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公開番号2024131919
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-30
出願番号2023042493
出願日2023-03-17
発明の名称液体吐出ヘッド及び液体を吐出する装置
出願人株式会社リコー
代理人個人
主分類B41J 2/14 20060101AFI20240920BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】弁体の移動に伴う抵抗のばらつきを低減させることで吐出性能がばらつくのを抑える。
【解決手段】
液体吐出するノズル孔と、ノズル孔に連通し液体を貯留する液室と、を有する筐体と、少なくとも一部が液室内にあり、ノズル孔と液室とを連通させる位置と、遮断する位置とに移動可能に設けられたニードル弁と、ニードル弁を移動させる移動手段と、を備え、筐体内に、移動手段を収容する移動手段収容部と、ニードル弁および液室の壁部の一部と当接することで移動手段収容部と液室との間を封止する封止部材と、を設け、封止部材は、ニードル弁の移動に伴いニードル弁の移動方向に変形可能である。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
液体を吐出するノズル孔と、
前記ノズル孔に連通し前記液体を貯留する液室と、を有する筐体と、
少なくとも一部が前記液室内にあり、前記ノズル孔と前記液室とを連通させる位置と、遮断する位置とに移動可能に設けられたニードル弁と、
前記ニードル弁を移動させる移動手段と、を備え、
前記筐体内に、
前記移動手段を収容する移動手段収容部と、
前記ニードル弁および前記液室の壁部の一部と当接することで前記移動手段収容部と前記液室との間を封止する封止部材と、を設け、
前記封止部材は、前記ニードル弁の移動に伴い該ニードル弁の移動方向に変形可能であることを特徴とする液体吐出ヘッド。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
液体を吐出するノズル孔と、
前記ノズル孔に連通し前記液体を貯留する液室と、を有する筐体と、
少なくとも一部が前記液室内にあり、前記ノズル孔と前記液室とを連通させる位置と、遮断する位置とに移動可能に設けられたニードル弁と、
前記ニードル弁を移動させる移動手段と、を備え、
前記筐体内に、
前記移動手段を収容する移動手段収容部と、
前記ニードル弁および前記液室の壁部の一部と当接することで前記移動手段収容部と前記液室との間を封止する封止部材と、を設け、
前記ニードル弁は前記移動方向に垂直な方向に延在し、前記封止部材を保持する第1の保持部を有し、
前記液室の壁部の一部は前記移動方向に垂直な方向に延在し、前記封止部材を保持する第2の保持部をし、
前記第1の保持部と前記第2の保持部とは前記ニードル弁の移動方向から見て一部が重なって位置することを特徴とする液体吐出ヘッド。
【請求項3】
前記ニードル弁は、前記ニードル弁の一部に前記ニードル弁の移動方向に垂直な方向において前記封止部材と対向する面であるニードル弁封止部材対向面を有し、
前記筐体は、前記筐体の一部に前記垂直な方向で前記封止部材と対向する面である筐体封止部材対向面を有し、
前記封止部材は、前記ニードル弁封止部材対向面と前記垂直な方向において所定の距離をおいて配置され、
前記筐体封止部材対向面と前記垂直な方向において所定の距離を置いて配置されることを特徴とする請求項1または2に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項4】
前記封止部材が前記ニードル弁の移動方向において圧縮されることにより液体を封止することを特徴とする請求項1または2に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項5】
前記封止部材は、前記ニードル弁の移動方向に垂直な方向に面する封止部および前記液室の壁部の前記ニードル弁の移動方向に垂直な方向に面する封止部に当接することを特徴とする請求項4に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項6】
前記封止部材と前記ニードル弁との当接部が、前記封止部材と前記筐体の当接部よりも前記ノズル側に配置されていることを特徴とする請求項5に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項7】
前記封止部材は、前記ニードル弁を前記ノズル孔側に付勢するように設けられていることを特徴とする請求項6に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項8】
前記封止部材がチューブ形状であり、
前記ニードル弁は、前記封止部材の内周側と当接することで前記移動手段収容部と前記液室との間を封止する第一の径方向封止形状を有し、
前記筐体は、前記封止部材の内周側と当接することで前記移動手段収容部と前記液室との間を封止する第二の径方向封止形状を有することを特徴とする請求項1または2に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項9】
前記封止部材と前記ニードル弁の当接部が、前記封止部材と前記筐体との当接部よりも前記ノズル側に配置された構成であることを特徴とする請求項8に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項10】
