TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024059170
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-01
出願番号2022166681
出願日2022-10-18
発明の名称ゼロ分散・分散フラットフォトニック結晶ファイバ
出願人学校法人近畿大学,湖北工業株式会社
代理人個人
主分類G02B 6/02 20060101AFI20240423BHJP(光学)
要約【課題】波長1.1μmから1.9μm付近の広帯域に渡って波長分散の値がゼロ付近かつゼロ分散スロープを実現する光ファイバ。
【解決手段】第1クラッド層22には、直径d1の6個の空孔を有し、第2クラッド層24には、直径d2の12個の空孔を有し、第1クラッド層と第2クラッド層の各クラッド層内で隣接する空孔間の距離と、第1クラッド層中の空孔に隣接する第2クラッド層中の空孔間との距離は共にΛBであり、下記式の条件を満たす。
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>JPEG</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2024059170000010.jpg</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">43</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">81</com:WidthMeasure> </com:Image>
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
ファイバ本体の軸に垂直な断面において、
中心に配置された中実部と、
前記中実部の中心から半径方向外側に向かって順次形成された第1クラッド層、第2クラッド層、漏洩防止クラッド層の3つのクラッド層を有し、
前記各クラッド層は、前記ファイバ本体の軸に沿った空孔を有し、
前記第1クラッド層には、直径d

の6個の前記空孔を有し、
前記第2クラッド層には、直径d

の12個の前記空孔を有し、
前記第1クラッド層と前記第2クラッド層の前記各クラッド層内で隣接する前記空孔間の距離と、前記第1クラッド層中の前記空孔に隣接する前記第2クラッド層中の前記空孔間との距離は共にΛ

であり、(1)式から(3)式の条件を満たすことを特徴とするゼロ分散・分散フラットフォトニック結晶ファイバ。
JPEG
2024059170000009.jpg
42
83

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ファイバ軸に沿って伸びる複数の空孔を備えるフォトニック結晶ファイバに関するものである。本発明に係るゼロ分散・分散フラットフォトニック結晶ファイバは、広帯域に渡って波長分散の値がゼロ付近かつゼロ分散スロープという特性を達成できる。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
フォトニック結晶ファイバは、クラッドに配置した空孔の間隔や大きさを変えることにより、従来の光ファイバでは不可能な光学特性を実現できることが知られている。
【0003】
例えば、フォトニック結晶ファイバは、クラッドに配置した空孔によるその大きな導波路分散により従来の光ファイバよりも短波長側にゼロ分散波長をシフトできることが知られている。
【0004】
また例えば、非特許文献1では空孔径d、隣接間空孔距離Λのホーリーファイバー(フォトニック結晶ファイバ)において、Λを2.3μm、d/Λを0.3付近とすることで、分散フラットの領域が存在することが示唆されている。
【0005】
一方、従来の光ファイバでも、リングコア構造とすることにより波長1.55μm付近においてゼロ分散かつ分散フラットな光ファイバが実現できることが知られている。このような光ファイバは波長1.55μmの光源を種光源とするスーパーコンティニウム光の発生に有効であることが知られている。
【0006】
一方、特許文献1では、スーパーコンティニウム光源用のファイバとして、「クラッド特徴部/孔の中心から中心までの間隔はピッチ(Λ)と称され、微細構造ファイバは、コアの寸法と、クラッド特徴部の間隔もしくはピッチ(Λ)に対するクラッド特徴部の寸法の割合とによって特徴づけられる。クラッド特徴部の寸法およびピッチを調節することによって、ファイバのゼロ分散波長(ZDW)を調節できる。」との記載がある。このような、フォトニック結晶ファイバはゼロ分散波長が従来の光ファイバよりも短波長側にあり、なおかつコア径が小さく非線形性が高いため、波長1.06μmを種光源とするスーパーコンティニウム光の発生に有効であることが知られている。
【0007】
このようにスーパーコンティニウム光用の発生ファイバは、短波長側でゼロ分散あるいは、波長1.55μm付近でゼロ分散かつ分散フラットなもののどちらかであり、波長1.1μmから波長1.9μmの広帯域に渡って、波長分散の値がゼロ付近かつゼロ分散スロープという光ファイバはこれまでに実現されていなかった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2020-74045号公報(特許第6974518号)
【非特許文献】
【0009】
Tanya M.Monro et al,JOURNAL OF LIGHTWAVE TECHNOLOGY,VOL.17,NO.6,JUNE 1999
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
従来、フォトニック結晶ファイバは、ゼロ分散波長を短波長側にシフトできる点や狭い帯域で分散フラットが実現できる点は認められていたものの、実際に波長1.1μmから1.9μm付近の広帯域に渡って、波長分散の値がゼロ付近かつゼロ分散スロープを実現する光ファイバは存在せず、またそのための光ファイバを実現するためのフォトニック結晶ファイバの構造に関する指針はなかった。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

株式会社シグマ
結像光学系
14日前
AGC株式会社
自律型調熱窓
今日
株式会社小糸製作所
画像照射装置
2日前
個人
スプリング強制角度の耳掛けめがね
10日前
富士フイルム株式会社
表示装置
10日前
株式会社タムロン
ズームレンズ及び撮像装置
14日前
株式会社タムロン
ズームレンズ及び撮像装置
14日前
日本精機株式会社
ヘッドアップディスプレイ装置
9日前
TOWA株式会社
光学部品の製造方法
14日前
住友化学株式会社
巻回体
6日前
ウシオ電機株式会社
反射型位相差構造体
6日前
住友化学株式会社
偏光板
14日前
株式会社イルミナ
表示装置
9日前
三菱ケミカル株式会社
液晶素子及びエマルジョン組成物
13日前
日亜化学工業株式会社
画像表示装置
9日前
株式会社小糸製作所
画像投影装置
8日前
日本精機株式会社
車載表示装置
9日前
キヤノン株式会社
遮光膜、光学素子、遮光塗料
8日前
セイコーエプソン株式会社
虚像表示装置
9日前
住友電気工業株式会社
光モジュール
9日前
キヤノン株式会社
光走査装置
6日前
北日本電線株式会社
光分岐モジュール
1日前
株式会社ミツトヨ
光学装置
9日前
株式会社ミツトヨ
光学装置
9日前
ニデックインスツルメンツ株式会社
広角レンズ
8日前
キヤノン株式会社
光学機器およびその制御方法
9日前
ニデックインスツルメンツ株式会社
広角レンズ
8日前
ニデックインスツルメンツ株式会社
広角レンズ
8日前
住友化学株式会社
光学積層体の製造方法
6日前
東山フイルム株式会社
反射防止フィルム
9日前
東山フイルム株式会社
反射防止フィルム
9日前
シスメックス株式会社
光学システムおよび検体分析装置
7日前
住友化学株式会社
光学積層体の製造方法
6日前
日東電工株式会社
光学フィルムの評価方法
2日前
株式会社東芝
フォトニックアセンブリ
8日前
キヤノン株式会社
走査方法、走査システム及び位置情報取得方法
1日前
続きを見る