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公開番号2024052841
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-12
出願番号2024026569,2020515186
出願日2024-02-26,2018-09-14
発明の名称対象物を搬送及び/又は仕分けするシステム
出願人ボミル アクティエボラーグ
代理人個人,個人,個人,個人
主分類B07C 5/342 20060101AFI20240405BHJP(固体相互の分離;仕分け)
要約【課題】対象物搬送システムを改良する。
【解決手段】対象物搬送システムが、対応するチャネル(11)の第1端部(11a)と第2端部(11b)との間で対象物(O)を搬送する少なくとも一本のチャネル(11)を有する案内プレート(10)を備える。各チャネル(11)は、その第1長手方向位置(P1)に配備された第1開孔(121)を備える。上記システムは更に、上記対象物が上記第2端部(11b)に向けて上記第1開孔(121)を通過するときに該第1開孔(121)を介して上記対象物の特性に関連する光学的測定を行う対象物測定ユニット(13)を備える。対応するチャネル上で搬送される上記対象物を、上記第1開孔(121)の下流に配置された第2長手方向位置(P2、P2’)に到達したときに、該対象物の測定済み特性と、上記チャネル(11)に沿い搬送されつつある該対象物の搬送速度に関連するタイミング信号とに基づいて放出すべく、少なくとも一台の放出器ユニット(14)が配置される。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
対応するチャネル(11)の第1端部(11a)と第2端部(11b)との間で対象物(O)を搬送する少なくとも一本のチャネル(11)を有する案内プレート(10)であって、前記少なくとも一本のチャネル(11)は、その第1長手方向位置(P1)に配備された第1開孔(121)を備えるという案内プレート(10)と、
前記対象物が前記第2端部(11b)に向けて前記第1開孔(121)を通過するときに前記第1開孔(121)を介して前記対象物の特性に関連する光学的測定を行う対象物測定ユニット(13)と、
対応するチャネル上で搬送される前記対象物を、前記第1開孔(121)の下流に配置された前記案内プレート(10)上の第2長手方向位置(P2、P2’)に到達したときに、前記対象物の測定済み特性と、前記チャネル(11)に沿い搬送されつつある前記対象物の搬送速度に関連するタイミング信号とに基づいて放出すべく配置された少なくとも一台の放出器ユニット(14)とを備える、対象物搬送システム(100)。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記対象物搬送システム(100)は、前記第1長手方向位置(P1)の下流に配置された第3長手方向位置(P3)に配備された第2開孔(122)であって、前記第2開孔(122)は、前記搬送速度の算出を許容すべく前記対象物測定ユニット(13)に対して作用的に結合されたという第2開孔(122)を更に備える、請求項1に記載の対象物搬送システム(100)。
【請求項3】
前記対象物測定ユニット(13)は、関連する第1時点(T1)において前記第1開孔(121)を通過する前記対象物(O)、及び、関連する第2時点(T2)において前記第2開孔(122)を通過する前記対象物(O)を光学的に検出することで、関連する対象物が前記第2長手方向位置(P2)を通過する時点(T
ACT
)の算出を、上記時点(T1)及び時点(T2)と、前記第1長手方向位置(P1)と前記第3長手方向位置(P3)との間の距離と、前記第1長手方向位置(P1)と前記第2長手方向位置(P2)との間の距離とを使用することにより許容すべく配置される、請求項2に記載の対象物搬送システム(100)。
【請求項4】
前記対象物測定ユニット(13)は、関連する第1時点(T1)において前記第1開孔(121)に進入する前記対象物(O)、及び、関連する第2時点(T2)において前記第1開孔(121)を退出する前記対象物を光学的に検出することで、関連する対象物が前記第2長手方向位置(P2)を通過する時点(T
ACT
