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公開番号2024088344
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-02
出願番号2022203460
出願日2022-12-20
発明の名称ズームレンズ及び撮像装置
出願人株式会社タムロン
代理人個人,個人
主分類G02B 15/20 20060101AFI20240625BHJP(光学)
要約【課題】 本件発明は、高変倍比を実現しつつ、小型でフォーカス域全域で光学性能の高いズームレンズ及び撮像装置を提供する。
【解決手段】複数のレンズ群G1~G7を備え、隣接するレンズ群の間隔を変化させることで広角端から望遠端へズーミングするズームレンズであって、ズーミング時の可変間隔のうち広角端における最も大きな可変間隔を隔てて、物体側が全体で負の屈折力を有する物体側負群GFであり、像側が全体で正の屈折力を有する像側正群GBであり、物体側負群GF及び像側正群GBはそれぞれ1以上のレンズ群を含むとともにそれぞれ少なくとも1つのフォーカス群Fa、G5を含み、無限遠から近距離物体への合焦に際し、フォーカス群Fa、G5を光軸に沿って移動し、フォーカス群Faは負の屈折力を有し、無限遠物体から近距離物体へのフォーカシングの際に像側へ移動するズームレンズとする。また、当該ズームレンズを備えた撮像装置とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数のレンズ群を備え、隣接するレンズ群の間隔を変化させることで広角端から望遠端へズーミングするズームレンズであって、
ズーミング時の可変間隔のうち広角端における最も大きな可変間隔を隔てて、物体側が全体で負の屈折力を有する物体側負群であり、像側が全体で正の屈折力を有する像側正群であり、
前記物体側負群及び前記像側正群はそれぞれ1以上のレンズ群を含み、
前記物体側負群及び前記像側正群はそれぞれ少なくとも1つのフォーカス群を含み、
無限遠から近距離物体への合焦に際し、前記フォーカス群を光軸に沿って移動し、
前記物体側負群に含まれるフォーカス群Faは負の屈折力を有し、無限遠物体から近距離物体へのフォーカシングの際に像側へ移動することを特徴とするズームレンズ。
続きを表示(約 640 文字)【請求項2】
前記フォーカス群Faは、最も物体側に負の屈折力を有するレンズLaを備える、請求項1に記載のズームレンズ。
【請求項3】
前記レンズLaは、物体側に発散面を有する、請求項2に記載のズームレンズ。
【請求項4】
前記フォーカス群Faは、最も像側に正の屈折力を有するレンズLbを備える、請求項1に記載のズームレンズ。
【請求項5】
前記フォーカス群Faは、2枚以下のレンズにより構成される、請求項1に記載のズームレンズ。
【請求項6】
最も物体側に配置されるレンズ群が正の屈折力を有する、請求項1に記載のズームレンズ。
【請求項7】
最も物体側に配置されるレンズ群は、3枚以下のレンズにより構成される、請求項1に記載のズームレンズ。
【請求項8】
広角端から望遠端へのズーミングに際し、最も物体側に配置されたレンズ群が物体側に移動する、請求項1に記載のズームレンズ。
【請求項9】
前記像側正群は少なくとも3つのレンズ群を備え、
少なくとも1つのレンズ群を挟んだ2つのレンズ群がズーミングの際に同一軌跡で光軸に沿って移動する、請求項1に記載のズームレンズ。
【請求項10】
前記物体側負群及び前記像側正群に配置されるフォーカス群はそれぞれ1つである、請求項1に記載のズームレンズ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本件発明は、ズームレンズ及び撮像装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、デジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラ等の固体撮像素子を用いた撮像装置が広く普及している。このような撮像装置として、例えば、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ、放送用カメラ/フィルム用カメラ、監視カメラ、車載カメラ等種々のものがある。固体撮像素子を構成する受光素子の高集積化に伴い、いずれの撮像装置においても高機能化と共に小型化が進み、撮像装置の撮像光学系においても一層の高性能化及び小型化が求められている。
【0003】
撮像装置に用いる撮像光学系としては、被写体に応じて焦点距離を変化させることのできるズームレンズに対するニーズが高い。ズームレンズでは、大型化を抑制しつつ、変倍比を大きくすることが求められている。また、フォーカス域全域で諸収差が良好に補正されたズームレンズが望まれており、フォーカシングに際して複数のレンズ群を移動させるフローティング方式が採用することが増えている。
【0004】
このようなフローティング方式によりフォーカシングを行うズームレンズとして、例えば、特許文献1には、7群構成であり、第4レンズ群及び第6レンズ群をフォーカス群とし、広角端から望遠端へのズーミングに際して第1レンズ群を物体側に移動させるようにしたズームレンズが提案されている。また、特許文献2には、7群構成で第3レンズ群及び第5レンズ群をフォーカス群とし、第1レンズ群をズーミングに際して固定したズームレンズが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2019-184632号公報
特開2017-129668号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記特許文献1に開示のズームレンズでは、広角端から望遠端へのズーミングの際の第1レンズ群を物体側に大きく繰り出している。第1レンズ群は比較的外径の大きなレンズで構成されるため、第1レンズ群の移動量が大きくなると、第1レンズ群を移動させるための駆動モータやアクチュエータ等の駆動機構等が大型化及び重量化するため、当該ズーム全体が大型化及び重量化してしまう。さらに、第1レンズ群の移動に伴い、当該ズームレンズの重心移動が大きくなり、当該ズームレンズの姿勢を維持することが困難になる。
【0007】
また、特許文献2に開示のズームレンズでは、広角端におけるテレフォト比が大きく、広角化を図ろうとすると、周辺光量が不足する。また、ズーミングの際に第1レンズ群を像面に対して固定しているため、広角端では焦点距離に比してその光学全長が長くなる。特許文献2と同様の構成で広角化を図りつつ、光学全長を短くしようとすると、第1レンズ群及び第2レンズ群に強い負の屈折力を配置する必要があり、後続群を構成するレンズの外径が大きくなってしまい、径方向の小型化が困難になる。
【0008】
そこで、本件発明の課題は、高変倍比を実現しつつ、小型でフォーカス域全域で光学性能の高いズームレンズ及び撮像装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するために本件発明に係るズームレンズは、複数のレンズ群を備え、隣接するレンズ群の間隔を変化させることで広角端から望遠端へズーミングするズームレンズであって、ズーミング時の可変間隔のうち広角端における最も大きな可変間隔を隔てて、物体側が全体で負の屈折力を有する物体側負群であり、像側が全体で正の屈折力を有する像側正群であり、
前記物体側負群及び前記像側正群はそれぞれ1以上のレンズ群を含み、
前記物体側負群及び前記像側正群はそれぞれ少なくとも1つのフォーカス群を含み、
無限遠から近距離物体への合焦に際し、前記フォーカス群を光軸に沿って移動し、
前記物体側負群に含まれるフォーカス群Faは負の屈折力を有し、無限遠物体から近距離物体へのフォーカシングの際に像側へ移動することを特徴とする。
【0010】
また、上記課題を解決するために本件発明に係る撮像装置は、上記ズームレンズと、当該ズームレンズによって形成された光学像を電気的信号に変換にする撮像素子とを備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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