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公開番号2024059080
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-30
出願番号2023151985
出願日2023-09-20
発明の名称擁壁用笠ブロックおよびその設置方法
出願人有限会社 創友,株式会社Kei corporation
代理人個人,個人
主分類E02D 29/02 20060101AFI20240422BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】
法面に対して設置される擁壁のうち最上部の擁壁の天面に設置され、積み重ねた各擁壁の最上部の各擁壁の天面が段差を有して配設されていても、笠ブロックの天面側がおおよそ面一となる調整を簡便に行うことができる擁壁用笠ブロック等を提供することを目的とする。
【解決手段】
長板状の第一壁部1と、第一壁部1の長手方向に沿って並設する長板状の第二壁部2と、第一壁部1と第二壁部2を連結する連結部3と、第一壁部1の長手方向に亘って第一壁部1の上方端部側より上方に延設された第一枠板部4と、第二壁部2の長手方向に亘って第二壁部2の上方端部側より上方に延設された第二枠板部5を備える擁壁用笠ブロックにより解決することができた。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
長板状の第一壁部と、
前記第一壁部の長手方向に沿って並設する長板状の第二壁部と、
前記第一壁部と前記第二壁部を連結する連結部と、
前記第一壁部の長手方向に亘って前記第一壁部の前記天面側である上方端部側より上方に延設された第一枠板部と、
前記第二壁部の長手方向に亘って前記第二壁部の前記天面側である上方端部側より上方に延設された第二枠板部と、
を備えることを特徴とする擁壁用笠ブロック。
続きを表示(約 830 文字)【請求項2】
前記第一枠板部が第一固定手段によって前記第一壁部と着脱可能に設けられている、又は前記第二枠板部が第二固定手段によって前記第二壁部と着脱可能に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の擁壁用笠ブロック。
【請求項3】
前記第一枠板部を前記第一壁部に押圧する複数の第一枠板固定部が前記第一枠板部に所定の間隔をあけて固設されている、又は前記第二枠板部を前記第二壁部に押圧する複数の第二枠板固定部が前記第二枠板部に所定の間隔をあけて固設されていることを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載の擁壁用笠ブロック。
【請求項4】
前記第一壁部と前記第一枠板部が分離できないように予め一体として成形されている、又は前記第二枠板部と前記第二枠板部が分離できないように予め一体として成形されていることを特徴とする請求項1に記載の擁壁用笠ブロック。
【請求項5】
前記第一壁部の底面又は前記第二壁部の底面のいずれか一方に穿設された差込穴を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載の擁壁用笠ブロック。
【請求項6】
前記連結部に、前記第一壁部及び前記第二壁部の長手方向に沿って貫通する貫通孔を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載の擁壁用笠ブロック。
【請求項7】
請求項1又は請求項2のいずれかに記載の擁壁用笠ブロックを用いた擁壁用笠ブロック設置方法であって、
法面に設置された擁壁のうち、最上部の擁壁の天面に、前記第一壁部の底面又は前記第二壁部の底面の少なくとも一方を載置する擁壁用笠ブロック設置工程と、
前記第一壁部、前記第二壁部、前記第一枠板部及び前記第二枠板部にて囲まれた空間に、流体状のコンクリート又はモルタルの少なくとも一方を充填する充填工程を備えることを特徴とする擁壁用笠ブロック設置方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、盛土部の土留や崖の斜面の崩壊を防止するために法面に対して設置される擁壁のうち、最上部の擁壁の天面に設置される笠ブロック及びその設置方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、盛土部の土留や崖の斜面の崩壊を防止するために法面に対してコンクリート製の擁壁が設置されており、坂道などの勾配がある崖であると、その最上部の擁壁の天面は階段状に段差が生じるため、その段差を解消するために、木製型枠を設けてコンクリートを打設して調整したり、最上部の擁壁の上に笠ブロックを設置したりしている。
【0003】
例えば、特許文献1には、化粧部、アンカー部、つなぎ部、及び接続部からなり、最上部の擁壁の天面に設けられた調整モルタルと、造成地盤の上に設けられた調整モルタルの上に載置して備え付ける、擁壁頂部の調整ブロックが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2004-84442号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載の擁壁頂部の調整ブロックでは、その最上部の擁壁の天面に設置する複数の調整ブロックの頂部がおおよそ直線状となるために、最上部の擁壁の天面等に作成する調整モルタルの高さなどの精度が要求されるという課題があった。
【0006】
そこで、本発明は、法面に対して設置される擁壁のうち最上部の擁壁の天面に設置される笠ブロックにおいて、積み重ねた各擁壁の最上部の各擁壁の天面が段差を有して配設されていても、笠ブロックの天面側がおおよそ面一となる調整を簡便に行うことができる擁壁用笠ブロックおよびその設置方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
〔1〕すなわち、本発明は、長板状の第一壁部(1)と、前記第一壁部(1)の長手方向に沿って並設する長板状の第二壁部(2)と、前記第一壁部(1)と前記第二壁部(2)を連結する連結部(3)と、前記第一壁部(1)の長手方向に亘って前記第一壁部(1)の前記天面(11)側である上方端部側より上方に延設された第一枠板部(4)と、前記第二壁部(2)の長手方向に亘って前記第二壁部(2)の前記天面(21)側である上方端部側より上方に延設された第二枠板部(5)と、を備えることを特徴とする擁壁用笠ブロックである。
【0008】
〔2〕そして、前記第一枠板部(4)が第一固定手段(B1)によって前記第一壁部(1)と着脱可能に設けられている、又は前記第二枠板部(5)が第二固定手段(B2)によって前記第二壁部(2)と着脱可能に設けられていることを特徴とする前記〔1〕に記載の擁壁用笠ブロックである。
【0009】
〔3〕そして、前記第一枠板部(4)を前記第一壁部(1)に押圧する複数の第一枠板固定部(6)が前記第一枠板部(4)に所定の間隔をあけて固設されている、又は前記第二枠板部(5)を前記第二壁部(2)に押圧する複数の第二枠板固定部(7)が前記第二枠板部(5)に所定の間隔をあけて固設されていることを特徴とする前記〔1〕又は前記〔2〕のいずれかに記載の擁壁用笠ブロックである。
【0010】
〔4〕そして、前記第一壁部(1)と前記第一枠板部(4)が分離できないように予め一体として成形されている、又は前記第二壁部(2)と前記第二枠板部(5)が分離できないように予め一体として成形されていることを特徴とする前記〔1〕に記載の擁壁用笠ブロックである。
(【0011】以降は省略されています)

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