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公開番号2024076493
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-06
出願番号2022188047
出願日2022-11-25
発明の名称製砂設備及び製砂方法
出願人株式会社アーステクニカ,京阪砕石株式会社
代理人個人
主分類B02C 21/00 20060101AFI20240530BHJP(破砕,または粉砕;製粉のための穀粒の前処理)
要約【課題】湿式砕砂を野積みすることなく水切りすることで、広大なスペースおよび重機による積込み出荷を不要とした湿式砕砂の製砂設備を提供する湿式砕砂の製砂設備を提供する。
【解決手段】製砂機と、コンベアと、ホッパ30と、排水構造と、を備える。製砂機には水と原料が投入され、製砂機は原料を粉砕して湿式砕砂を生成する。コンベアは、製砂機が生成した湿式砕砂を搬送する。ホッパ30は、コンベアが搬送した湿式砕砂を一時的に貯留して水切りして、製品砂として排出する。排水構造は、ホッパ30に貯留されている湿式砕砂から生じた水を排出する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
水と原料が投入され、前記原料を粉砕して湿式砕砂を生成する製砂機と、
前記製砂機が生成した前記湿式砕砂を搬送するコンベアと、
前記コンベアが搬送した前記湿式砕砂を一時的に貯留して水切りして、製品砂として排出するホッパと、
前記ホッパに貯留されている前記湿式砕砂から生じた水を排出する排水構造と、
を備える、製砂設備。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
請求項1に記載の製砂設備であって、
前記ホッパを複数備える、製砂設備。
【請求項3】
請求項1に記載の製砂設備であって、
前記ホッパは、前記湿式砕砂を貯留する貯留部と、前記貯留部が貯留した前記湿式砕砂を排出する排出部と、を有し、
前記貯留部の高さ方向の中央よりも下方である貯留下部、又は、前記排出部に前記排水構造が設けられる、製砂設備。
【請求項4】
請求項1に記載の製砂設備であって、
前記排水構造は、水を透過させるとともに前記湿式砕砂を透過させない透水体を含み、
前記排水構造は、前記透水体を透過した水を排水する、製砂設備。
【請求項5】
請求項4に記載の製砂設備であって、
前記透水体は、前記製品砂を排出する排出経路に配置されており、
前記透水体は、前記排出経路を閉鎖する閉鎖位置と、前記排出経路を開放する開放位置と、の間で位置を切替可能である、製砂設備。
【請求項6】
請求項1に記載の製砂設備であって、
前記ホッパは、前記湿式砕砂を貯留する貯留部と、前記貯留部が貯留した前記湿式砕砂を排出する排出部と、を有し、
高さ方向で見たときの前記貯留部の下端の開口の流路面積が、前記排出部の上端の開口の流路面積以下である、製砂設備。
【請求項7】
請求項1に記載の製砂設備であって、
前記排水構造としての、第1排水構造と、第2排水構造と、第3排水構造と、を備え、
前記ホッパは、前記湿式砕砂を貯留する貯留部と、前記貯留部が貯留した前記湿式砕砂を排出する排出部と、を有し、
前記第1排水構造は、前記貯留部に設けられ、当該貯留部に貯留されている前記湿式砕砂から生じた水を排出し、
前記第2排水構造は、前記排出部のうち、前記湿式砕砂が通過する領域の外側に設けられ、
前記第3排水構造は、前記製品砂を排出する排出経路に設けられている、製砂設備。
【請求項8】
水分を含む原料を粉砕して湿式砕砂を生成し、
生成した前記湿式砕砂をホッパまでコンベアを用いて搬送し、
前記ホッパで前記湿式砕砂を一時的に貯留して水切りし、前記ホッパに貯留されている湿式砕砂から生じた水を排水構造により排出した後に、生成された製品砂を排出する、製砂方法。
【請求項9】
請求項8に記載の製砂方法であって、
前記ホッパとして、少なくとも第1ホッパと第2ホッパが設けられ、
前記第1ホッパに湿式砕砂を搬送する間において、第2ホッパに貯留された湿式砕砂を水切りする、製砂方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本出願は、主として、湿式砕砂を生成した後に水切りして製品砂を製造する製砂設備に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に示すように、製砂機及び分級機を用いることにより、湿式砕砂を製造する設備が従来から知られている。製造された湿式砕砂には大量の水分が含まれているため、コンベアにより搬送された湿式砕砂を敷地に野積みすることにより、湿式砕砂が水切りされる。その後、水切りされた湿式砕砂は製品砂として出荷される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2002-102610号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、湿式砕砂を野積みする場合は広大なスペースが必要となる。更に、出荷の際には重機を用いて湿式砕砂をトラック等へ積み込む必要があるため、重機の手配、運用のコスト、及び運転者のコスト等が掛かる。
【0005】
本出願は以上の事情に鑑みてされたものであり、その主要な目的は、湿式砕砂を野積みすることなく水切りすることで、広大なスペースおよび重機による積込み出荷を不要とした湿式砕砂の製砂設備を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本出願の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段とその効果を説明する。
【0007】
本出願の第1の観点によれば、以下の構成の製砂設備が提供される。即ち、製砂設備は、製砂機と、コンベアと、ホッパと、排水構造と、を備える。前記製砂機には水と原料が投入され、前記製砂機は前記原料を粉砕して湿式砕砂を生成する。前記コンベアは、前記製砂機が生成した前記湿式砕砂を搬送する。前記ホッパは、前記コンベアが搬送した前記湿式砕砂を一時的に貯留して水切りして、製品砂として排出する。前記排水構造は、前記ホッパに貯留されている前記湿式砕砂から生じた水を排出する。
【0008】
本出願の第2の観点によれば、以下の製砂方法が提供される。即ち、水分を含む原料を粉砕して湿式砕砂を生成する。生成した前記湿式砕砂を、ホッパまでコンベアを用いて搬送する。前記ホッパで前記湿式砕砂を一時的に貯留して水切りし、前記ホッパに貯留されている湿式砕砂から生じた水を排水構造により排出した後に、生成された製品砂を排出する。
【発明の効果】
【0009】
本出願によれば、湿式砕砂を野積みすることなく水切りすることで、広大なスペースおよび重機による積込み出荷を不要とした湿式砕砂の製砂設備を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
製砂設備の構成を示す概要図。
ホッパ及び排水構造を示す側面図。
第3排水構造の側面図。
第3排水構造の平面図。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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