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公開番号2024125711
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-19
出願番号2023033712
出願日2023-03-06
発明の名称寝具再生処理装置及び寝具再生処理方法
出願人フロンティア株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B02C 18/18 20060101AFI20240911BHJP(破砕,または粉砕;製粉のための穀粒の前処理)
要約【課題】寝具の中材から良質な再生素材を得るのに適した寝具再生処理装置及び寝具再生処理方法を提供する。
【解決手段】
寝具再生処理装置1は、寝具の中材である被破砕物100を破砕して再生する装置であって、被破砕物100の投入口14及び被破砕物100が破砕された破砕物101の排出口15を有する破砕室10と、破砕室10内に設けられ、被破砕物100を破砕する破砕ローラ20とを備え、破砕ローラ20は、回転ロール21と、回転ロール21の外周面の周方向及び軸方向に所定の間隔で配設された複数の破砕刃23を具備する破砕刃群とを有しており、前記破砕刃群は、一定の高さを有する複数の第1の破砕刃23aと、第1の破砕刃23aよりも小さい高さを有する複数の第2の破砕刃23bとを具備している。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
寝具の中材を破砕して再生する寝具再生処理装置において、
前記中材の投入口及び前記中材が破砕された破砕物の排出口を有する破砕室と、
前記破砕室内に設けられ、前記中材を破砕する破砕ローラと
を備え、
前記破砕ローラは、回転ロールと、前記回転ロールの外周面の周方向及び軸方向に所定の間隔で配設された複数の破砕刃を具備する破砕刃群とを有しており、
前記破砕刃群は、一定の高さを有する複数の第1の破砕刃と、前記第1の破砕刃よりも小さい高さを有する複数の第2の破砕刃とを具備している、
寝具再生処理装置。
続きを表示(約 460 文字)【請求項2】
複数の前記第2の破砕刃は、前記回転ロールの軸方向に対して所定の角度傾斜した方向に配設されている、
請求項1に記載の寝具再生処理装置。
【請求項3】
複数の前記第2の破砕刃の少なくとも一部は欠落している、
請求項1又は2に記載の寝具再生処理装置。
【請求項4】
破砕ローラを用いて寝具の中材を破砕して再生する寝具再生処理方法において、
前記破砕ローラは、回転ロールと、前記回転ロールの外周面の周方向及び軸方向に所定の間隔で配設された複数の破砕刃を具備する破砕刃群とを有し、
前記破砕刃群は、一定の高さを有する複数の第1の破砕刃と、前記第1の破砕刃よりも小さい高さを有する複数の第2の破砕刃とを具備しており、
前記破砕ローラを収容する破砕室内に前記中材を投入する工程と、
前記破砕室内に投入された前記中材を、前記破砕ローラが具備する前記破砕刃群により破砕して再生する工程と
を有する、
寝具再生処理方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、寝具の中材を破砕して再生する寝具再生処理装置及び寝具再生処理方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、布団等の粗大物を破砕する粗大物破砕装置が開示されている。この粗大物破砕装置は、破砕ローラとこれに対向して設けられる固定刃を備え、その破砕ローラは、回転ローラと該回転ローラの周面に間隔をあけて列状に配置される2方向の破砕刃群で構成され、1方向の破砕刃群の間隔部に他方向の破砕刃群の破砕刃が交差角を有するとともに、各破砕刃群の破砕刃同士がその端部において軸心方向に一定のラップ代を有するように回転ロール周面に植設されている。この粗大物破砕装置によれば、被破砕物を効率良く細粒度化することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-111333号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、被破砕物が細かく破砕されると、廃棄は容易になるものの、再生素材として活用することが困難になる場合がある。特に、布団等の寝具の中材を再生してリサイクル糸を製造するような場合、被破砕物である中材を細かくしすぎると紡績が困難になるため、良質なリサイクル糸を得ることができないという問題が生じる。
【0005】
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、寝具の中材から良質な再生素材を得るのに適した寝具再生処理装置及び寝具再生処理方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するために、本発明の一の態様の寝具再生処理装置は、寝具の中材を破砕して再生する寝具再生処理装置において、前記中材の投入口及び前記中材が破砕された破砕物の排出口を有する破砕室と、前記破砕室内に設けられ、前記中材を破砕する破砕ローラとを備え、前記破砕ローラは、回転ロールと、前記回転ロールの外周面の周方向及び軸方向に所定の間隔で配設された複数の破砕刃を具備する破砕刃群とを有しており、前記破砕刃群は、一定の高さを有する複数の第1の破砕刃と、前記第1の破砕刃よりも小さい高さを有する複数の第2の破砕刃とを具備している。
【0007】
前記態様において、複数の前記第2の破砕刃は、前記回転ロールの軸方向に対して所定の角度傾斜した方向に配設されていてもよい。
【0008】
また、前記態様において、複数の前記第2の破砕刃の少なくとも一部は欠落していてもよい。
【0009】
本発明の一の態様の寝具再生処理方法は、破砕ローラを用いて寝具の中材を破砕して再生する寝具再生処理方法において、前記破砕ローラは、回転ロールと、前記回転ロールの外周面の周方向及び軸方向に所定の間隔で配設された複数の破砕刃を具備する破砕刃群とを有し、前記破砕刃群は、一定の高さを有する複数の第1の破砕刃と、前記第1の破砕刃よりも小さい高さを有する複数の第2の破砕刃とを具備しており、前記破砕ローラを収容する破砕室内に前記中材を投入する工程と、前記破砕室内に投入された前記中材を、前記破砕ローラが具備する前記破砕刃群により破砕して再生する工程とを有する。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、簡易な構成で、寝具の中材から良質な再生素材を得ることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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