)の算出を、前記時点(T1)及び時点(T2)と、前記第1開孔のサイズと、前記第1長手方向位置(P1)と前記第2長手方向位置(P2)との間の距離とを使用することにより許容すべく配置される、請求項1に記載の対象物搬送システム(100)。
【請求項5】
前記少なくとも一本のチャネル(11)は、長手方向延在基部(111)と、前記基部(111)に沿い長手方向に搬送されるときに横方向における前記対象物(O)の移動を制限すべく前記基部(111)の各側に沿い配置された一対の側壁部(112、113)とを備える、請求項1又は2に記載の対象物搬送システム(100)。
【請求項6】
前記第1開孔(121)及び/又は前記第2開孔(122)は、前記基部(111)を貫通して配備される、請求項2と組み合わされた請求項5に記載の対象物搬送システム(100)。
【請求項7】
前記案内プレート(10)の第1チャネル(11a)は第1長さを有し、且つ、前記案内プレート(10)の第2チャネル(11b)は、前記第1長さとは異なる第2長さを有する、請求項1~6のいずれか一項に記載の対象物搬送システム(100)。
【請求項8】
前記案内プレート(10)の第1チャネル(11a)の前記第2長手方向位置(P2a、P2’a)は、前記案内プレート(10)の第2チャネル(11b)の前記第2長手方向位置(P2b、P2’b)の下流又は上流に配備される、請求項1~7のいずれか一項に記載の対象物搬送システム(100)。
【請求項9】
前記第2位置(P2、P2’)においては、流体噴射流を受容する第3開孔(123)が配置される、請求項1~8のいずれか一項に記載の対象物搬送システム(100)。
【請求項10】
前記第2長手方向位置(P2’)は、前記少なくとも一本のチャネル(11)の前記第2端部(11b)の下流に配置される、請求項1~9のいずれか一項に記載の対象物搬送システム(100)。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、大量の対象物の内の特定の対象物を搬送して放出するシステムに関する。更に詳細には、本発明は、各対象物を搬送する少なくとも一本のチャネルであって、各チャネルが、該チャネル内で搬送されつつある対象物の特性を測定すべく利用される第1開孔を有するという少なくとも一本のチャネルを有する案内プレートに関する。上記第1開孔の下流に配置された位置に到達したとき、対応するチャネル上で搬送された対象物を、該対象物の測定済み特性と、該チャネルに沿い搬送されつつある該対象物の搬送速度に対応するタイミング信号とに基づき放出すべく、少なくとも一つの放出器ユニットが配置される。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
穀物の如き大量の対象物における各対象物を、内側にポケットを有する回転シリンダもしくはドラムにより仕分けることは知られている。このシリンダは、その長手中央軸線を実質的に水平な軸線と一致させ乍ら、該水平軸線の回りで回転する。細粒の如き対象物は、シリンダの一端内へと供給されると共に、シリンダが回転するにつれ、各細粒は、各ポケット内に捕捉されることで揚動される。上記ポケットは、各々が一つの対象物を受容するためにサイズ及び寸法が適合化される。たとえば、当該開口を通してドラムの外部から対象物に対して光が送信されると共に、該光は、ドラムの内部にて検出され、又は、反射されてドラムの外部で検出され得る如く、又はその逆である如く、各ポケットの底部においては、ドラムの外側表面に至る開口が配備される。この様にして、夫々のポケット内の対象物は光により照射され得ると共に、反射もしくは透過スペクトルが獲得され得る。このスペクトルから上記対象物の特性が獲得され得ると共に、該特性は、該特性に基づいて上記大量の対象物を仕分けるか分別すべく使用され得る。そのとき、上記ドラムの近傍には一つ又は数個の収集器が載置されることで、特性解析の後、検出器からのインパルスに基づき、特定の分別物を受容し得る。この種のドラム、及び、斯かるドラムを備える機械は、特許文献1(国際公開第2004/060585号)に開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2004/060585号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
