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公開番号2024151592
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-25
出願番号2023065056
出願日2023-04-12
発明の名称マルチデータベースシステム、マルチデータベース同期処理プログラムおよびマルチデータベース同期処理方法
出願人富士通株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類G06F 16/27 20190101AFI20241018BHJP(計算;計数)
要約【課題】複数のデータベースサーバにおいて、更新レコードの反映を同期する。
【解決手段】マルチデータベースシステム9は、複数のDBサーバ1と管理サーバ2とを有する。DBサーバ1-1は、特定のレコードの更新要求を受け取ると、特定のレコードに対する更新差分データが差分管理DB24に格納されていない場合、自己のDB14に特定のレコードを更新要求のあったデータに更新し、更新された、特定のレコードに対する更新差分データを管理サーバ2に送信する。管理サーバ2は、DBサーバ1-1から特定のレコードに対する更新差分データを受け取ると、特定のレコードに対する更新差分データを、差分管理DB24に格納し、DBサーバ1-1と異なるDBサーバ1-2に対応する送信メッセージキュー25に格納しDBサーバ1-2に送信する。DBサーバ1-2は、送信された特定のレコードに対する更新差分データを自己のDB14に反映する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
データベースを備える第1のサーバおよび第2のサーバと、
前記第1のサーバおよび前記第2のサーバのどちらか一方のサーバで更新されたレコードに対する更新差分データを、更新差分情報を用いて管理する管理サーバと、を有し、
前記第1のサーバは、
特定のレコードの更新要求を受け取ると、前記特定のレコードに対する更新差分データが前記更新差分情報に格納されていない場合、自己のデータベースに前記特定のレコードを更新要求のあったデータに更新し、更新された、前記特定のレコードに対する更新差分データを前記管理サーバに送信する第1の反映部を有し、
前記管理サーバは、
送信キューと、
前記第1のサーバから前記特定のレコードに対する更新差分データを受け取ると、前記特定のレコードに対する更新差分データを、前記更新差分情報に格納するとともに前記第1のサーバと異なる前記第2のサーバに対応する前記送信キューに格納し、前記第2のサーバに送信する差分送信部と、を有し、
前記第2のサーバは、
受信キューと、
該送信された前記特定のレコードに対する更新差分データを前記受信キューに格納し、自己のデータベースに反映する第2の反映部と、を有する
ことを特徴とするマルチデータベースシステム。
続きを表示(約 2,200 文字)【請求項2】
前記第1の反映部は、
前記更新差分情報に前記特定のレコードに対する更新差分データが格納されている場合、前記更新差分情報に格納されている更新差分データを自己のデータベースに反映してから、前記更新要求のあったデータに更新する
ことを特徴とする請求項1に記載のマルチデータベースシステム。
【請求項3】
前記第1の反映部は、
前記更新差分情報に前記特定のレコードに対する更新差分データが格納されている場合、ロックが解除されてから、前記更新差分データを自己のデータベースに反映し、前記更新要求のあったデータに更新する
ことを特徴とする請求項2に記載のマルチデータベースシステム。
【請求項4】
前記更新差分情報は、レコードごとに、更新差分データおよび前記データベースを備えるサーバの反映状況を含んで管理する更新差分の情報であり、
前記第1の反映部は、
前記更新差分情報に前記特定のレコードも対する更新差分データが格納されている場合、自己のサーバの反映状況がまだ反映されていない状況であれば、前記更新差分情報に格納されている更新差分データを自己のデータベースに反映し、前記更新差分情報の自己のサーバの反映状況を既に反映されている状況に更新し、前記特定のレコードを前記更新要求のあったデータに更新する
ことを特徴とする請求項1に記載のマルチデータベースシステム。
【請求項5】
前記第1の反映部は、
さらに、特定のレコードの参照要求を受け取ると、
前記更新差分情報に前記特定のレコードに対する更新差分データが格納されている場合、前記更新差分データを自己のデータベースに反映し、前記参照要求のあった前記特定のレコードを読み出す
ことを特徴とする請求項3または請求項4に記載のマルチデータベースシステム。
【請求項6】
前記第2の反映部は、
自己のデータベースに反映すると、前記更新差分情報の自己のサーバの反映状況を既に反映されている状況に更新し、
前記更新差分情報について、前記特定のレコードに対する各サーバの反映状況が全て既に反映されている状況である場合に、前記特定のレコードに対する前記更新差分の情報を削除する
ことを特徴とする請求項1に記載のマルチデータベースシステム。
【請求項7】
特定のレコードの更新要求を受け取ると、前記特定のレコードに対する更新差分データが、自己のサーバおよび他のサーバのいずれかで更新されたレコードに対する更新差分データを管理する更新差分情報に格納されていない場合、前記自己のサーバが備えるデータベースに前記特定のレコードを更新要求のあったデータに更新し、
該更新された、前記特定のレコードに対する更新差分データを、前記更新差分情報に格納するために、前記更新差分情報を管理する管理サーバに送信し、
前記更新差分情報に前記他のサーバによって格納された更新差分データが前記管理サーバから前記自己のサーバに送信されると、前記自己のサーバが備えるデータベースに前記更新差分データを反映する
