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公開番号2024142934
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-11
出願番号2023055354
出願日2023-03-30
発明の名称携帯用浄水ボトル
出願人エ.マ.フ.ル合同会社,個人
代理人個人
主分類C02F 1/28 20230101AFI20241003BHJP(水,廃水,下水または汚泥の処理)
要約【課題】携帯用浄水ボトルにおいて吸口部材から水を吸い出すために必要な吸引力の軽減を図る。
【解決手段】携帯用浄水ボトルは、ボトル本体と;キャップ本体と;吸口部材と;浄水カートリッジと;浄水カートリッジの第1の流路と吸口部材の吸口流路との間を接続する第2の流路を形成する接続パッキンとを備える。浄水カートリッジは、第1の流路における筒状の出口の外周に形成された雄ネジ部を有する。キャップ本体は、浄水カートリッジの雄ネジ部に嵌り合う第1の雌ネジ部を有する。接続パッキンは、第1の雌ネジ部と同軸上に隣接して浄水カートリッジの雄ネジ部に嵌り合う第2の雌ネジ部を有する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
携帯用浄水ボトルであって、
開口部を有する筒状を成し、水を貯留可能に構成されたボトル本体と、
前記ボトル本体の前記開口部に嵌り合うことによって前記開口部を密閉するキャップ本体と、
前記キャップ本体に設けられ、前記ボトル本体に貯留された前記水を使用者が口で吸い出し可能な吸口流路を形成する中空の吸口部材と、
前記ボトル本体の内部に収容され、前記ボトル本体の内部から前記吸口部材へ繋がる第1の流路を形成し、濾過材を用いて前記第1の流路を通過する水を浄化する浄水カートリッジと、
前記キャップ本体に嵌め込まれ、前記浄水カートリッジの前記第1の流路と前記吸口部材の前記吸口流路との間を接続する第2の流路を形成する接続パッキンと
を備え、
前記浄水カートリッジは、前記第1の流路における筒状の出口の外周に形成された雄ネジ部を有し、
前記キャップ本体は、前記浄水カートリッジの前記雄ネジ部に嵌り合う第1の雌ネジ部を有し、
前記接続パッキンは、前記第1の雌ネジ部と同軸上に隣接して前記浄水カートリッジの前記雄ネジ部に嵌り合う第2の雌ネジ部を有する、携帯用浄水ボトル。
続きを表示(約 580 文字)【請求項2】
請求項1に記載の携帯用浄水ボトルであって、
前記吸口部材は、前記接続パッキンの前記第2の流路を密閉する第1の位置と、前記接続パッキンの前記第2の流路に前記吸口流路が連通する第2の位置と、の間を移動可能に前記キャップ本体に設けられ、
前記第2の位置における前記吸口流路の中心軸は、前記浄水カートリッジの前記第1の流路の前記出口における中心軸に対して傾斜し、
前記接続パッキンの前記第2の流路は、前記浄水カートリッジの前記第1の流路の前記出口から、前記第2の位置における前記吸口流路へと、前記第2の位置における前記吸口流路と同軸上に延びた流路である、携帯用浄水ボトル。
【請求項3】
前記接続パッキンの材質は、前記キャップ本体の材質よりも柔軟性を有する、請求項1に記載の携帯用浄水ボトル。
【請求項4】
請求項1に記載の携帯用浄水ボトルであって、
前記キャップ本体は、ポリプロピレンを主成分とする樹脂から成り、
前記接続パッキンは、シリコンゴムから成る、携帯用浄水ボトル。
【請求項5】
前記吸口部材および前記キャップ本体の少なくとも一方は、貝殻由来の水酸化カルシウムを含有する樹脂から成る、請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の携帯用浄水ボトル。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書は、携帯用浄水ボトルに関する技術を開示する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
携帯用浄水ボトルは、濾過材を用いて浄水を供給可能に構成された水筒である。特許文献1には、ノズルヘッドの上下動で作動するポンプ機構を用いて浄水を供給する携帯用浄水ボトルについて記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実開平7-34992号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
