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公開番号2024066619
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-16
出願番号2022176115
出願日2022-11-02
発明の名称半導体回路および半導体装置
出願人ローム株式会社
代理人個人,個人
主分類H01L 25/07 20060101AFI20240509BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】 複数のアーム回路を含むハーフブリッジ回路の構成に起因したノイズの影響を低減することが可能な半導体回路と、当該半導体回路を具備する半導体装置とを提供する。
【解決手段】 半導体回路A10は、入力コンデンサC1と、第1スイッチング素子M1および第2スイッチング素子M2を含む第1アーム回路101と、第3スイッチング素子M3および第4スイッチング素子M4を含む第2アーム回路102と、シールド20とを備える。シールド20は、平面視において少なくとも第2アーム回路102の一部に重なる。第2アーム回路102の第2経路L2の長さは、第1アーム回路101の第1経路L1の長さよりも大きい。平面視において第2アーム回路102に重なり、かつ第2経路L2に沿ったシールド20の区間の長さは、平面視において第1アーム回路101に重なり、かつ第1経路L1に沿ったシールド20の区間の長さよりも大きい。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1電極および第2電極を有する入力コンデンサと、
互いに直列接続された第1スイッチング素子および第2スイッチング素子を含むとともに、前記第1スイッチング素子が前記第1電極に導通し、かつ前記第2スイッチング素子が前記第2電極に導通する第1アーム回路と、
互いに直列接続された第3スイッチング素子および第4スイッチング素子を含むとともに、前記第3スイッチング素子が前記第1電極に導通し、かつ前記第4スイッチング素子が前記第2電極に導通する第2アーム回路と、
平面視において少なくとも前記第2アーム回路の一部に重なるとともに、外部に接地されたシールドと、を備え、
前記第1アーム回路は、前記第1電極と電位が等しい第1ノードから前記第2電極と電位が等しい第2ノードに至る第1経路を有し、
前記第2アーム回路は、前記第1ノードから前記第2ノードに至る第2経路を有し、
前記第2経路の長さは、前記第1経路の長さよりも大きく、
前記平面視において前記第2アーム回路に重なり、かつ前記第2経路に沿った前記シールドの区間の長さは、前記平面視において前記第1アーム回路に重なり、かつ前記第1経路に沿った前記シールドの区間の長さよりも大きい、半導体回路。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記平面視において、前記シールドは、前記第2アーム回路の全体に重なっている、請求項1に記載の半導体回路。
【請求項3】
前記第1アーム回路は、前記第1ノードと前記第1スイッチング素子とを導通する第1配線と、前記第2ノードと前記第2スイッチング素子とを導通する第2配線と、を含み、
前記第2アーム回路は、前記第1ノードと前記第3スイッチング素子とを導通する第3配線と、前記第2ノードと前記第4スイッチング素子とを導通する第4配線と、を含み、
前記平面視において、前記シールドは、少なくとも前記第3配線および前記第4配線に重なっている、請求項1に記載の半導体回路。
【請求項4】
前記シールドは、互いに離れた第1シールドおよび第2シールドを含み、
前記平面視において、前記第1シールドは、前記第3配線に重なっており、
前記平面視において、前記第2シールドは、前記第4配線に重なっている、請求項3に記載の半導体回路。
【請求項5】
前記平面視において、前記第1シールドは、前記第1配線に重なっており、
前記平面視において、前記第2シールドは、前記第2配線に重なっている、請求項4に記載の半導体回路。
【請求項6】
前記平面視において、前記シールドは、前記入力コンデンサ、前記第1配線、前記第2配線、前記第3配線および前記第4配線の各々に重なっている、請求項3に記載の半導体回路。
【請求項7】
前記第1スイッチング素子、前記第2スイッチング素子、前記第3スイッチング素子および前記第4スイッチング素子に導通するインダクタをさらに備え、
前記平面視において、前記インダクタは、前記シールドの外方に位置する、請求項1ないし6のいずれかに記載の半導体回路。
【請求項8】
前記インダクタに導通する出力コンデンサをさらに備え、
前記平面視において、前記出力コンデンサは、前記シールドの外方に位置する、請求項7に記載の半導体回路。
【請求項9】
請求項1に記載の半導体回路と、
前記半導体回路を搭載する基材と、を備える、半導体装置。
【請求項10】
前記第1アーム回路および前記第2アーム回路の各々の一部は、前記基材に収容されており、
