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公開番号2024087361
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-01
出願番号2022202150
出願日2022-12-19
発明の名称偏流構造体、粉砕機及び粉砕機の組立方法
出願人三菱重工業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類B02C 15/04 20060101AFI20240624BHJP(破砕,または粉砕;製粉のための穀粒の前処理)
要約【課題】メンテナンスの頻度を減らすことができる偏流構造体、粉砕機及び粉砕機の組立方法を提供する。
【解決手段】粉砕機のハウジング11の内部において下方から吹き上げられた搬送用ガスを偏流する偏流構造体60であって、ブロック状の偏流部材70を備え、偏流部材70は、ハウジング11の上下方向に延びる中心軸線に向かって斜め上方に延びるとともに搬送用ガスが吹き付けられる下方傾斜面71と、ハウジング11の内壁が有する被引掛け部93に掛かる引掛け部76と、を有している。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
粉砕機のハウジングの内部において下方から吹き上げられた搬送用ガスを偏流する偏流構造体であって、
ブロック状の偏流部材を備え、
前記偏流部材は、
前記ハウジングの上下方向に延びる中心軸線に向かって斜め上方に延びるとともに搬送用ガスが吹き付けられる第1傾斜面と、
前記ハウジングの内壁が有する被引掛け部に掛かる引掛け部と、
を有している
偏流構造体。
続きを表示(約 930 文字)【請求項2】
ブロック状の押え部材を備え、
前記押え部材は、
前記偏流部材の上面に設置され、
前記ハウジングの前記中心軸線に向かって斜め下方に延びる第2傾斜面を有している
請求項1に記載の偏流構造体。
【請求項3】
前記押え部材の前記第2傾斜面から下方に向かって挿入されるネジ部材を備え、
前記偏流部材は、前記押え部材及び前記ネジ部材によって前記被引掛け部に押し付けられた状態で固定されている
請求項2に記載の偏流構造体。
【請求項4】
ストッパ部材を備え、
前記偏流部材は、前記ハウジングの半径方向に貫通した貫通穴を有し、
前記ストッパ部材は、前記半径方向に沿って前記貫通穴に挿入されるともに、前記偏流部材の前記半径方向の移動を規制するストッパを有し、
前記被引掛け部を貫通した前記ネジ部材が、前記ストッパ部材と結合している
請求項3に記載の偏流構造体。
【請求項5】
前記ネジ部材が前記被引掛け部と結合している
請求項3に記載の偏流構造体。
【請求項6】
前記偏流部材は、前記上下方向に沿って複数の前記引掛け部を有している
請求項1に記載の偏流構造体。
【請求項7】
前記偏流部材の前記第1傾斜面は、前記偏流部材の他の部分よりも耐摩耗性に優れた材料によって形成されている
請求項1に記載の偏流構造体。
【請求項8】
前記偏流部材の数は、少なくとも2以上とされ、
前記偏流部材が前記ハウジングの周方向に隣り合うように並べられている
請求項1に記載の偏流構造体。
【請求項9】
前記ハウジングの周壁に形成された開口部とそれに隣接する他の開口部との間に設けられている
請求項1に記載の偏流構造体。
【請求項10】
請求項1から9のいずれかに記載の偏流構造体と、
前記被引掛け部を有する前記ハウジングと、
を備えている
粉砕機。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、偏流構造体、粉砕機及び粉砕機の組立方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
ミルの粉砕テーブルの周囲から吹き上げられた搬送用ガスの流れの向きをミルの上下方向(鉛直方向)に延びた中心軸線に向かって偏流させ、搬送用ガスの鉛直上向きの速度成分を減少させ、吹き上がる粉砕された固体燃料の重力分級を促進し、ミルの上部に設置された分級機に到達する粗粉の量を減少させ、分級機による分級性能を向上させるために、ミルのハウジングの内壁に偏流構造体(偏流板)を設ける場合がある(特許文献1)。
また、偏流板には、粗粉が下方に向かって還流するミルの内壁近傍に搬送用ガスの吹上流が流れることで粗粉が再粉砕される前に吹上流に乗って上昇することを抑制する効果もある。
【0003】
粉砕テーブルの周囲から吹き上げられた直後の搬送用ガスは、ミルの内部において比較的に流速が速い。そのため、偏流板の下面には粉砕された固体燃料を含む搬送用ガスが高速で吹き付けられ極めて強いエロ―ジョン作用を受けるので、偏流板の下面は非常に摩耗しやすい。
また、偏流板の下面は粉砕テーブルに近く未粉砕の粗大な固体燃料や異物等の接触による衝撃も加わりやすく、偏流板の下面が晒されている環境は極めて厳しい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-121283号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来の偏流板においては、耐摩耗性及び耐衝撃性に優れたパネル状のライナ(分割耐摩耗部)を偏流板に張り付けて摩耗対策を行っていた。
【0006】
しかしながら、パネル状のライナでは摩耗に対して十分な板厚を確保しにくく、摩耗対策が十分とは言えず、頻繁なメンテナンスを行う必要がある。
また、耐摩耗性に優れたセラミック製のライナを採用したとしても異物の衝突で簡単に破壊される可能性があり、メンテナンスの頻度はそれほど変わらない。
【0007】
本開示は、このような事情に鑑みてなされたものであって、メンテナンスの頻度を減らすことができる偏流構造体、粉砕機及び粉砕機の組立方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本開示の偏流構造体、粉砕機及び粉砕機の組立方法は、以下の手段を採用する。
すなわち、本開示の一態様に係る偏流構造体は、粉砕機のハウジングの内部において下方から吹き上げられた搬送用ガスを偏流する偏流構造体であって、ブロック状の偏流部材を備え、前記偏流部材は、前記ハウジングの上下方向に延びる中心軸線に向かって斜め上方に延びるとともに搬送用ガスが吹き付けられる第1傾斜面と、前記ハウジングの内壁が有する被引掛け部に掛かる引掛け部と、を有している。
【0009】
また、本開示の一態様に係る粉砕機は、上記の偏流構造体と、前記被引掛け部を有する前記ハウジングと、を備えている。
【0010】
また、本開示の一態様に係る粉砕機の組立方法は、上記の粉砕機の組立方法であって、前記偏流部材を吊り下げて移動して、前記偏流部材の前記引掛け部を前記ハウジングの前記被引掛け部に掛ける。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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