TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024135146
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-04
出願番号2023045687
出願日2023-03-22
発明の名称バッテリの支持構造および支持方法
出願人本田技研工業株式会社
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類H01M 50/244 20210101AFI20240927BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】バッテリ挿入時の衝撃を軽減する。
【解決手段】バッテリ30の支持構造は、バッテリ30を収納する収納部24,60,70を有し、バッテリ30は、収納部24、60,70に収納された第2の状態30Cと、第2の状態とは異なる第1の状態30Aとを形成し、収納部24、60,70は、第1の状態30Aにおいてバッテリ30の所定の外面部32が当接する第1の当接部46と、所定の外面部32が第1の当接部46に当接していない第2の状態30Cにおいて所定の外面部32が当接する第2の当接部45と、を有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
バッテリの支持構造であって、
前記バッテリを収納する収納部を有し、
前記バッテリは、前記収納部に収納された第2の状態と、前記第2の状態とは異なる第1の状態とを形成し、
前記収納部は、前記第1の状態において前記バッテリの所定の外面部が当接する第1の当接部と、前記所定の外面部が前記第1の当接部に当接していない前記第2の状態において前記所定の外面部が当接する第2の当接部と、を有し、
前記所定の外面部は、前記バッテリの外面の底面部を含む領域であり、
前記第1の当接部は、前記バッテリが前記第1の状態になる場合に前記収納部における前記バッテリの挿入方向と交差する面に形成された段差部であり、
前記第2の当接部は、前記バッテリが前記第2の状態になるときの前記収納部における前記バッテリの挿入方向の下流側の面であることを特徴とするバッテリの支持構造。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記バッテリは、前記第1の状態において第1の角度に傾いた状態となり、前記第2の状態において前記第1の角度とは異なる第2の角度に傾いた状態となることを特徴とする請求項1に記載のバッテリの支持構造。
【請求項3】
前記第1の当接部は、前記第1の状態において前記バッテリの底面部が当接する当接面を形成し、
前記第2の当接部は、前記第2の状態において前記バッテリの底面部が当接する当接面を形成し、
前記第1の当接部の当接面と前記第2の当接部の当接面が平行ではないことを特徴とする請求項1に記載のバッテリの支持構造。
【請求項4】
前記第1の当接部の当接面と前記第2の当接部の当接面は、前記第1の当接部の当接面を前記第2の当接部の当接面に向けて延長した場合に、前記第1の当接部の当接面が前記第2の当接部の当接面と鋭角をなして交差する位置関係を有することを特徴とする請求項3に記載のバッテリの支持構造。
【請求項5】
前記第1の状態と前記第2の状態では鉛直方向に対する傾きが同一となることを特徴とする請求項1に記載のバッテリの支持構造。
【請求項6】
前記バッテリは、前記第1の状態から鉛直方向に対する傾きが変化しながら前記第2の状態となることを特徴とする請求項5に記載のバッテリの支持構造。
【請求項7】
前記第1の当接部は、前記第1の状態において前記バッテリの底面部が当接する当接面を形成し、
前記第2の当接部は、前記第2の状態において前記バッテリの底面部が当接する当接面を形成し、
前記第1の当接部の当接面と前記第2の当接部の当接面が平行であることを特徴とする請求項1に記載のバッテリの支持構造。
【請求項8】
前記第2の当接部には、前記第2の状態において前記バッテリと電気的に接続される端子部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のバッテリの支持構造。
【請求項9】
前記収納部は、前記第2の当接部と対向する部位に前記バッテリを挿入する開口部を有し、
前記開口部には、前記収納部に前記バッテリが挿入される際に前記バッテリが前記第1の当接部に向けて移動するように前記バッテリの姿勢を規制する規制部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のバッテリの支持構造。
【請求項10】
前記規制部は、前記バッテリの姿勢を前記第1の状態から前記第2の状態に案内するガイド部を有することを特徴とする請求項9に記載のバッテリの支持構造。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、バッテリの支持構造および支持方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
近年、低炭素社会又は脱炭素社会の実現に向けた取り組みが活発化し、車両においてもCO2排出量の削減やエネルギー効率の改善のために、電動化技術に関する研究開発が行われている。特許文献1には、バッテリが電動二輪車などに脱着可能に搭載され、バッテリの充電時などにバッテリを車体から取り外せるようにした構造が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2015/068753号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1において、バッテリケースにバッテリを挿入する場合、バッテリの底面部とバッテリケースの底面部の衝突による衝撃を低減するために、ユーザはバッテリケースにバッテリをゆっくりと挿入するように調整する必要がある。また、特許文献1のようにバッテリケースの底面部から端子部が突出している場合には、端子部への影響も考慮する必要がある。
