TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024156387
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-06
出願番号2023070803
出願日2023-04-24
発明の名称可変バンドパスフィルタ
出願人日本無線株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H01P 1/205 20060101AFI20241029BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】中心周波数の広帯域な可変設定を容易にするとともに、中心周波数の広帯域な可変範囲内において通過帯域幅の一定設定を可能にすることができる空洞共振器を用いた可変バンドパスフィルタを提供する。
【解決手段】。可変バンドパスフィルタFにおいて、空洞共振器R1~R5を備える複同調器では、固定長さを有する共振棒B1、B2又は共振コイルと、可変キャパシタンスを有する共振コンデンサC1、C2と、が並列接続される空洞共振器R1、R2が、導体壁に形成され「固定」位置を有するアイリスI1を介して、複数段に渡って互いに電磁界結合され可変キャパシタンスの可変範囲「のみ」に応じた、中心周波数f0の可変範囲内において、通過帯域幅BWがほぼ一定である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
複同調器と、前記複同調器のインピーダンスと入出力側のソースインピーダンスとの間の整合を図るインピーダンス整合回路と、を備える可変バンドパスフィルタであって、
前記複同調器では、固定長さを有する共振棒又は共振コイルと、可変キャパシタンスを有する共振コンデンサと、が並列接続される空洞共振器が、導体壁に形成され固定位置を有する結合窓を介して、複数段に渡って互いに電磁界結合され、
前記可変バンドパスフィルタでは、前記可変キャパシタンスの可変範囲のみに応じた、中心周波数の可変範囲内において、通過帯域幅がほぼ一定である
ことを特徴とする可変バンドパスフィルタ。
続きを表示(約 450 文字)【請求項2】
前記空洞共振器の電磁界結合係数は、前記可変バンドパスフィルタの中心周波数の可変範囲内において、前記可変バンドパスフィルタの中心周波数にほぼ逆比例する
ことを特徴とする、請求項1に記載の可変バンドパスフィルタ。
【請求項3】
前記空洞共振器の磁界結合極性は、前記可変バンドパスフィルタの中心周波数の可変範囲内において、同相結合であり、前記空洞共振器の電磁界結合係数は、前記可変バンドパスフィルタの中心周波数の可変範囲外において、ヌル点を有する
ことを特徴とする、請求項1又は2に記載の可変バンドパスフィルタ。
【請求項4】
前記共振棒又は前記共振コイルの固定長さは、前記可変バンドパスフィルタの所定中心周波数に対応する所定中心波長のほぼ1/4倍であり、前記空洞共振器の磁界結合極性は、前記可変バンドパスフィルタの中心周波数の可変範囲内において、同相結合である
ことを特徴とする、請求項1又は2に記載の可変バンドパスフィルタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、広帯域な送受信回路等に用いる可変バンドパスフィルタに関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
広帯域な送受信回路等に用いる可変バンドパスフィルタが、特許文献1等に開示されている。可変バンドパスフィルタは、複同調器と、複同調器のインピーダンスと入出力側のソースインピーダンスとの間の整合を図るインピーダンス整合回路と、を備える。
【0003】
複同調器では、固定長さを有する共振棒と、可変キャパシタンスを有する共振コンデンサと、が並列接続される空洞共振器が、隣接する共振棒の間に設置される誘電体結合棒又は金属結合棒の長さに応じて、複数段に渡って互いに電磁界結合される。
【0004】
可変バンドパスフィルタでは、中心周波数が可変に設定されるために、可変キャパシタンス、空洞共振器の電磁界結合係数及びインピーダンス整合回路が調整される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2002-261509号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ここで、空洞共振器の電磁界結合係数及びインピーダンス整合回路の調整は、高い技量を要するうえに、空洞共振器の外導体の取り外しを伴う。よって、可変バンドパスフィルタの中心周波数の広帯域な可変設定は、作業性が悪く長時間を要するという課題がある。
【0007】
そして、UHF帯での地上デジタルTV放送等の可変バンドパスフィルタでは、中心周波数の広帯域な可変範囲内において、通過帯域幅がほぼ一定であることが望ましい。
【0008】
しかし、可変バンドパスフィルタの通過帯域幅の一定設定は、空洞共振器の電磁界結合係数の大きな変更を伴う。よって、可変バンドパスフィルタの通過帯域幅の一定設定は、可変バンドパスフィルタの中心周波数の可変範囲を狭くするという課題がある。
【0009】
そこで、前記課題を解決するために、本開示は、空洞共振器を用いる可変バンドパスフィルタにおいて、中心周波数の広帯域な可変設定を容易にするとともに、中心周波数の広帯域な可変範囲内において通過帯域幅の一定設定を可能にすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
前記課題を解決するために、可変キャパシタンスの可変範囲「のみ」に応じた、中心周波数の可変範囲内において、通過帯域幅がほぼ一定となるように、導体壁に形成され「固定」位置を有する結合窓を介して、空洞共振器が互いに電磁界結合される。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

日本無線株式会社
無線通信システム
11日前
日本無線株式会社
無線通信システム
24日前
日本無線株式会社
無線通信システム
29日前
日本無線株式会社
無線通信システム
1か月前
日本無線株式会社
電子機器用密閉構造
14日前
日本無線株式会社
推定モデル生成装置、推定モデル生成方法
今日
日本無線株式会社
衛星通信装置、アンテナ、および通信方法
1日前
日本無線株式会社
レーダ装置およびレーダ装置における観測対象選択方法
1か月前
日本無線株式会社
船陸間通信回線シミュレータおよび船陸間通信評価システム
1か月前
個人
安全なNAS電池
14日前
愛知電機株式会社
電力機器
1か月前
東レ株式会社
多孔質炭素シート
9日前
個人
フリー型プラグ安全カバー
21日前
日機装株式会社
加圧装置
1か月前
ヒロセ電機株式会社
端子
1か月前
エイブリック株式会社
半導体装置
11日前
キヤノン株式会社
電子機器
9日前
ローム株式会社
半導体装置
9日前
ローム株式会社
半導体装置
1か月前
エイブリック株式会社
半導体装置
11日前
沖電気工業株式会社
アンテナ
21日前
オムロン株式会社
電磁継電器
18日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
17日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
25日前
株式会社ティラド
面接触型熱交換器
1日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
25日前
ニチコン株式会社
コンデンサ
2日前
ニチコン株式会社
コンデンサ
2日前
三菱電機株式会社
回路遮断器
1か月前
東レ株式会社
ガス拡散層の製造方法
9日前
マクセル株式会社
配列用マスク
1日前
株式会社ヨコオ
コネクタ
11日前
トヨタ自動車株式会社
蓄電装置
28日前
日本特殊陶業株式会社
保持装置
16日前
株式会社カネカ
二次電池
24日前
三菱自動車工業株式会社
放熱構造
1か月前
続きを見る