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公開番号2024158134
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-08
出願番号2023073078
出願日2023-04-27
発明の名称穀物分離用具
出願人株式会社ケット科学研究所
代理人個人,個人
主分類B02B 7/00 20060101AFI20241031BHJP(破砕,または粉砕;製粉のための穀粒の前処理)
要約【課題】一般家庭の消費者が、穀物(籾)から夾雑物(籾殻)を屋内で簡単に分離すると共に、夾雑物の回収を容易かつ安価に行うことを可能とした精選技術を提供する。
【解決手段】本発明の穀物分離用具10は、夾雑物を受け入れる開口13と、受け入れた夾雑物を捕集する通気性を有する袋状容器の設置を可能とする凹状空間12を備える収集部1と、収集部に連設され、吸引装置に接続されることで収集部側の吸引を可能とする通気路21と吸引口22を備える筒状の接続部2と、収集部と接続部の間に設けられた通気可能な仕切り3とから構成されている。この穀物分離用具は、収集部に袋状容器を設置した後、接続部側より吸引をしつつ、収集部の開口を脱皮後(未だ夾雑物が混入した状態)の穀物に向けることで、重い穀物本体は残して軽い夾雑物だけを吸引して収集部に設置した袋状容器内に捕集するものとなっている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
穀物から夾雑物を取り除いて選別する精選作業を行うために用いるものであって、
前記夾雑物を受け入れる開口と、受け入れた夾雑物を捕集する通気性を有する袋状容器の設置を可能とする凹状空間を備える収集部と、
前記収集部に連設され、吸引装置に接続されることで前記収集部側の吸引を可能とする通気路と吸引口を備える筒状の接続部と、
前記収集部と前記接続部の間に設けられた通気可能な仕切りと、
から構成されていることを特徴とする穀物分離用具。
続きを表示(約 270 文字)【請求項2】
前記収集部は、前記袋状容器の開口状態を維持する保持手段を備えている、ことを特徴とする請求項1に記載の穀物分離用具。
【請求項3】
前記保持手段は、前記開口の縁部から前記接続部側へ向かう、前記開口付近に設けられた一対の切り込みにより形成される挟持爪である、ことを特徴とする請求項2に記載の穀物分離用具。
【請求項4】
前記収集部又は前記接続部は、前記収集部側から前記接続部側へ流れる空気の流量を調整する吸引風量調整手段を備えている、ことを特徴とする請求項1に記載の穀物分離用具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本願発明は、穀物から殻や皮などの夾雑物を取り除いて選別する精選(精製)作業を簡単かつ安価に行うようにした穀物分離用具に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従前より、イネの栽培時に少量の籾摺りを行う需要が存在する。例えば、教育機関ではバケツでイネを育てる活動があり、また、一般家庭では家庭菜園でイネを育てる人々がいる。更には籾貯蔵を行い、食べる直前に家庭内で籾摺りをする文化を持つ地域もある。
【0003】
上記に挙げた消費者は、様々な方法で、籾から籾殻を取り除く籾摺りを行っている。籾摺り方法の一例を具体的に説明すると、例えば、回転速度の異なる2つのゴム製ロール(以下、単に「ロール」という。)の間を籾が通り抜ける際、ロールの回転する速度差によって籾殻を摺り落とすようにしている。つまり、籾が2つのロールの間を通過するときに、籾に働く圧力とロールの回転速度の違いによるロールから受ける摩擦によって、籾から強制的に籾殻が剥かれるようになっている。
【0004】
なお、籾から籾殻を取り除く籾摺りのように、穀物から夾雑物を取り除くことは脱皮(だっぷ)とも呼ばれている。
【0005】
ところが、籾摺り(脱皮)された直後は、未だ玄米に籾殻が混入した状態となっている。そのため、消費者は籾摺りに引き続き、混入している籾殻を取り除いて玄米だけを選別し、籾殻と玄米とに分離する精選作業を行う必要がある。その対応策の多くは、風選別機構が付いた市販の籾摺り機を使用するか、扇風機などを用いて籾殻を飛ばす手法となっている(例えば、特許文献1、及び非特許文献1を参照)。
【0006】
しかしながら、籾摺り機は大型で高価であり、少量の籾摺りのために先の消費者が購入するのは些か困難である。また、籾摺り機での摺り初めは風力が乏しく、飛ばされない籾殻が玄米に混入してしまうおそれがあると共に、風で飛ばされた細かい籾殻が周囲に散らばって(散乱して)しまうこともある。一方、扇風機などを用いて籾殻を飛ばす手法の場合、広範囲に籾殻が飛ばされるため、使用が屋外に限定され易く、籾殻の回収や掃除に労力を要するものとなっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
登録実用新案第3165154号公報
【非特許文献】
【0008】
非電化工房、非電化製品カタログページ、非電化籾摺器II、[2023年4月6日検索]、インターネット<URL:http://www.hidenka.net/hidenkaseihin/momisuriki/index2.htm>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は、上記事情に鑑みて成されたものであり、一般家庭の消費者が籾などの穀物から籾殻といった夾雑物を屋内で簡単に分離することができると共に、籾殻(夾雑物)の回収が容易であり、かつ、安価に行うことを可能とした精選技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の穀物分離用具は、穀物から夾雑物を取り除いて選別する精選作業を行うために用いるものであって、前記夾雑物を受け入れる開口と、受け入れた夾雑物を捕集する通気性を有する袋状容器の設置を可能とする凹状空間を備える収集部と、前記収集部に連設され、吸引装置に接続されることで前記収集部側の吸引を可能とする通気路と吸引口を備える筒状の接続部と、前記収集部と前記接続部の間に設けられた通気可能な仕切りと、から構成されていることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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