処理をサーバに実行させるマルチデータベース同期処理プログラム。
【請求項8】
複数のサーバのうちいずれかのサーバから特定のレコードに対する更新差分データを受け取ると、前記特定のレコードに対する更新差分データを、前記複数のサーバのいずれかで更新されたレコードに対する更新差分データを管理する更新差分情報に格納し、
前記複数のサーバのうち、前記特定のレコードに対する更新差分データを更新したサーバと異なるサーバに対応する送信キューに前記更新差分データを格納し、
前記更新差分データを前記送信キューに対応するサーバに送信する
処理を管理サーバに実行させるマルチデータベース同期処理プログラム。
【請求項9】
データベースを備える第1のサーバおよび第2のサーバと、管理サーバとが実行するマルチデータベース同期処理方法であって、
前記第1のサーバは、
特定のレコードの更新要求を受け取ると、前記特定のレコードに対する更新差分データが、前記第1のサーバおよび前記第2のサーバのどちらか一方のサーバで更新されたレコードに対する更新差分データを前記管理サーバによって管理される更新差分情報に格納されていない場合、自己のデータベースに前記特定のレコードを更新要求のあったデータに更新し、更新された、前記特定のレコードに対する更新差分データを前記管理サーバに送信し、
前記管理サーバは、
前記第1のサーバから前記特定のレコードに対する更新差分データを受け取ると、前記特定のレコードに対する更新差分データを、前記更新差分情報に格納するとともに前記第1のサーバと異なる前記第2のサーバに対応する送信キューに格納し、前記第2のサーバに送信し、
前記第2のサーバは、
該送信された前記特定のレコードに対する更新差分データを受信キューに格納し、自己のデータベースに反映する
処理を実行することを特徴とするマルチデータベース同期処理方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、マルチデータベースシステム等に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
メインサイトにおけるストレージ装置が、ストレージ装置に記憶されているデータに関して、リモートサイトにおけるストレージ装置に対するレプリケーションを行う技術が開示されている(例えば、特許文献1、2参照)。
【0003】
また、メインサイト、リモートサイトという区別がなく、全てのサーバがメインとなり、矛盾なく相互にデータを交換し統合する複製手法を示すマルチマスタレプリケーションが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-149573号公報
特開2007-264946号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来技術では、複数のデータベースサーバにおいて、更新レコードの反映を同期することが難しいという問題がある。
【0006】
例えば、メインサイトとリモートサイトにおけるレプリケーションを行う技術では、リモートサイトは、そもそも、メインサイトへの更新ができず、更新レコードの反映を同期することができない。
【0007】
また、マルチマスタレプリケーションのデータベースの構成を単純に適用すると、サーバ間でのデータベースの更新が競合した場合に、サーバ間で互いにデータベースを同期(DBの差分反映)しようとしても、更新データが入れ違いになることがある。例えば、2つのサーバがほぼ同時に自己のデータベースを更新した場合、サーバ間で互いにデータベースを同期しようとすると、各サーバのデータベースは互いの更新データを反映することとなり、更新データが入れ違いになることがある。すなわち、マルチマスタレプリケーションを単純に適用すると、全てのサーバのデータベースを更新順序に従って随時同じ内容に保ち続けることが難しい。
【0008】
本発明は、1つの側面では、複数のデータベースサーバにおいて、更新レコードの反映を同期することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
1つの態様では、マルチデータベースシステムは、データベースを備える第1のサーバおよび第2のサーバと、前記第1のサーバおよび前記第2のサーバのどちらか一方のサーバで更新されたレコードに対する更新差分データを、更新差分情報を用いて管理する管理サーバと、を有する。前記第1のサーバは、特定のレコードの更新要求を受け取ると、前記特定のレコードに対する更新差分データが前記更新差分情報に格納されていない場合、自己のデータベースに前記特定のレコードを更新要求のあったデータに更新し、更新された、前記特定のレコードに対する更新差分データを前記管理サーバに送信する第1の反映部を有する。前記管理サーバは、送信キューと、前記第1のサーバから前記特定のレコードに対する更新差分データを受け取ると、前記特定のレコードに対する更新差分データを、前記更新差分情報に格納するとともに前記第1のサーバと異なる前記第2のサーバに対応する送信キューに格納し、前記第2のサーバに送信する差分送信部と、を有する。前記第2のサーバは、受信キューと、該送信された前記特定のレコードに対する更新差分データを前記受信キューに格納し、自己のデータベースに反映する第2の反映部と、を有する。
【発明の効果】
【0010】
1実施態様によれば、複数のデータベースサーバにおいて、更新レコードの反映を同期できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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