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公開番号2024076391
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-06
出願番号2022187841
出願日2022-11-25
発明の名称軟質ウレタンの微粉末製造設備及び軟質ウレタンの微粉末
出願人株式会社エコ・マイニング
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類B02C 19/22 20060101AFI20240530BHJP(破砕,または粉砕;製粉のための穀粒の前処理)
要約【課題】二軸破砕機を用いて濡れた板状の軟質ウレタンフォームを破砕する場合に、生産性を向上させることができる技術を提供する。
【解決手段】二軸破砕機60の上流側に、減水機構20を付設する。減水機構20は、下ローラ22及び上ローラ23を備える。下ローラ22及び上ローラ23で濡れた板状の軟質ウレタンフォームを圧縮して、軟質ウレタンフォームから水を押し出す。減水処理された軟質ウレタンフォームが二軸破砕機60に投入される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ノーマル羽根とカウンター羽根を破砕スクリューに備え、この破砕スクリューを一対備え、一方の破砕スクリューに対して他方の破砕スクリューを逆回転させることで板状の軟質ウレタンフォームを破砕して微粉末を得る二軸破砕機を主たる構成要素とする微粉末製造設備であって、
この微粉末製造設備は、前記二軸破砕機の上流側に、前記板状の軟質ウレタンフォームに含まれる水の量を低減する減水機構を備え、
この減水機構は、前記板状の軟質ウレタンフォームを圧縮して減水する下ローラ及び上ローラを備えていることを特徴とする軟質ウレタンの微粉末製造設備。
続きを表示(約 210 文字)【請求項2】
請求項1記載の軟質ウレタンの微粉末製造設備であって、
前記二軸破砕機の下流側に、前記微粉末が帯びる静電気を除去する除電機構が備えられていることを特徴とする軟質ウレタンの微粉末製造設備。
【請求項3】
請求項1又は請求項2記載の軟質ウレタンの微粉末製造設備で製造される軟質ウレタンの微粉末であって、
この微粉末は、鳥の足形状を呈していることを特徴とする軟質ウレタンの微粉末。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、軟質ウレタンフォームを微細化して微粉末を得る技術に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【0002】
[用語の説明]
ウレタンは、ポリウレタンの略称である。
フォーム(Foam)は、日本語で泡を意味する。
ウレタンフォームは、発泡性ウレタンとも呼ばれる。
発泡性ウレタン(ウレタンフォーム)は、硬質ウレタンフォームと軟質ウレタンフォームとの総称である。
【0003】
上流側とは、後述の図1に示す動線11上のある点(又は部位)から流れを遡る側をいう。
下流側とは、動線11上のある点(又は部位)から流れを下る側をいう。
二軸スクリュー式破砕機を、二軸破砕機と略記する。
【背景技術】
【0004】
硬質ウレタンフォームは、クローズドセルであって、独立セル構造を有する。セル内の空気がセル間を移動することはなく、セルが外に開放されてもいない。
空気が閉じ込められているため断熱性能が高く、建築断熱板や、自動販売機や冷蔵庫などの電機品断熱材として盛んに利用される。
【0005】
軟質ウレタンフォームは、オープンセルであって、セル内の空気がセル間を移動し、セルが外に開放されている。
軟質ウレタンフォームは、クッション、ソファー、ベッド、マットなどの生活用品や工業用品に盛んに利用される。
【0006】
古くなったウレタンフォームは、埋め立て処理されてきたが、埋め立て処理場の確保が難しくなり、現在は焼却処理が主流となっている。
ウレタンフォームは、石油由来製品であるため、原油資源の枯渇問題を考慮すると、再利用が望まれる。
【0007】
そこで、本発明者らは、軟質ウレタンフォームの廃材を二軸破砕機で破砕し且つ破砕物同士を擦り合わせることで、平均粒径が1.0mm以下の軟質微粉末を製造する技術を提案した(特許文献1参照)。
【0008】
特許文献1の技術で概ね良好な軟質微粉末が得られたが、ある頻度で不具合が起こることが分かった。この不具合を図面で説明する。
図10は従来の不具合を説明する図(二軸破砕機の横断面図)であり、板状の軟質ウレタンフォーム101(以下、軟質ウレタンフォーム101と略記する。)をホッパー102へ投入すると、ある頻度で軟質ウレタンフォーム101が一対の破砕スクリュー103、104に載ったままとなる。暫くするとこの軟質ウレタンフォーム101は一対の破砕スクリュー103、104に引き込まれるが、載っている間は時間ロスとなる。この時間ロスの分だけ生産性は低下する。
【0009】
図11は従来の不具合を説明する図(二軸破砕機の長手断面の部分図)であり、引き込まれた後、砕かれてある程度の大きさになった破砕片105は、スクリュー軸106に設けられた螺旋状の羽根107でスクリュー軸106に沿って移動しつつ更に破砕される。しかし、破砕片105は順調にスクリュー軸106に沿って移動しないことがある。順調でない分だけ、生産性が低下する。
【0010】
生産コストの低減が求められる中、二軸破砕機を用いて板状の軟質ウレタンフォームを破砕する場合に、生産性を向上させることができる技術が求められる。
【先行技術文献】
【特許文献】
(【0011】以降は省略されています)

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