器を充填する段階と、
を更に含む、
ことを特徴とする請求項4に記載の食品生成方法。
【請求項9】
段階e)が、
t)洗浄液をキャビティに追加する段階と、
u)キャビティを封入する段階と、
v)洗浄液を撹拌する段階と、
w)洗浄液を空にする段階と、
x)前記粉砕機キャビティを実質的に乾燥させる段階と、
を更に含む、
ことを特徴とする請求項4に記載の食品生成方法。
【請求項10】
容器であって、ベース部材と、該ベース部材に作動的に接続され、かつそれから延びる少なくとも1つの側面部材と、容器との流体連通を可能にするために該少なくとも1つの側面部材に隣接する少なくとも1つの開放側面とを定める前記容器と、
前記少なくとも1つの開放側面に作動的に接続するように構成された蓋部材であって、蓋部材が、外部環境から前記容器を実質的に密封して容器容積を定め、該容器が、少なくとも50Torr(6666.12パスカル)まで実質的に密封可能である前記蓋部材と、
前記容器容積から水分を吸収するために前記容器内に配置された吸収媒体と、
を含むことを特徴とする水分吸収システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
〔関連出願への相互参照〕
この出願は、引用によって本明細書にその全体が組み込まれている2018年5月25日出願の米国非仮特許出願第15/989,840号及び2017年7月20日出願の米国仮特許出願第62/534,715号の「35 U.S.C.§119(e)」の下での利益を主張するものである。
続きを表示(約 2,100 文字)【0002】
この新規技術は、食品原料調製の分野に関する。より具体的には、本発明の技術は、カカオのような食品をチョコレートに加工する技術分野におけるものである。
【背景技術】
【0003】
カカオ豆は、典型的には、いくつかの移送段階とチョコレートを粗挽きカカオ豆から最終製品に加工する個別機械とを使用して従来法で粉砕されて加工される。これらの粉砕機は、空間及び環境要件が高いことが多く、典型的に極めて複雑で保守が困難である。それらはまた、典型的に単一目的に構成され、そのために粉砕機は、全ての材料を単一粒径から第2の粒径へ加工することになり、典型的には、各回に粒径を5から10倍だけ更に縮小させる複数の反復段階を有し、通常は、高又は低剪断工程のいずれかを使用するが、負荷を選択する、変更する、又は部分的に加工する機能はない。これらの反復段階は、典型的には、反復間での並びに異なる機械への移送段階を必要とする。
【0004】
従来のチョコレート生産工程では、最初の段階は、粒径を縮小するために粉砕/精製することであり、過剰な粉砕/精製は、望ましい閾値を超えて粒径を縮小することになる。複数の粉砕段階が、典型的に連続して使用されて各々が粒径の約5から10倍の縮小を引き起こし、これらの段階は、過剰粉砕を防ぐために分離され、異なる粉砕機及び粉砕媒体を使用し、異なる粉砕機間の多くの移送段階を有する。次に、混合/均質化は、例えばFrisseコンチェ又は水平ドラム粉砕機を使用して、精製された材料を均一に分散する。混合は、遥かに長い期間が掛かり、多くの移送段階を有する異なる反復段を通ってここでもまた頻繁に移動する。
【0005】
これに加えて、現在の粉砕機はまた、食品を加熱しながらそれらを加工する。例えば、従来の粉砕機は、華氏120度から180度までチョコレートを加熱し、チョコレートを液化して精製工程中に生じた水分及び酢酸のような揮発性有機酸を追い出すのを支援するが、そうすることで同時に望ましい香料化合物を追い出し、チョコレートを焦がす(華氏120度よりも高い温度で)。すなわち、加熱は生産コストを低減するが、それはチョコレートの品質を事実上損なうものである。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
更に、これらの粉砕機/コンチェの多くは、大気に開放しており、チョコレートからの望ましい香料及び化合物、並びに潜在的な空中浮遊汚染物質のほぼ完全な拡散をもたらす。他の密封タイプ粉砕機では、嫌気性チャンバが、多くの場合に作動に使用され、チョコレートを焦がす温度を利用し、カカオを過剰粉砕し、チョコレートの品質を破壊するような方式で蒸発した湿気に対処し、かつ負荷原料に対する粉砕材料の非常に高い比率を利用する。すなわち、必要とされるのは、カカオ製品を加工し、同時により容易な保守、より少ない移送段階、粒子選別機能の増大、及び優れた出力品質を可能にする万能モジュール式システム及び方法である。
【0007】
これに加えて、生活及び作業空間の環境調整は、食品の調整を含む消費者及び産業用途の両方にとって深刻な懸念であり、製品、敏感な環境、仕事場、及び家庭を望ましい生産条件に保つために事業者及び自宅所有者に毎年多額の費用を課している。更に恐らくは、環境調整における最大の懸念は、大量の機器及びエネルギを制御下に保つために必要とする湿度管理である。
【0008】
大規模な除湿機は、典型的に大型冷却凝縮コイルの作動を必要とし、それにわたって湿った空気が次に通されて空気から水分を凝縮させて回収する。しかし、そのような除湿ユニットは、作動するのに膨大な電力量に頼り、ユニットを破損する又は効率を損なう可能性があるコイル上の暴走冷凍及び完全な機能停止という高価な修理又は製品損失を軽減するための高価な冗長性のいずれかを必要とするリスクを負っている。そのような大規模ユニットは、すなわち、決して完璧なソリューションではなく、いずれにしても小規模の必要性に簡単に縮小することができない。
【0009】
乾燥食料品のためのような小規模な除湿は、典型的には、食品(例えば、果物、野菜、種子など)に対して真空に引いて食品から水分を強制的に引き出す又は高温で焼くことに頼っている。これらの工程は水分を除去するのに迅速で有効であると考えられるが、得られる乾燥製品は、望ましい芳香族化合物及び揮発性香料化合物の無差別な乾燥工程駆動又は加熱に起因して原材料よりも遥かに劣る傾向があり、乾燥製品を淡白で元の未乾燥製品よりも遥かに望ましくない状態に残す。必要とされるのは、従って、本来の品質に悪影響を及ぼすことなくそのような製品から水分を除去する方法及びシステムである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の新規技術は、これらの必要性に対処するものである。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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