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公開番号2024102578
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-31
出願番号2023006566
出願日2023-01-19
発明の名称作業機械および作業機械の制御方法
出願人株式会社小松製作所
代理人弁理士法人新樹グローバル・アイピー
主分類F01P 7/04 20060101AFI20240724BHJP(機械または機関一般;機関設備一般;蒸気機関)
要約【課題】より確実に熱交換器の清掃を行うことが可能な作業機械を提供すること。
【解決手段】油圧ショベル1は、エンジン41と、エンジンキー51と、熱交換器と、ファン43と、コントローラ61と、を備える。エンジンキー51は、エンジン41の停止信号c2を出力する。ファン43は、熱交換器を冷却する。コントローラ61は、停止信号c2が入力されてからエンジン41を停止するまでの間に、ファン43の回転を正回転から逆回転に変更する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
エンジンと、
前記エンジンの停止信号を出力する操作部と、
熱交換器と、
前記熱交換器を冷却するファンと、
前記停止信号が入力されてから前記エンジンを停止するまでの間に、前記ファンの回転を正回転から逆回転に変更するコントローラと、を備えた、
作業機械。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記コントローラは、前記停止信号が入力されてから前記エンジンを停止するまでの間、前記エンジンを通常回転よりも低い低回転数で動作させる、
請求項1に記載の作業機械。
【請求項3】
前記エンジンの駆動によって発電する発電機をさらに備え、
前記ファンは、電動ファンであり、
前記電動ファンは、前記発電機によって発電された電気で駆動する、
請求項1に記載の作業機械。
【請求項4】
前記エンジンからの排気ガスを処理する後処理装置を更に備え、
前記コントローラは、前記停止信号が入力されてから前記エンジンを停止するまでの間、前記後処理装置を冷却するために前記エンジンを前記低回転数で動作させる、
請求項2に記載の作業機械。
【請求項5】
前記ファン、前記熱交換器、および前記エンジンを収納する車両本体を更に備え、
前記ファンが正回転している場合、前記車両本体の外部から吸引された空気が前記熱交換器を通り、
前記ファンが逆回転している場合、前記車両本体の内部の空気が前記熱交換器を通って外部に排出される、
請求項1に記載の作業機械。
【請求項6】
前記熱交換器は、前記エンジンの冷却水を冷却するラジエータであり、
前記冷却水の水温を検出する水温センサを更に備え、
前記コントローラは、前記冷却水の温度が所定温度以下の場合、前記ファンの回転を正回転から逆回転に変更し、前記冷却水の温度が所定温度より高い場合、前記ファンの回転を正回転に維持する、
請求項1に記載の作業機械。
【請求項7】
前記熱交換器は、作動油を冷却するオイルクーラであり、
前記作動油の温度を検出する油温センサを更に備え、
前記コントローラは、前記作動油の温度が所定温度以上の場合、前記ファンの回転を正回転から逆回転に変更し、前記作動油の温度が所定温度より高い場合、前記ファンの回転を正回転に維持する、
請求項1に記載の作業機械。
【請求項8】
前記後処理装置の温度を検出する温度センサを更に備え、
前記コントローラは、前記後処理装置の温度が所定温度以下の場合、または、前記操作部から前記停止信号が入力されてから所定時間が経過した場合、前記エンジンおよび前記ファンを停止する、
請求項4に記載の作業機械。
【請求項9】
前記車両本体は、前記ファンによって空気が吸引または排出される空気口を有し、
前記空気口、前記熱交換器、前記ファン、および前記エンジンの順に並んで配置されている、
請求項5に記載の作業機械。
【請求項10】
エンジンを停止するための停止信号が入力される停止信号入力ステップと、
前記停止信号が入力されてから前記エンジンを停止するまでの間に、熱交換器を冷却するファンの回転を正回転から逆回転に変更する回転変更ステップと、を備えた、
作業機械の制御方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、作業機械および作業機械の制御方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
油圧ショベル等の作業機械には、各種流体(冷媒等)を冷却するために複数の熱交換器を有する熱交換器ユニットと、熱交換器ユニットに冷却風を供給する冷却ファンが設けられている。熱交換器ユニットには、例えば、エンジンの冷却水が通るラジエータ、油圧アクチュエータを作動させるための作動油が通るオイルクーラ、圧縮された空気が通るアフタークーラ等が配置されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
作業機械が動作する現場では塵等が多量に浮遊しているため、特許文献1に示す作業機械では、冷却ファンの正回転により熱交換器ユニットに運ばれて付着した塵等を、冷却ファンを逆回転させることによって吹き飛ばしている。具体的には、冷却ファンの正転作動時間が第1所定時間に達した場合に、冷却ファンを第2所定時間逆転させている。また、冷却ファンの正転動作時間が第1所定時間に達していない場合でもスイッチの操作によって冷却ファンを第2所定時間逆回転させている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-84520号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、車両稼働中に高負荷となる作業を行っている状態では作動油および冷却水の温度が高くなるため、冷却効率が低下する冷却ファンの逆回転を行うことが出来ず、熱交換器の清掃を行うことが出来ない場合があった。
【0006】
本開示は、より確実に熱交換器の清掃を行うことが可能な作業機械、および作業機械の制御方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の第1の態様にかかる作業機械は、エンジンと、操作部と、熱交換器と、ファンと、コントローラと、を備える。操作部は、エンジンの停止信号を出力する。ファンは、熱交換器を冷却する。コントローラは、停止信号が入力されてからエンジンを停止するまでの間に、ファンの回転を正回転から逆回転に変更する。
【0008】
本開示の第2の態様にかかる作業機械の制御方法は、停止信号入力ステップと、回転変更ステップと、を備える。停止信号入力ステップは、エンジンを停止するための停止信号が入力される。回転変更ステップは、停止信号が入力されてからエンジンを停止するまでの間に、熱交換器を冷却するファンの回転を正回転から逆回転に変更する
【発明の効果】
【0009】
本開示の態様によれば、より確実に熱交換器の清掃を行うことが可能な作業機械、および作業機械の制御方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本開示の実施形態にかかる油圧ショベルを示す斜視図である。
本開示の実施形態にかかる油圧ショベルの後方から視た斜視図である。
本開示の実施形態にかかる油圧ショベルのエンジンルーム内の構成を示す平面図である。
本開示の実施形態にかかる油圧ショベルのエンジンルーム内の構成を示す平面図である。
本開示の実施形態にかかる油圧ショベルの制御に関する構成を示すブロック図である。
本開示の実施形態にかかる油圧ショベルの制御方法を示すフロー図である。
本開示の実施形態にかかる油圧ショベルの制御方法を示すフロー図である。
本開示の実施形態にかかる油圧ショベルの制御方法を示すフロー図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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