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公開番号2024134074
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-03
出願番号2023044177
出願日2023-03-20
発明の名称航空機用冷却システム及び航空機
出願人本田技研工業株式会社
代理人弁理士法人桐朋
主分類B64D 33/10 20060101AFI20240926BHJP(航空機;飛行;宇宙工学)
要約【課題】発熱部を良好に冷却し得る航空機用冷却システム及び航空機を提供する。
【解決手段】航空機用冷却システム60は、鉛直方向の推力を発生させることが可能なロータと、ロータの下方に配される発熱部66と、発熱部を支持する支持部(ブーム)と、支持部からロータに向かって突出する構造物(第2フェアリング)と、構造物に備えられる熱交換器(表面熱交換器50)と、を備え、発熱部66によって加熱される冷媒が、表面熱交換器50に備えられた流入口(フェアリング流入口50i)に導入され、表面熱交換器50によって冷却された冷媒が、表面熱交換器50に備えられた流出口(フェアリング流出口50o)から発熱部に供給される。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
鉛直方向の推力を発生させることが可能なロータと、
前記ロータの下方に配される発熱部と、
前記発熱部を支持する支持部と、
前記支持部から前記ロータに向かって突出する構造物と、
前記構造物に備えられる熱交換器と、
を備え、
前記発熱部によって加熱される冷媒が、前記熱交換器に備えられた流入口に導入され、
前記熱交換器によって冷却された前記冷媒が、前記熱交換器に備えられた流出口から前記発熱部に供給される、航空機用冷却システム。
続きを表示(約 670 文字)【請求項2】
請求項1に記載の航空機用冷却システムであって、
前記熱交換器は、前記構造物の外面に備えられる、航空機用冷却システム。
【請求項3】
請求項1に記載の航空機用冷却システムであって、
前記構造物は、航空機の前後方向に沿って貫通する孔を備え、
前記熱交換器は、前記孔の内面に備えられる、航空機用冷却システム。
【請求項4】
請求項1に記載の航空機用冷却システムであって、
前記冷媒は、前記発熱部によって気化された状態で前記流入口に達し、前記熱交換器によって液化された状態で前記流出口から流出する、航空機用冷却システム。
【請求項5】
請求項1に記載の航空機用冷却システムであって、
前記発熱部は、前記ロータを回転させるモータと、前記モータに接続されるインバータとのうちの少なくとも1つを含む、航空機用冷却システム。
【請求項6】
請求項1に記載の航空機用冷却システムであって、
前記ロータは、航空機の巡航中に停止させられる、航空機用冷却システム。
【請求項7】
請求項1に記載の航空機用冷却システムであって、
前記ロータの下方に配され、前記ロータのブレードのピッチを変化させる可変ピッチ機構を備え、
前記構造物は、前記可変ピッチ機構の周囲を覆うカバーである、航空機用冷却システム。
【請求項8】
請求項1~7のいずれか1項に記載の航空機用冷却システムを備える航空機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、航空機の発熱部を冷却する航空機用冷却システム及び航空機に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
垂直離着陸機(VTOL機)は、VTOLロータとクルーズロータとを備える。特許文献1には、VTOL機のコントローラコンポーネントを冷却する技術が開示される。このVTOL機では、VTOLロータは、ブームによって支持される。コントローラコンポーネントは、ブームの内部に収容される。ブームの上面には、インレットが形成される。この構造によれば、VTOLロータが発生させるダウンウォッシュは、インレットからブームの内部に取り込まれて、コントローラコンポーネントを冷却する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許第10150560号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
VTOL機の巡航中にVTOLロータを停止させる場合がある。VTOLロータを停止させるとダウンウォッシュは発生しない。このため、特許文献1に記載された技術では、熱的慣性が大きいモータ等の発熱部を十分に冷却し得ない。
【0005】
本発明は上述した課題を解決することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の航空機用冷却システムは、鉛直方向の推力を発生させることが可能なロータと、前記ロータの下方に配される発熱部と、前記発熱部を支持する支持部と、前記支持部から前記ロータに向かって突出する構造物と、前記構造物に備えられる熱交換器と、を備え、前記発熱部によって加熱される冷媒が、前記熱交換器に備えられた流入口に導入され、前記熱交換器によって冷却された前記冷媒が、前記熱交換器に備えられた流出口から前記発熱部に供給される。
【0007】
本発明の航空機は、上記航空機用冷却システムを備える。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、発熱部を良好に冷却し得る航空機用冷却システム及び航空機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、垂直離着陸機の概略図である。
図2は、一実施形態による航空機用冷却システムが備えられた垂直離着陸機の一部を示す概略図である。
図3は、表面熱交換器の一部を示す水平断面図である。
図4は、一実施形態による航空機用冷却システムを示す冷却回路図である。
図5は、変形実施形態による垂直離着陸機の一部を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
一実施形態による航空機用冷却システム及び航空機について図面を用いて説明する。本実施形態では、航空機が垂直離着陸機である場合を例に説明するが、これに限定されない。
(【0011】以降は省略されています)

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