前記入力コンデンサは、前記基材に導電接合されている、請求項9に記載の半導体装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、半導体回路と、当該半導体回路を具備する半導体装置とに関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、降圧型のDC-DCコンバータにかかる電源回路の一例が開示されている。当該電源回路は、2つのトランジスタを含む。当該電源回路においては、2つのトランジスタにより1つのアーム回路が構成されている。当該アーム回路は、ハーフブリッジ回路を構成する。2つのトランジスタの各々が駆動し、かつ当該ハーフブリッジ回路に導通するインダクタおよび出力コンデンサにより、当該電源回路に入力された電源電圧は所定の電圧にまで降圧される。
【0003】
ここで、特許文献1に開示されている電源回路において、より大きな電流を流すことが求められる場合、複数のアーム回路を含むハーフブリッジ回路を構成する必要がある。この場合において、複数のアーム回路の各々の導電経路の長さが大きく異なると、複数のアーム回路の各々から発生する磁界の大きさに差異が生じる。これにより、相互インダクタンスによる複数のアーム回路の磁界の打ち消し効果が十分に発揮されず、複数のアーム回路の各々から発生するノイズの度合いに偏りが生じる。これにより、当該ノイズがハーフブリッジ回路に与える影響がより大きくなるおそれがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-132514号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本開示は上記事情に鑑み、複数のアーム回路を含むハーフブリッジ回路に起因したノイズの影響を低減することが可能な半導体回路と、当該半導体回路を具備する半導体装置とを提供することをその課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の第1の側面によって提供される半導体回路は、第1電極および第2電極を有する入力コンデンサと、互いに直列接続された第1スイッチング素子および第2スイッチング素子を含むとともに、前記第1スイッチング素子が前記第1電極に導通し、かつ前記第2スイッチング素子が前記第2電極に導通する第1アーム回路と、互いに直列接続された第3スイッチング素子および第4スイッチング素子を含むとともに、前記第3スイッチング素子が前記第1電極に導通し、かつ前記第4スイッチング素子が前記第2電極に導通する第2アーム回路と、平面視において少なくとも前記第2アーム回路の一部に重なるとともに、外部に接地されたシールドと、を備え、前記第1アーム回路は、前記第1電極と電位が等しい第1ノードから前記第2電極と電位が等しい第2ノードに至る第1経路を有し、前記第2アーム回路は、前記第1ノードから前記第2ノードに至る第2経路を有し、前記第2経路の長さは、前記第1経路の長さよりも大きく、前記平面視において前記第2アーム回路に重なり、かつ前記第2経路に沿った前記シールドの区間の長さは、前記平面視において前記第1アーム回路に重なり、かつ前記第1経路に沿った前記シールドの区間の長さよりも大きい。
【0007】
本開示の第2の側面によって提供される半導体装置は、本開示の第1の側面によって提供される半導体回路と、前記半導体回路を搭載する基材と、を備える。
【発明の効果】
【0008】
本開示にかかる半導体回路が具備する構成によれば、複数のアーム回路を含むハーフブリッジ回路に起因したノイズの影響を低減することが可能となる。
【0009】
本開示のその他の特徴および利点は、添付図面に基づき以下に行う詳細な説明によって、より明らかとなろう。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、本開示の第1実施形態にかかる半導体回路の構成図である。
図2は、本開示の第1実施形態にかかる半導体装置の平面図であり、封止樹脂の一部を透過している。
図3は、図2に示す半導体装置の平面図であり、封止樹脂の図示を省略し、シールド、入力コンデンサおよび半導体素子を透過している。
図4は、図2に示す半導体装置の底面図である。
図5は、図3のV-V線に沿う断面図である。
図6は、図3のVI-VI線に沿う断面図である。
図7は、図3のVII-VII線に沿う断面図である。
図8は、図3のVIII-VIII線に沿う断面図である。
図9は、図3のIX-IX線に沿う断面図である。
図10は、図3のX-X線に沿う断面図である。
図11は、本開示の第2実施形態にかかる半導体回路の構成図である。
図12は、本開示の第2実施形態にかかる半導体装置の平面図である。
図13は、図12に示す半導体装置の底面図である。
図14は、図12のXIV-XIV線に沿う断面図である。
図15は、図12のXV-XV線に沿う断面図である。
図16は、図12のXVI-XVI線に沿う断面図である。
図17は、図12のXVII-XVII線に沿う断面図である。
図18は、図12のXVIII-XVIII線に沿う断面図である。
図19は、本開示の第3実施形態にかかる半導体回路の構成図である。
図20は、本開示の第3実施形態にかかる半導体装置の平面図である。
図21は、図20に示す半導体装置の底面図である。
図22は、図20のXXII-XXII線に沿う断面図である。
図23は、図20のXXIII-XXIII線に沿う断面図である。
図24は、図20のXXIV-XXIV線に沿う断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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