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公開番号2024142472
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-11
出願番号2023054619
出願日2023-03-30
発明の名称生物処理槽の製造方法
出願人三菱重工業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類C02F 3/12 20230101AFI20241003BHJP(水,廃水,下水または汚泥の処理)
要約【課題】従来の生物処理槽に比して生物処理速度を大幅に向上させた生物処理槽を製造する。
【解決手段】重イオンビームを照射した活性汚泥を、生物処理槽内で、生物処理する排水に浸漬する工程s4を含む、生物処理槽の製造方法。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
重イオンビームを照射した活性汚泥を、生物処理槽内で、生物処理する排水に浸漬する工程を含む、生物処理槽の製造方法。
続きを表示(約 690 文字)【請求項2】
前記重イオンビームの照射に先立って、馴致に用いる排水である馴致用排水により活性汚泥を馴致する工程を含む、請求項1に記載の生物処理槽の製造方法。
【請求項3】
生物処理する前記排水に浸漬する工程に先立って、前記重イオンビームを照射した活性汚泥を、馴致に用いる排水である馴致用排水で馴致する工程を含む、請求項1に記載の生物処理槽の製造方法。
【請求項4】
活性汚泥を、馴致に用いる排水である馴致用排水で馴致する工程と、
馴致した活性汚泥に重イオンビームを照射する工程と、
前記重イオンビームを照射した活性汚泥を馴致用排水で馴致する工程と、
前記重イオンビームを照射し、その後に馴致用排水で馴致した活性汚泥を、生物処理槽内で、生物処理する排水に浸漬する工程を含む、生物処理槽の製造方法。
【請求項5】
生物処理する前記排水が、洗濯排水である、請求項1から4のいずれか1項に記載の生物処理槽の製造方法。
【請求項6】
生物処理する前記排水が、食品工場から排出された有機性排液である、請求項1から4のいずれか1項に記載の生物処理槽の製造方法。
【請求項7】
活性汚泥に照射される重イオンが、ヘリウム、炭素、窒素、ネオンおよびアルゴンの中から選択されるいずれか1つである、請求項4に記載の生物処理槽の製造方法。
【請求項8】
前記重イオンビームを照射する工程が、前記活性汚泥を水中に入れた状態で行われる、請求項4に記載の生物処理槽の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、排液処理やメタン発酵等に用いる生物処理槽の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、発電施設などから排出される排水や、下水、工場から排出される有機性排液など(以下、これらをまとめて「排水」という。)を処理するため、生物処理槽内で排水と活性汚泥を混合して、排水のCOD(化学的酸素要求量)を下げたりメタン発酵させる生物処理が行われている。
【0003】
このような生物処理槽を備えた施設では、たとえば特許文献1に記載のように、予め活性汚泥を排水の希釈液等で馴致することで活性汚泥の生物処理能力(分解速度)を高めた後に、かかる活性汚泥を用いて、目的の排水を生物処理するのが一般的である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
再公表WO2016-103949号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、馴致によって活性汚泥の処理能力を向上させるには限界がある。このため、排液中のCOD値が活性汚泥の処理能力に対して高過ぎる場合には、排水を多量の水等で希釈してから生物処理槽に供給する必要がある。活性汚泥の処理能力が低い場合、生物処理する排水の体積が嵩み、生物処理槽を含む処理施設全体を大きくせざるを得ないなどの不都合が生じる。
【0006】
微生物の処理速度(分解速度)を大幅に向上させるには、微生物の遺伝子配列そのものを変化させる必要がある。しかし、遺伝子組み換えを行った微生物を活性汚泥に混合することは環境への影響という面で懸念が生じる。
【0007】
また、微生物に遺伝子変異を導入すべく、活性汚泥から微生物を単離し純粋培養した上で、紫外線などの変異原処理を行い、生き残った微生物を純粋培養し、活性汚泥中に戻すことも考えられる。
【0008】
生物処理槽の排水処理速度を大幅に向上させるには、活性汚泥中の1種類でなく複数種類の微生物に遺伝子変異を生じさせ、菌叢を最適な状態に変化させる必要がある。
【0009】
しかしながら、上記の純粋培養を用いた方法では莫大な時間と手間がかかるため、現実的でない。
【0010】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、従来の生物処理槽に比して生物処理速度を大幅に向上させた生物処理槽の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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