使用者が口で吸い出し可能な中空の吸口(いわゆる「ストロー型」)を携帯用浄水ボトルに適用することについて十分な検討がなされていなかった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本明細書に開示する技術は、以下の形態として実現できる。
【0006】
(1)本明細書に開示する一形態は、携帯用浄水ボトルである。この携帯用浄水ボトルは、開口部を有する筒状を成し、水を貯留可能に構成されたボトル本体と;前記ボトル本体の前記開口部に嵌り合うことによって前記開口部を密閉するキャップ本体と;前記キャップ本体に設けられ、前記ボトル本体に貯留された前記水を使用者が口で吸い出し可能な吸口流路を形成する中空の吸口部材と;前記ボトル本体の内部に収容され、前記ボトル本体の内部から前記吸口部材へ繋がる第1の流路を形成し、濾過材を用いて前記第1の流路を通過する水を浄化する浄水カートリッジと;前記キャップ本体に嵌め込まれ、前記浄水カートリッジの前記第1の流路と前記吸口部材の前記吸口流路との間を接続する第2の流路を形成する接続パッキンとを備える。前記浄水カートリッジは、前記第1の流路における筒状の出口の外周に形成された雄ネジ部を有する。前記キャップ本体は、前記浄水カートリッジの前記雄ネジ部に嵌り合う第1の雌ネジ部を有する。前記接続パッキンは、前記第1の雌ネジ部と同軸上に隣接して前記浄水カートリッジの前記雄ネジ部に嵌り合う第2の雌ネジ部を有する。この形態の携帯用浄水ボトルによれば、浄水カートリッジの雄ネジ部が、キャップ本体の第1の雌ネジ部と接続パッキンの第2の雌ネジ部とに嵌り合うため、第1の流路と第2の流路との間の密閉性を向上させることができる。その結果、吸口部材から水を吸い出すために必要な吸引力の軽減を図ることができる。
【0007】
(2)上述した形態の携帯用浄水ボトルにおいて、前記吸口部材は、前記接続パッキンの前記第2の流路を密閉する第1の位置と、前記接続パッキンの前記第2の流路に前記吸口流路が連通する第2の位置と、の間を移動可能に前記キャップ本体に設けられていてもよい。前記第2の位置における前記吸口流路の中心軸は、前記浄水カートリッジの前記第1の流路の前記出口における中心軸に対して傾斜してもよい。前記接続パッキンの前記第2の流路は、前記浄水カートリッジの前記第1の流路の前記出口から、前記第2の位置における前記吸口流路へと、前記第2の位置における前記吸口流路と同軸上に延びた流路であってもよい。この形態の携帯用浄水ボトルによれば、第2の流路が吸口流路と同軸上で連通するため、第2の流路が吸口流路と同軸上ではない場合と比較して、吸口流路から浄水カートリッジの出口までの流路抵抗を軽減できる。その結果、使用者にとって飲み易い吸口流路の向きを採用しながら、吸口部材から水を吸い出すために必要な吸引力の軽減を図ることができる。
【0008】
(3)上述した形態の携帯用浄水ボトルにおいて、前記接続パッキンの材質は、前記キャップ本体の材質よりも柔軟性を有してもよい。この形態の携帯用浄水ボトルによれば、接続パッキンが変形することによって、第1の流路と第2の流路との間の密閉性を更に向上させることができる。
【0009】
(4)上述した形態の携帯用浄水ボトルにおいて、前記キャップ本体は、ポリプロピレンを主成分とする樹脂から成ってもよい。前記接続パッキンは、シリコンゴムから成ってもよい。この形態の携帯用浄水ボトルによれば、キャップ本体によって浄水カートリッジを位置決めしながら、接続パッキンが変形することによって第1の流路と第2の流路との間の密閉性を更に向上させることができる。
【0010】
(5)上述した形態の携帯用浄水ボトルにおいて、前記吸口部材および前記キャップ本体の少なくとも一方は、貝殻由来の水酸化カルシウムを含有する樹脂から成ってもよい。この形態の携帯用浄水ボトルによれば、水酸化カルシウムによって抗菌性を向上させることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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