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公開番号2024157944
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-08
出願番号2023072626
出願日2023-04-26
発明の名称粉体処理装置
出願人日本コークス工業株式会社
代理人弁護士法人クレオ国際法律特許事務所
主分類B02C 17/16 20060101AFI20241031BHJP(破砕,または粉砕;製粉のための穀粒の前処理)
要約【課題】高速撹拌運転を行う場合であっても、原料の供給や処理物の排出を安定させることができる粉体処理装置を提供する。
【解決手段】容器内で粉体を処理する粉体処理装置1である。
そして、筒状の固定容器2と、固定容器内に周方向の回転流を形成させる撹拌具3と、固定容器の容器内外を連通させる粉体の供給口4と、固定容器の容器内外を連通させる排気口5と、固定容器の容器内外を連通させる処理物の排出口6とを備えている。
ここで、供給口の端部41は、固定容器の内周面21よりも内空側に突出している。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
筒状の固定容器と、
前記固定容器内に周方向の回転流を形成させる回転流付与手段と、
前記固定容器の容器内外を連通させる粉体の供給口と、
前記固定容器の容器内外を連通させる排気口と、
前記固定容器の容器内外を連通させる処理物の排出口とを備え、
前記供給口の端部は、前記固定容器の内周面よりも内空側に突出していることを特徴とする粉体処理装置。
続きを表示(約 500 文字)【請求項2】
前記回転流付与手段は、前記固定容器の中心軸に配置される回転軸と、前記回転軸から張り出される複数の撹拌羽根とを備えていることを特徴とする請求項1に記載の粉体処理装置。
【請求項3】
前記固定容器は、中心軸が横向きとなるように配置される円筒状であって、
前記供給口は、前記固定容器の一方の端部付近に設けられるとともに、
前記排出口は、前記固定容器の他方の端部付近に設けられることを特徴とする請求項1又は2に記載の粉体処理装置。
【請求項4】
前記排気口の端部も、前記固定容器の内周面よりも内空側に突出していることを特徴とする請求項1又は2に記載の粉体処理装置。
【請求項5】
前記供給口の端部の形状は、前記回転流の回転流方向の上流側が下流側以上の突出長さになる形状であることを特徴とする請求項1又は2に記載の粉体処理装置。
【請求項6】
前記供給口とは別に、端部が前記固定容器の内周面よりも内空側に突出して容器内外を連通させる第2供給口を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の粉体処理装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、容器内で粉体を処理する粉体処理装置に関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
粉体の混合、分散、粉砕、形状制御、表面改質、コーティングなどを行う場合に、高速撹拌型のミキサや複合化機等が用いられる場合が多い(特許文献1-3参照)。そして近年、粉体の微細化が進み、ナノサイズやミクロンサイズの粉体加工が求められている。
【0003】
ここで、微粒子を加工する場合には、より強いせん断力と衝撃力が必要となるので、上述したミキサ等においても高速撹拌運転が求められるようになる。また、工業生産(大量生産)を見据えた場合、生産性や効率性の観点からバッチ式の処理よりも連続式の処理が求められることになる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第4669253号公報
特許第5492500号公報
特開2022-154846号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、連続式処理において原料の供給や処理物の排出が安定しないと、不均一な処理となってしまい、製品の品質に大きな影響を与えてしまうという問題がある。例えば撹拌羽根による粉体撹拌機器では、遠心力によって粉体が容器内面へ押しつけられながら撹拌されているため、粉体が供給口や排気口を塞いでしまい、原料を安定して投入できなくなることがある。
【0006】
また、排気口も粉体で塞いでしまった場合、安定して処理物を排出させる連続式処理ができなくなる。特に、回転速度を上げた場合には、粉体に働く遠心力が更に強くなるため、粉体が供給口や排気口を逆流してせり上がってしまい、運転不能になることもある。
【0007】
そこで、本発明は、高速撹拌運転を行う場合であっても、原料の供給や処理物の排出を安定させることができる粉体処理装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記目的を達成するために、本発明の粉体処理装置は、容筒状の固定容器と、前記固定容器内に周方向の回転流を形成させる回転流付与手段と、前記固定容器の容器内外を連通させる粉体の供給口と、前記固定容器の容器内外を連通させる排気口と、前記固定容器の容器内外を連通させる処理物の排出口とを備え、前記供給口の端部は、前記固定容器の内周面よりも内空側に突出していることを特徴とする。
【0009】
ここで、前記回転流付与手段は、前記固定容器の中心軸に配置される回転軸と、前記回転軸から張り出される複数の撹拌羽根とを備えている構成とすることができる。また、前記固定容器は、中心軸が横向きとなるように配置される円筒状であって、前記供給口は、前記固定容器の一方の端部付近に設けられるとともに、前記排出口は、前記固定容器の他方の端部付近に設けられる構成とすることができる。
【0010】
さらに、前記排気口の端部も、前記固定容器の内周面よりも内空側に突出している構成とすることができる。また、前記供給口の端部の形状は、前記回転流の回転流方向の上流側が下流側以上の突出長さになる形状であることが好ましい。そして、前記供給口とは別に、端部が前記固定容器の内周面よりも内空側に突出して容器内外を連通させる第2供給口を備えた構成とすることもできる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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