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公開番号2024084996
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-26
出願番号2022199263
出願日2022-12-14
発明の名称光コネクタ構成品および光コネクタ
出願人沖電気工業株式会社,株式会社オプトハブ,学校法人千葉工業大学
代理人弁理士法人きさ特許商標事務所
主分類G02B 6/36 20060101AFI20240619BHJP(光学)
要約【課題】光ファイバから漏れ出す光などによって発生する熱の抑制をはかることができる光コネクタ構成品および光コネクタを得る。
【解決手段】光コネクタの構成部品となるプラグ100は、貫通孔内に光ファイバ200の先端部分を保持するフェルール110と、フェルール110と光ファイバ200との間に設置される反射材140とを備えるものである。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
貫通孔内に光ファイバの先端部分を保持するフェルールと、
前記フェルールと前記光ファイバとの間に設置される反射材と
を備える光コネクタ構成品。
続きを表示(約 770 文字)【請求項2】
前記反射材は、金属を含む材料を有する請求項1に記載の光コネクタ構成品。
【請求項3】
前記フェルールを保持するケースを備え、
前記ケース内において、前記光ファイバからの光を、前記光が前記フェルールに当たらない位置に放出させる請求項1または請求項2に記載の光コネクタ構成品。
【請求項4】
前記フェルールを保持するケースと、
前記光ファイバから前記ケース内に放出される光を吸収する光吸収手段と
を備える請求項1または請求項2に記載の光コネクタ構成品。
【請求項5】
前記光吸収手段は、前記光ファイバより熱伝導性の高い材料である請求項4に記載の光コネクタ構成品。
【請求項6】
前記光吸収手段は、前記光ファイバからの光が直接当たる部分の材料を、前記光ファイバの被覆より光の吸収が大きい材料とする請求項4に記載の光コネクタ構成品。
【請求項7】
前記光吸収手段は、前記光の吸収により発生する熱を前記ケースに伝える請求項4に記載の光コネクタ構成品。
【請求項8】
前記光吸収手段は、前記ケース内外に連なって設置され、前記ケース内において吸収した前記光により発生する熱を前記ケース外で放熱させる請求項4に記載の光コネクタ構成品。
【請求項9】
前記フェルールを保持するケースを備え、
前記ケース内において、前記光ファイバの前記反射材で覆われていない部分に曲げ部を有する請求項1または請求項2に記載の光コネクタ構成品。
【請求項10】
前記光ファイバの前記曲げ部に接触させて放熱させる放熱手段を備える請求項9に記載の光コネクタ構成品。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この技術は、複数の光ファイバを接続する光コネクタ構成品および光コネクタに関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
光ファイバのケーブルを、他の光ファイバ、他の装置などと接続して光を伝搬させるため、光ファイバの端部に光コネクタが設置される。光コネクタには、プラグ2つとアダプタ1つからなるもの、プラグ1つとレセプタクル1つからなるものなどがある。光コネクタの構成品であるプラグ、レセプタクルなどにはフェルールが用いられ、フェルールが有する貫通孔に光ファイバの先端を通し、接着などにより光ファイバを保持する。たとえば、2つのプラグを、スリーブなどを有するアダプタの両側から挿入し、プラグが保持する2つの光ファイバの端面を突き合わせて、バネなどで押し付け、光を伝搬可能に、光ファイバを接続する(たとえば、特許文献1および非特許文献1参照)。
【0003】
ここで、フェルールは、硬質で加工精度の高いセラミックが材料として用いられることが多いが、プラスチックを材料とするものもある(たとえば、非特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2018/180898号
【非特許文献】
【0005】
JIS C 5973:2014 F04形光ファイバコネクタ(SCコネクタ)
JIS C 5982:2020 F13形多心光ファイバコネクタ(MPOコネクタ)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
一般に、光ファイバに入力する光のパワーを大きくすれば、光ファイバはより遠方まで光を伝搬することができる。しかしながら、光のパワーを大きくすると、光コネクタで突き合わせた光ファイバの端面において漏れる光のパワーも大きくなる。このため、たとえば、プラスチック製のフェルールの場合、突き合わせた光ファイバから漏れ出した光で、光コネクタおよび光コネクタの周辺が発熱する。そして、熱に弱いプラスチック製のフェルール、光ファイバとフェルールとを接着した接着剤、光ファイバの被覆などが熱によって損傷する。
【0007】
また、セラミック製のフェルールの場合、突き合わせた光ファイバから漏れ出した光で、フェルールが発熱して光ファイバより膨張する。このため、突き合わせた光ファイバの端面が離れてしまい、端面から漏れ出す光がさらに多くなって、光コネクタなどがさらに過熱する。したがって、フェルール自体が熱に強い材料であったとしても、光ファイバとフェルールとを接着した接着剤および光ファイバの被覆などが熱によって損傷する。
【0008】
そこで、光ファイバから漏れ出す光などによって発生する熱の抑制をはかることができる光コネクタ構成品および光コネクタの実現が望まれていた。
【課題を解決するための手段】
【0009】
開示に係る光コネクタ構成品および光コネクタは、貫通孔内に光ファイバの先端部分を保持するフェルールと、フェルールと光ファイバとの間に設置される反射材とを備えるものである。
【発明の効果】
【0010】
開示に係る光コネクタ構成品および光コネクタによれば、フェルールと光ファイバとの間に反射材を設置するようにしたので、光ファイバ外への光の放出を抑え、光コネクタにおける発熱を抑えることができる。このため、光ファイバに入力する光のパワーを大きくすることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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