前記封止部材が前記移動方向に伸縮可能な伸縮部を有していることを特徴とする請求項9に記載の液体吐出ヘッド。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、液体吐出ヘッド及び液体を吐出する装置に関するものである。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
一般的にノズルからインクといった液滴を吐出し、ノズル(ノズル孔)に配設されたニードル弁といったノズル開閉弁と、そのノズル開閉弁をノズルに対して離接するノズル開閉駆動機構(アクチュエータ、圧電素子)と、ノズル開閉駆動機構を制御する制御手段を用いてノズルを開閉することによって液体を吐出させる液体吐出ヘッドが知られている。このような液体吐出ヘッドは、吐出する液体をノズルに加圧供給し、その状態でノズル開閉弁をノズルに対して離接することにより、ノズル開閉弁がノズルから離間している間だけ、加圧供給されている液体がノズルから液滴として吐出される。そして、インクを吐出させている際、圧電素子等の駆動機構にインクが流入することを防ぐため、インクが充填された液室と駆動機構との間にインクの流れを遮断するための封止部材を設ける必要がある。そして、ニードル弁と液室との間に封止部材としてのOリングを配置して、それを径方向に圧縮することによって、インクの流入防止を行っていることは既に知られている。
【0003】
例えば、特許文献1には、インクを吐出する吐出口に向けて、移動可能に形成された弁体を押圧することによりインクの吐出を制御する液体吐出ヘッドにおいて、弁体の吐出口に対向する位置に凹部が配置されている構成が開示されている。また、この液体吐出ヘッドは、弁体に外嵌されてインクがアクチュエータ側へ流入することを阻止するために封止部材が設けられている構成である。
【0004】
このような液体吐出ヘッドにおいては、ニードル弁を移動して吐出するために、封止部材はニードル弁またはハウジング(筐体)の内壁と摺動するように構成されている。その摺動抵抗は、封止部材、ニードル弁、あるいはハウジングの加工精度や組付け精度等によってノズル間でばらつきを生じさせ、このような摺動抵抗すなわちニードル弁の移動に伴う抵抗のばらつきがノズル間での吐出性能のばらつきが生じることにつながる。そこで、このようなノズル間での吐出性能のばらつきを抑える必要があり、そのためには摺動抵抗を低減させる必要がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、弁体の移動に伴う抵抗のばらつきを低減させることで吐出性能がばらつくのを抑えることを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上記課題を解決するために、請求項1に係る発明は、液体を吐出するノズル孔と、前記ノズル孔に連通し前記液体を貯留する液室と、を有する筐体と、少なくとも一部が前記液室内にあり、前記ノズル孔と前記液室とを連通させる位置と、遮断する位置とに移動可能に設けられたニードル弁と、前記ニードル弁を移動させる移動手段と、を備え、前記筐体内に、前記移動手段を収容する移動手段収容部と、前記ニードル弁および前記液室の壁部の一部と当接することで前記移動手段収容部と前記液室との間を封止する封止部材と、を設け、前記封止部材は、前記ニードル弁の移動に伴い該ニードル弁の移動方向に変形可能であることを特徴としている。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、弁体の移動に伴う抵抗のばらつきを低減させることで吐出性能がばらつくのを抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施形態に係る液体吐出ヘッドの外観説明図。
本発明の実施形態に係る液体吐出ヘッドの全体断面図。
本発明の実施形態に係る液体吐出ヘッドの加熱手段との位置関係を示す説明図。
比較例に係る液体吐出モジュールを示す図。
比較例に係る課題を説明するための図。
本発明に係る第1の実施形態(実施例1)を示した図。
ノズルの閉塞時における封止部材の構成を示す図。
ノズルの開放時における封止部材の構成を示す図。
本発明に係る第2の実施形態(実施例2)を示した図。
本発明に係る第3の実施形態(実施例3)を示した図。
本発明に係る第4の実施形態(実施例4)を示した図。
本発明に係る第5の実施形態(実施例5)を示した図。
本発明に係る第6の実施形態(実施例6)を示した図。
本発明に係る第7の実施形態(実施例7)を示した図。
液体吐出装置の全体概略構成図。
他の液体吐出装置の全体概略構成図。
液体吐出装置の自動車に対する配置例を示す斜視図。
液体吐出装置の自動車に対する他の配置例を示す斜視図。
液体吐出装置により球面に液体を吐出した場合の説明図。
実施形態に係る電極の製造方法を実現するための電極の製造装置の一例を示す模式図。
実施形態に係る電極合材層の製造方法を実現するための電極の製造装置の他の一例を示す模式図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明に係る実施形態を、図面を用いて以下に説明する。
【0010】
以下、添付の図面に基づき、本発明について説明する。なお、本発明を説明するための各図面において、同一の機能もしくは形状を有する部材及び構成部品などの構成要素については、判別が可能な限り同一符号を付すことにより一度説明した後ではその説明を省略する。
(【0011】以降は省略されています)

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