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公開番号2024057415
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-24
出願番号2022164129
出願日2022-10-12
発明の名称被供給液入り液体収容管
出願人三菱鉛筆株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類B43K 8/14 20060101AFI20240417BHJP(筆記用または製図用の器具;机上付属具)
要約【課題】良好な経時安定性、クリアドレン性、及びガスバリア性をもたらすことができる追従体を有する、新規な被供給液入り液体収容管を提供する。
【解決手段】被供給液入り液体収容管100は、液体供給部10、及び液体収容部20を有しており、前記液体収容部20に、前記液体供給部10側から、被供給液30、及び複層追従体40が、この順で収容されており、
前記複層追従体40が、第一の追従体42、及び第二の追従体44を少なくとも含み、前記第一の追従体42が、前記第二の追従体44よりも前記液体供給部10側に存在しており、前記第一の追従体42が、第一のベースオイルを含有しており、前記第二の追従体44が、第二のベースオイルを含有しており、かつ前記第一の追従体42の比重の、前記第二の追従体44に対する比重に対する比が、1.05超である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
液体供給部、及び液体収容部を有しており、
前記液体収容部に、前記液体供給部側から、前記液体供給部に接している被供給液、及び複数の層で構成されている複層追従体が、この順で収容されており、
前記複層追従体が、第一の追従体、及び第二の追従体を少なくとも含み、前記第一の追従体が、前記第二の追従体よりも前記液体供給部側に存在しており、
前記第一の追従体が、第一のベースオイルを含有しており、
前記第二の追従体が、第二のベースオイルを含有しており、かつ
前記第一の追従体の比重の、前記第二の追従体に対する比重に対する比が、1.05超である、
被供給液入り液体収容管。
続きを表示(約 730 文字)【請求項2】
前記第一の追従体が、前記被供給液に接している、請求項1に記載の被供給液入り液体収容管。
【請求項3】
前記第二の追従体が、前記第一の追従体に接している、請求項1又は2に記載の被供給液入り液体収容管。
【請求項4】
前記複層追従体が、前記第一の追従体及び前記第二の追従体で構成されている、請求項1又は2に記載の被供給液入り液体収容管。
【請求項5】
前記複層追従体を構成する各追従体間の界面が視認可能である、請求項1又は2に記載の被供給液入り液体収容管。
【請求項6】
前記第一のベースオイルが、シリコーン油及びフッ素油から成る群より選択される少なくとも一種である、請求項1又は2に記載の被供給液入り液体収容管。
【請求項7】
前記第二のベースオイルが、鉱油、合成炭化水素油、エステル油、及びポリグリコール油から成る群より選択される少なくとも一種である、請求項1又は2に記載の被供給液入り液体収容管。
【請求項8】
前記第二のベースオイルが、ポリオレフィン、流動パラフィン、及び鉱油から成る群より選択される少なくとも一種である、請求項7に記載の被供給液入り液体収容管。
【請求項9】
前記第一の追従体が、シリカ、及び無機塩粒子から成る群より選択される少なくとも一種である第一の増稠剤を更に含有している、請求項1又は2に記載の被供給液入り液体収容管。
【請求項10】
前記第二の追従体が、エラストマーから成る群より選択される少なくとも一種である第二の増稠剤を含有している、請求項1又は2に記載の被供給液入り液体収容管。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、被供給液入り液体収容管に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、筆記具用インキ、液体化粧料、液体燃料等の被供給液を供給及び収容するための収容管において、被供給液の蒸発、収容管の内壁への付着等を抑制するため、追従体(フォロワー)が用いられている。この追従体は、被供給液の消費による減少に追従して、被供給液の供給部に向かって移動する。
【0003】
特許文献1では、内径3mm以上の円筒形若しくはそれに準ずる形態のインキ収容管を有する水性ボールペンにおいて、基油の粘度が違うことによって粘性特性の違う2種のゲル状物を併用したインキ追従体が開示されている。
【0004】
特許文献2では、筆記具用油性インキがインキ収容管内に収容され、インキ収容管の一端側のインキ流出部にはペン先が取り付けられており、上記インキ収容管内には上記油性インキと接するようにインキ追従体が収容されている、筆記具が開示されている。このインキ追従体は、油性インキと接する第1層とこの第1層と接する第2層で少なくとも構成されており、上記第1層は水性ゲル状物質、上記第2層は難揮発性又は不揮発性の有機液体である。
【0005】
特許文献3では、比重が0.8~0.9の範囲の炭化水素系有機溶剤より選ばれる1種または2種以上の混合物と、ゲル化剤と、前記炭化水素系有機溶剤に対して実質的に溶解または膨潤しなく、前記炭化水素系有機溶剤よりも比重の小さい粒子とより少なくともなるインキ追従体組成物が開示されている。
【0006】
特許文献4では、少なくとも、ベースオイルと、スチレン構造を含むエラストマー3.5~8質量%とを含むことを特徴とする化粧料塗布具用追従体組成物が開示されている。
【0007】
特許文献5では、筒状の充填室と、該筒状の充填室の先端に装着される塗布部と、該塗布部に直接又は介在部材を介して連通する該筒状の充填室に直接充填される液体化粧料と、該液体化粧料に接し、該液体化粧料の消費による減少に追従して移動し、該液体化粧料の色相とは異なる液体のフォロワーとを設けてなり、該液体化粧料の体積1に対して該フォロワーの体積が0.5以上であることを特徴とする化粧料塗布具が開示されている。
【0008】
特許文献6では、流出口を有する容器本体と、前記容器本体内に設けられた燃料と、前記容器本体内で、前記燃料に対して前記流出口側と反対側で接するように設けられた高粘性液体と、を有することを特徴とする燃料容器が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特開平6-328890号公報
特開2001-158869号公報
特開2005-239918号公報
特開2017-165670号公報
特開2016-198395号公報
特開2004-281340号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明では、良好な経時安定性、クリアドレン性、及びガスバリア性をもたらすことができる追従体を有する、新規な被供給液入り液体収容管を提供する。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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