斯かるドラムに伴う問題は、上記開口内に受容された対象物が該開口内に填り込むと、該開口が閉塞され得ることである。その後、このポケットは分別処置の残部に対して役に立たなくなる、と言うのも、填り込んだ対象物は、その対応する樋内へと放出されず、ドラムの次の回転の間に上記ポケット内には新たな対象物が進入し得ないからである。別の問題は、上記対象物からは限られた部分の情報のみが得られ得ることである、と言うのも、情報の規模は、上記開口のサイズにより支配されるからである。第3の問題は、ポケットのサイズが対象物のサイズに従って3次元で適合作成されねばならないことから、ドラムが対象物のサイズに従って適合作成されねばならないことである。第4に、ドラムにおいては、各対象物を個別的に能動的に放出する必要がある。
【0005】
別の公知の仕分け解決策は、滝と同じように、大量の対象物の流れを棚部を越えて落下させることである。対象物の落下の間において、各対象物の特性を一台のカメラもしくは一群のカメラが検出すると共に、落下物中で検出された一定の特性を有する対象物を放出すべく、放出器ユニットが配置される。この様にして、放出された対象物は、元の大量の対象物の流れから仕分けられる。この解決策の弱点は、最適化された流体噴射流によってさえも相当に不正確なことである、と言うのも、放出毎に、たとえば全力にては8~12個にも及ぶ、近傍の幾つかの対象物も、一定特性を有する対象物と共に放出されるからである。故に、放出された対象物の大部分は、放出を誘発する一定特性を有さないこともあるので、放出された一群の対象物は雑多な特性を有する。同時に、この方法によると、放出されるべきでない多くの対象物が放出される。これは、システムのスループット、ならびに、異なる特性を有する対象物を正確に仕分ける能力及び程度に関する不都合な影響を有する、と言うのも、たとえば、一種類の分別物のみが分離され得るからである。
【0006】
故に、対象物を仕分ける優れたシステムが有用であろう。
【課題を解決するための手段】
【0007】
従って、本発明は好適に、当業界における上記欠点及び不都合の一つ以上を単独で、又は、任意の組合せで、軽減、緩和又は排除することを企図すると共に、本発明は、
対応するチャネルの第1端部と第2端部との間で対象物を搬送する少なくとも一本のチャネルを有する案内プレートであって、上記少なくとも一本のチャネルは、その第1長手方向位置に配備された第1開孔を備えるという案内プレートと、
上記対象物が上記第2端部に向けて上記第1開孔を通過するときに該第1開孔を介して上記対象物の特性に関連する光学的測定を行う対象物測定ユニットと、
対応するチャネル上で搬送される上記対象物を、上記第1開孔の下流に配置された第2長手方向位置に到達したときに、該対象物の測定済み特性と、上記チャネルに沿い搬送されつつある該対象物の搬送速度に関連するタイミング信号とに基づいて放出すべく配置された少なくとも一台の放出器ユニットと、
を備える対象物搬送システムを提供することにより、
少なくとも、上述の問題を解決する。
【0008】
好適実施例は、以下の従属請求項において企図される。
【0009】
本発明が達成し得るこれらの及び他の見地、特徴及び利点は、添付図面を参照した本発明の実施例に関する以下の説明から明白かつ明確となろう。
【図面の簡単な説明】
【0010】
対象物搬送システムの平面図である。
第2開孔を備えた図1の対象物搬送システムの平面図である。
図1又は図2の対象物搬送システムのチャネルの斜視図である。
案内プレートが、隣接して延在する多数のチャネルを含むという図1又は図2の対象物搬送システムの斜視図である。
案内プレートが、各々が異なる長さを有する隣接して延在する多数のチャネルを含むと共に、放出位置が各チャネルの端部の下流に配置されたという図1又は図2の対象物搬送システムの斜視図である。
案内プレートが、各々が異なる長さを有する隣接して延在する多数のチャネルを含むと共に、各チャネルに対する放出位置が各チャネルの端部の上流に配置されたという図1又は図2の対象物搬送システムの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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