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公開番号2024083671
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-24
出願番号2022197601
出願日2022-12-12
発明の名称硬化性組成物、偏光フィルム、光学フィルムおよび画像表示装置
出願人日東電工株式会社
代理人弁理士法人ユニアス国際特許事務所
主分類G02B 5/30 20060101AFI20240617BHJP(光学)
要約【課題】偏光特性の加湿信頼性に優れた偏光フィルムの原料となる硬化性組成物、および偏光特性の加湿信頼性に優れた偏光フィルムを提供すること。
【解決手段】2以上の2級チオール基を有するポリチオール化合物と、硬化性成分と、ラジカル発生剤とを含有する硬化性組成物、および偏光子の少なくとも一方の面に接着剤層を介して光学フィルムが積層された偏光フィルムであって、接着剤層が上記硬化性組成物の硬化物層である偏光フィルム。組成物中の全量を100質量%としたとき、ポリチオール化合物の含有量が0.5~10質量%であることが好ましい。組成物中の全量を100質量%としたとき、ラジカル発生剤の含有量が0.5~5質量%であることが好ましい。ポリチオール化合物の含有量をa質量%、ラジカル発生剤の含有量をb質量%としたとき、a/bが0.5~10であることが好ましい。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
2以上の2級チオール基を有するポリチオール化合物と、硬化性成分と、ラジカル発生剤とを含有することを特徴とする硬化性組成物。
続きを表示(約 630 文字)【請求項2】
前記ラジカル発生剤が光重合開始剤である請求項1に記載の硬化性組成物。
【請求項3】
組成物中の全量を100質量%としたとき、前記ポリチオール化合物の含有量が0.5~10質量%である請求項1に記載の硬化性組成物。
【請求項4】
組成物中の全量を100質量%としたとき、前記ラジカル発生剤の含有量が0.5~5質量%である請求項1に記載の硬化性組成物。
【請求項5】
前記ポリチオール化合物の含有量をa質量%、前記ラジカル発生剤の含有量をb質量%としたとき、a/bが0.5~10である請求項4に記載の硬化性組成物。
【請求項6】
硬化性組成物が、活性エネルギー線硬化性組成物である請求項1に記載の硬化性組成物。
【請求項7】
偏光子の少なくとも一方の面に接着剤層を介して光学フィルムが積層された偏光フィルムであって、前記接着剤層が請求項1に記載の硬化性組成物の硬化物層であることを特徴とする偏光フィルム。
【請求項8】
前記偏光子の厚みが7μm以下である請求項7に記載の偏光フィルム。
【請求項9】
前記光学フィルムが透明保護フィルムである請求項7に記載の偏光フィルム。
【請求項10】
前記光学フィルムがトリアセチルセルロース系樹脂フィルムである請求項7に記載の偏光フィルム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、偏光子の少なくとも一方の面に接着剤層を介して光学フィルムが積層された偏光フィルムの接着剤層の原料となる硬化性組成物および偏光フィルムに関する。当該偏光フィルムはこれ単独で、またはこれを積層した積層光学フィルムとして液晶表示装置(LCD)、有機EL表示装置、CRT、PDPなどの画像表示装置を形成し得る。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
近年、画像表示装置の薄型化およびフレキシブル化が進んでおり、これに伴いその部材である偏光フィルムの薄型化も進んでいる。しかしながら、偏光フィルムが薄くなればなるほど、高温高湿環境下において偏光度の低下が発生し、光学特性が悪化する傾向があった。
【0003】
下記特許文献1では、1分子中に2個以上のチオール基を有するポリチオール化合物、1分子中に2個以上の炭素-炭素二重結合を有するポリエン化合物および光重合開始剤が含有されてなる偏光板用光硬化型接着剤が記載されている。
【0004】
下記特許文献2では、ポリビニルアルコール系偏光フィルムと保護フィルムとを接着するための光硬化型接着剤組成物であって、該光硬化型接着剤組成物が(a)ヒドロキシ基含有アルキル(メタ)アクリレート50~99重量%(b)光重合開始剤0.5~10重量%(c)アクリロキシ基又はメタクリロキシ基含有シランカップリング剤から選ばれた一種0.2~5重量%を少なくとも有している光硬化性接着剤組成物が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2005-139401号公報
特開2010-18721号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に記載の技術では、偏光板と液晶表示セルなどの透光部材との接着力に優れ、かつ、透明性にも優れる偏光板用光硬化型接着剤の提供を課題としている。また、特許文献2に記載の技術でも、偏光板製造に際しての、生産性の向上、設備コストの低減、材料コストの低減、接着性の向上、及び保護フィルム等の組合せ構成の自由度向上を課題としている。つまり、両文献とも偏光フィルムの偏光特性の加湿信頼性に関しては記載も示唆もしていない。
【0007】
本発明は上記実情に鑑みて開発されたものであり、偏光特性の加湿信頼性に優れた偏光フィルムの原料となる硬化性組成物、および偏光特性の加湿信頼性に優れた偏光フィルムを提供することを目的とする。
【0008】
さらには、前記偏光フィルムを用いた光学フィルムを提供すること、前記偏光フィルムまたは光学フィルムを用いた画像表示装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題は下記構成により解決し得る。即ち、本発明は、2以上の2級チオール基を有するポリチオール化合物と、硬化性成分と、ラジカル発生剤とを含有することを特徴とする硬化性組成物(1)に関する。
【0010】
上記硬化性組成物(1)において、前記ラジカル発生剤が光重合開始剤である硬化性組成物(2)が好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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