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公開番号2024099311
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-25
出願番号2023003158
出願日2023-01-12
発明の名称ペダル装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人YKI国際特許事務所
主分類G05G 1/30 20080401AFI20240718BHJP(制御;調整)
要約【課題】ペダル装置の操作時の剛性を高くする。
【解決手段】ブレーキペダル装置10は、車両のフロアパネル16に固定されたペダルブラケット18と、ペダルブラケット18に回動可能に取り付けられたブレーキペダル12と、ペダルブラケット18に取り付けられ、ブレーキペダル12に連結してブレーキペダル12の回動に応じた液圧を発生するマスタシリンダ14とを含む。フロアパネル16は、ダッシュパネル20に比べて剛性が高く、ペダルブラケット18を剛性の高いフロアパネル16に固定することでペダル剛性が高くなる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車両のフロアパネルに固定されたペダルブラケットと、
前記ペダルブラケットに回動可能に取り付けられたペダルと、
前記ペダルブラケットに取り付けられ、前記ペダルに連結して前記ペダルの回動に応じた液圧を発生するマスタシリンダと、
を含むペダル装置。
続きを表示(約 660 文字)【請求項2】
請求項1に記載のペダル装置であって、
前記ペダルと前記マスタシリンダの連結点の移動範囲の両端が、前記マスタシリンダの中心軸線と直交し、かつ前記ペダルの回動中心を通る直線に対して、互いに反対側に位置し、
前記ペダルは、運転者が踏力を作用させるペダルパッドを有し、前記ペダルパッドは、前記ペダルの回動中心と、前記ペダルと前記マスタシリンダの前記連結点とを結ぶ直線よりも前方に位置している、
ペダル装置。
【請求項3】
請求項1に記載のペダル装置であって、
前記ペダルブラケットが、前記ペダルを回動可能に取り付ける複数の取付位置を備え、
前記マスタシリンダが、前記ペダルに連結するロッドの長さを調整するロッド長調整部を備えている、
ペダル装置。
【請求項4】
請求項1に記載のペダル装置であって、前記ペダルは、運転者が踏力を作用させるペダルパッドを有し、前記ペダルパッドの踏面には、前後方向に沿う断面が、前側の傾斜が緩やかで、後側の傾斜が急なのこぎり形である、滑り止め構造が設けられている、ペダル装置。
【請求項5】
請求項1に記載のペダル装置であって、
前記ペダルは、運転者が踏力を作用させるペダルパッドを有し、
前記ペダルの前方に配置され、前記ペダルパッド上の運転者の足のつま先が当接することによって、当該足を前記ペダルパッド上に維持する足維持カバー、
を含むペダル装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両の操作のためのペダル装置、特にペダル操作が液圧を介して操作対象の機器に伝達されるペダル装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
車両には、運転者が車両に備わる装置を操作するためのペダル装置が備えられている。典型的には、ペダル装置は、原動機の出力を調整するためのアクセルペダル、車両の速度を減じるためのブレーキペダルである。さらに、手動変速機を備えた車両においては、原動機、特にエンジンと変速機の接続を断続させるためのクラッチペダルが備えられている。ブレーキやクラッチの多くは、ペダルの操作により液圧を発生させ、液圧によってペダルの操作が伝達されて制御される。これらのペダル装置は、ペダルの操作を液圧に変換するマスタシリンダを備える。
【0003】
下記特許文献1には、ブレーキペダル装置が示されている。ブレーキペダル(2)は、ペダルブラケット(5)を介してダッシュパネル(1)に取り付けられている。また、マスタシリンダを備えたブレーキブースタ(4)もダッシュパネル(1)に取り付けられている。なお、上記の( )内の符号は、下記特許文献1で用いられている符号であり、本願の実施形態の説明で用いられる符号とは関連しない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-182187号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ダッシュパネルは、乗員室と原動機室を仕切るパネルであり、車体に加わる荷重を担う主要な部材ではない。このため、ダッシュパネルには高い剛性が要求されず、実際ダッシュパネルは比較的薄い鋼板で構成される。このようなダッシュパネルにペダル装置が取り付けられた場合、ペダルの操作による力を受けてダッシュパネルが変形し、ペダル剛性が低くなる傾向がある。
【0006】
本発明は、ペダル操作に対するペダル装置の支持剛性を高めることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係るペダル装置は、車両のフロアパネルに固定されたペダルブラケットと、ペダルブラケットに回動可能に取り付けられたペダルと、ペダルブラケットに取り付けられ、ペダルに連結してペダルの回動に応じた液圧を発生するマスタシリンダとを含む。
【0008】
ペダルとマスタシリンダが取り付けられたペダルブラケットを、ダッシュパネルより高い剛性のフロアパネルに固定することにより、ペダル装置の支持剛性を高めることができる。
【0009】
上記のペダル装置において、ペダルとマスタシリンダの連結点の移動範囲の両端が、マスタシリンダの中心軸線と直交し、かつ前記ペダルの回動中心を通る直線に対して、互いに反対側に位置するようにし、ペダルの、運転者が踏力を作用させるペダルパッドが、ペダルの回動中心と、ペダルのマスタシリンダとの連結点とを結ぶ直線よりも前方に位置するものとすることができる。マスタシリンダのプッシュロッドの揺動角を小さくしつつ、ペダルパッドをより前方に配置することによって運転者の足元スペースを有効に活用することができる。
【0010】
上記のペダル装置において、ペダルブラケットが、ペダルを回動可能に取り付ける複数の取付位置を備えるものとすることができ、マスタシリンダが、ペダルに連結するロッドの長さを調整するロッド長調整部を備えるものとすることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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