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公開番号2024073396
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-29
出願番号2023194960
出願日2023-11-16
発明の名称スリットを有するバスケットを備える攪拌ミル
出願人ネッツシュ-ファインマールテヒニック ゲーエムベーハー
代理人個人,個人,個人
主分類B02C 17/16 20060101AFI20240522BHJP(破砕,または粉砕;製粉のための穀粒の前処理)
要約【課題】分離性能を更に向上させたスプリット管を提供する。
【解決手段】粉砕体を含む粉砕チャンバと、攪拌シャフトであり、粉砕チャンバ内にて水平攪拌シャフト軸線周りで回転し、相対回転不可能に接続されると共に、水平軸線方向において互いに間隔を置きつつ粉砕体を移動させる幾つかの粉砕部材、好適には粉砕ディスクを支持する攪拌シャフトとを備える攪拌ミルであって、攪拌シャフトは、出口側において、バスケットを有し、そのバスケットは、好適には、その外周に粉砕部材を有すると共に、スプリット管を支持する出口を包囲し、これによりバスケットの内面とスプリット管を支持する出口との間に分離チャンバが形成されている。バスケットは、粉砕体を分離チャンバから粉砕チャンバ内に戻すためのスリットを有し、これらスリットは、粉砕チャンバから離れるよう面するバスケットの自由前面に通じている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
粉砕体を含む粉砕チャンバ(2)と、
攪拌シャフト(3)であり、前記粉砕チャンバ(2)内にて水平攪拌シャフト軸線(4)周りで回転し、前記攪拌シャフト(3)に相対回転不可能に接続されると共に、水平軸線方向において互いに間隔を置きつつ前記粉砕体を移動させる幾つかの粉砕部材(5)を支持し、好適には粉砕ディスクを支持する、前記攪拌シャフト(3)と、
を備える攪拌ミル(1)であって、
前記攪拌シャフト(3)が、出口側において、バスケット(6)を有し、該バスケット(6)が、好適には、その外周に粉砕部材(18)を有すると共に、スプリット管を支持する出口(7)を包囲し、これにより前記バスケット(6)の内面と前記スプリット管を支持する出口(7)との間に分離チャンバ(9)が形成されている攪拌ミルにおいて、
前記バスケット(6)が、粉砕体を前記分離チャンバ(9)から前記粉砕チャンバ(2)内に戻すためのスリット(10)を有し、該スリット(10)が、前記粉砕チャンバ(2)から離れるよう面する前記バスケット(6)の自由前面(11)に通じており、前記スリット(10)における拡張及び/又は形状が、少なくとも局所的に変化することを特徴とする、攪拌ミル。
続きを表示(約 720 文字)【請求項2】
請求項1に記載の攪拌ミル(1)であって、前記スリット(10)が、前記バスケット(6)を前記攪拌シャフト(3)と接続するホイールディスク(12)も通過し、これにより前記各スリット(10)が前記ホイールディスク(12)自体を介して前記粉砕チャンバ(2)とも接続されていることを特徴とする、攪拌ミル。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の攪拌ミル(1)であって、前記スリット(10)が、前記バスケット(6)の自由端の側又は領域に形成された安定化リング(13)の下方にトンネルを形成していることを特徴とする、攪拌ミル。
【請求項4】
請求項1~3の何れか一項に記載の攪拌ミル(1)であって、前記スリット(10)の主軸線(14)が、前記攪拌シャフト軸線(4)と平行に延びていることを特徴とする、攪拌ミル。
【請求項5】
請求項4に記載の攪拌ミル(1)であって、作業回転方向に進む前記スリットの側面(15)が、前記スリットを通る前記主軸線(14)の仮想半径に対して、0°~45°の迎え角(A)を有することを特徴とする、攪拌ミル。
【請求項6】
バスケット(6)であって、好適には、その外周に粉砕部材(18)が設けられると共に、スプリット管を支持する出口(7)を包囲しているバスケットにおいて、
前記バスケット(6)が、スリット(10)を備え、該スリット(10)が、粉砕チャンバ(2)から離れるよう面する前記バスケット(6)の自由前面(11)に通じており、前記スリット(10)における拡張及び/又は形状が少なくとも局所的に変化することを特徴とする、バスケット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、請求項1の上位概念に係るスリットを有するバスケットを備える攪拌ミルと、請求項6の上位概念に係る対応のバスケットに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
最初に、図1に基づいて攪拌ミルの基本原理を説明する。
【0003】
図1は、水平攪拌シャフト3を備える攪拌ミル1を概略的に示す。粉砕容器16内に配置されると共に、一般に鋼球又はセラミック球として構成されている粉砕体については省略してある。
【0004】
攪拌ミル1の動作中、被粉砕材料は、攪拌ミル1の入口17を介して、粉砕容器16により包囲された粉砕チャンバ2内へ又は粉砕チャンバ2を通るようポンプで送られる。湿式粉砕の場合、被粉砕材料は、液体(主に水の形態)及び固体の懸濁液又は分散液である。他の場合、このような攪拌ミル1は、乾式粉砕に使用することもできる。この場合、例えば垂直シャフトを備える攪拌ミルとして設計することができ、この攪拌ミルを通って粉砕材料がガス状流体により主に下降流で運ばれる。
【0005】
最も広範な態様において、本発明は、両方のタイプの攪拌ミルに関する。本発明の使用は、水平攪拌シャフト3を備える攪拌ミルの場合に特に好適である。
【0006】
攪拌シャフト3に相対回転不可能に接続されると共に、粉砕ディスクとしても構成され、かつそのように称されることも多い粉砕部材5は、攪拌シャフト3の回転運動によって回転される。粉砕部材5を個々のピンの形態に構成することも本発明の一部として可能であり、以下において説明する。回転運動を生じさせるために、攪拌シャフト3は、例えば、ベルトドライブ102を介して電気モータ101によって駆動することができる。攪拌ミル1の駆動部は、粉砕容器16に隣接するハウジング103内に配置されることが多い。
【0007】
粉砕部材5が回転することにより、粉砕チャンバ2内に位置すると共に、粉砕部材5の近傍に位置する粉砕体は、粉砕容器16の周方向に連行される。移動した粉砕体は、頂点領域に到達すると直ぐに、2個の粉砕部材5の間の中央領域において、再び攪拌シャフト3方向に逆流する。これにより、2個の粉砕部材5の間で粉砕体の循環運動が生じる。
【0008】
粉砕チャンバ2を通って圧送された粉砕材料懸濁液における固体と粉砕体との間の衝突及びロールオーバーは、粉砕体の運動によって引き起こされる。これら衝突及びロールオーバーにより、粉砕材料懸濁液における固体から微粒子が分離し、従って攪拌ミル1の出口に到着する固体は、入口17に供給される固体よりも大幅に小さい。
【0009】
粉砕体が粉砕チャンバから放出されないことを保証するために、スクリーン又は好適にはスプリット管8の形状のスクリーン(以下、代表的に「スプリット管」と称する)が出口7の前に取り付けられ及び/又は出口7によって支持されることが一般的である。このスプリット管8の周囲には、スプリット管8を包囲するバスケット6が配置されている。バスケットは、供給ポンプの圧力によってスプリット管方向に押圧される傾向のある粉砕体により、損傷を与える粉砕体圧力がスプリット管に及ぶのを防止するよう機能する。
【0010】
ほとんどの場合、バスケット6は、出口7に面する攪拌シャフト7の自由端に相対回転不可能に取り付けられている。この場合、バスケットは、攪拌シャフト3と一緒に回転する。
(【0011】以降は省略されています)

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