【0005】
本発明は、上記課題に鑑みてなされ、その目的は、バッテリ挿入時の衝撃を軽減できるバッテリの支持構造を実現し、延いてはエネルギー効率の改善に寄与するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決し、目的を達成するために、本発明のバッテリの支持構造は、前記バッテリを収納する収納部を有し、前記バッテリは、前記収納部に収納された第2の状態と、前記第2の状態とは異なる第1の状態とを形成し、前記収納部は、前記第1の状態において前記バッテリの所定の外面部が当接する第1の当接部と、前記所定の外面部が前記第1の当接部に当接していない前記第2の状態において前記所定の外面部が当接する第2の当接部と、を有し、前記所定の外面部は、前記バッテリの外面の底面部を含む領域であり、前記第1の当接部は、前記バッテリが前記第1の状態になる場合に前記収納部における前記バッテリの挿入方向と交差する面に形成された段差部であり、前記第2の当接部は、前記バッテリが前記第2の状態になるときの前記収納部における前記バッテリの挿入方向の下流側の面である。
【0007】
また、本発明のバッテリの支持方法は、前記バッテリが収納部に収納された第2の状態となる前に、前記バッテリの所定の外面部が前記収納部に設けられた第1の当接部と当接した第1の状態を形成し、前記第1の状態から前記所定の外面部が前記第1の当接部に当接しない状態となり、前記収納部に設けられた第2の当接部と当接した前記第2の状態となる。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、バッテリ挿入時の衝撃を軽減できるバッテリの支持構造を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施形態1のバッテリの支持構造を適用した電動二輪車の一部を省略して示す左側面図である。
実施形態1のバッテリが収納されているバッテリケースの外観図である。
実施形態1のバッテリの支持構造および支持方法を説明する図である。
実施形態2のバッテリの支持構造を適用した電動二輪車の一部を省略して示す平面図である。
実施形態2のバッテリの支持構造および支持方法を説明する図である。
実施形態3のバッテリの支持構造および支持方法を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明に必須のものとは限らない。実施形態で説明されている複数の特徴のうち2つ以上の特徴が任意に組み合わされてもよい。また、同一若しくは同様の構成には同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

本田技研工業株式会社
車両
2日前
本田技研工業株式会社
内燃機関
2日前
本田技研工業株式会社
制御装置
2日前
本田技研工業株式会社
制御装置
2日前
本田技研工業株式会社
駆動装置
2日前
本田技研工業株式会社
鞍乗り型車両
2日前
本田技研工業株式会社
鞍乗り型車両
2日前
本田技研工業株式会社
射出成形装置
2日前
本田技研工業株式会社
バッテリパック
2日前
本田技研工業株式会社
バッテリパック
2日前
本田技研工業株式会社
バッテリパック
2日前
本田技研工業株式会社
バッテリパック
2日前
本田技研工業株式会社
車両制御システム
2日前
本田技研工業株式会社
固体電池、及び繊維
2日前
本田技研工業株式会社
バッテリモジュール
2日前
本田技研工業株式会社
バッテリモジュール
2日前
本田技研工業株式会社
遠隔操作制御システム
2日前
本田技研工業株式会社
ロボット制御システム
2日前
本田技研工業株式会社
電力システム及び移動体
2日前
本田技研工業株式会社
電力システム及び移動体
2日前
本田技研工業株式会社
非接触電力伝送システム
2日前
本田技研工業株式会社
ラジアルタービン用インペラ
2日前
本田技研工業株式会社
ラジアルタービンの冷却構造
2日前
本田技研工業株式会社
電力供給システム及び移動体
2日前
本田技研工業株式会社
制御方法、制御装置、及び車両
2日前
日本プラスト株式会社
吹出口装置
2日前
本田技研工業株式会社
正極およびフッ化物イオン二次電池
2日前
本田技研工業株式会社
バッテリの支持構造および支持方法
2日前
本田技研工業株式会社
電力装置及び電力装置を備える移動体
2日前
本田技研工業株式会社
車両制御システム、及び車両制御方法
2日前
本田技研工業株式会社
情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
2日前
本田技研工業株式会社
情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム
2日前
本田技研工業株式会社
情報提供装置、情報提供方法、及びプログラム
2日前
本田技研工業株式会社
車両制御装置、車両制御方法、およびプログラム
2日前
本田技研工業株式会社
操作制御方法、操作制御装置、およびプログラム
2日前
本田技研工業株式会社
操作制御方法、操作制御装置、およびプログラム
2日前
続きを見る