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公開番号2024080843
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-17
出願番号2022194130
出願日2022-12-05
発明の名称排除品収容ボックスおよび物品検査システム
出願人アンリツ株式会社
代理人弁理士法人有我国際特許事務所
主分類B07C 5/36 20060101AFI20240610BHJP(固体相互の分離;仕分け)
要約【課題】物品検査ラインからの排除物品の収容数量を的確に情報出力可能にモニタする排除品収容ボックスを提供し、併せて、同ボックスを備えた物品検査システムを提供する。
【解決手段】特定の検査結果となり搬送路外に排除される物品Wが内方に投入される箱状体43A、43Bを有する排除品収容ボックス41または42であって、箱状体43A、43Bの内方に収容された物品Wの重量値を測定する手段にして、定周期で測定する第1の測定値、および排除から所定時間経過時に測定する第2の測定値のうち、少なくとも第1の測定値を測定する重量測定手段45A、45Bと、第1の測定値および第2の測定値を基に、特定の検査結果となった物品Wが排除から所定時間内に箱状体43A、43B内に投入されたか否かを判定する投入判定手段46aと、その判定結果に応じて箱状体43A、43B内の物品Wの収容状態を報知出力する報知出力手段46cを備えている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
有底の箱状体(43A、43B)を有し、物品検査結果が特定の検査結果となった搬送路(4)上の物品(W)が前記搬送路外に排除されるとき、該排除対象の物品が前記箱状体の内方に投入される排除品収容ボックス(41、42)であって、
前記箱状体の内方に収容された物品の重量値を測定する重量測定手段(45A、45B)にして、予め設定された定周期で測定する第1の測定値、および前記特定の検査結果となった物品の前記搬送路外への排除から所定時間経過時に測定する第2の測定値のうち、少なくとも前記第1の測定値を測定する当該重量測定手段(45A、45B)と、
前記第1の測定値および前記第2の測定値のうち少なくとも前記第1の測定値を基に、前記特定の検査結果となった物品が前記排除から所定時間内に前記搬送路上から前記箱状体内に投入されたか否かを判定する投入判定手段(46a)と、
前記投入判定手段の判定結果に応じて前記箱状体内の物品の収容状態を報知出力する報知出力手段(46c)と、を備えたことを特徴とする排除品収容ボックス。
続きを表示(約 810 文字)【請求項2】
前記第1の測定値および前記第2の測定値のうち少なくとも前記第1の測定値に基づいて、前記箱状体内の物品の個数を算出する個数算出手段(46b)をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の排除品収容ボックス。
【請求項3】
前記報知出力手段は、報知出力可能な外部機器または外部システム(50)に対して、前記特定の検査結果となった物品が前記所定時間内に前記箱状体内に投入されなかった異常の発生を示す報知情報、前記特定の検査結果とならなかった物品が前記箱状体内に投入されてしまった異常の発生を示す報知情報、または/および、前記投入された物品の個数に対応する報知情報を、出力することを特徴とする請求項1に記載の排除品収容ボックス。
【請求項4】
前記特定の検査結果が、予め設定された検査項目について不良と判定された検査結果であり、前記特定の検査結果となった物品が、不良の排除対象品として前記搬送路外に排除され、投入されることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載の排除品収容ボックス。
【請求項5】
搬送路上の物品を所定の検査項目について検査する物品検査機(10)と、該物品検査機の検査結果が特定の検査結果となったとき、検査済みの物品を排除対象品として前記搬送路外に排除する排除装置(20)と、該排除装置によって前記搬送路外に排除された物品を収容する、請求項1ないし4のいずれか一項に記載の排除品収容ボックス(41、42)と、を備える物品検査システム。
【請求項6】
前記排除品収容ボックスの前記重量測定手段は、前記物品が前記排除装置により前記搬送路外に排除されてから所定時間が経過するとともに、前記定周期での第1の測定値の測定タイミングに達する時までに、前記第2の測定値を測定することを特徴とする請求項5に記載の物品検査システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、排除品収容ボックスおよび物品検査システムに関し、特に物品検査結果が特定の検査結果となった検査済み物品が物品搬送路上から排除されるときにその排除対象の物品が投入される排除品収容ボックスおよび同ボックスが装備された物品検査システムに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
食品や薬品等の物品を所定方向に搬送しつつ物品検査機で順次検査し、特定の検査結果、例えば不良判定となったNG品を選別機によって選別し、他の物品、例えば良品判定されたOK品の搬送経路から外れる系外に排除するようにした物品検査システムが、従前より多用されている。
【0003】
このような物品検査システムでは、排除対象の物品(NG品)が他の物品(OK品)の搬送経路側に流入するのを防止するために、選別機による確実な排除動作が求められる。
【0004】
そこで、従来、選別機によって搬送路上から排除されるNG品を、搬送路外の排除品収容ボックスの内方に投入するようにしているものがある。
【0005】
この種の排除品収容ボックスおよび物品検査システムとしては、例えば複数の検査項目の検査結果について排除物品の振り分けのための優先順位を予め設定しておき、その優先順位と複数の検査項目の検査結果に応じて決定したNG品の振分方向にNG品を排除し、その下流側に配置された振分方向ごとのNGボックスに収容させる一方で、複数の検査項目の良否判定回数の表示と、決定された振分方向ごとの排除回数の回数積算値の表示とを実行するものが知られている。
【0006】
この物品検査システムでは、NG品が決定された振分方向に振り分けられるタイミングに基づいて前述の回数積算値を更新するので、検査結果に応じて振分け排除された物品の数量を表示部の表示内容から把握できるという利点がある(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特許第5877628号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、上述のような従来の物品検査システムにあっても、物品検査機がNG判定(所定の判定結果)となったときに実際に排除する物品の個数をカウントしてはいなかったため、物品検査機でNG判定となった物品の数量表示(NG個数表示)と、NG判定の検査結果に起因して排除品収容ボックス(NGボックス)に投入された排除品の数量(個数)とが一致しなくなることがあった。
【0009】
具体的には、例えば物品検査中にその検査区間中の物品に前後するいずれかの物品が早期に搬入されたり検査区間からの搬出に遅れが生じたりする搬送の異常により、搬送物品を計量する物品検査機の秤量台上にいわゆる2個乗りが発生すると、物品検査機の表示画面上の検査項目ごとのNG個数よりNGボックス内に投入された物品の個数が多くなって、排除品の表示個数と収容個数が一致しなくなることがあった。
【0010】
その場合、管理者は、NGボックス内の物品の個数の確からしさ(確実に排除されたか)を確認するために、現場作業者への聞き取りを行ってNG品の発生状況とNGボックス内の排除品の収容状況を確認したり、あるいは、カメラで撮像されたNG品の動画からNG品の排除時の状況を確認したりすることが必要になり、NG発生時の状況確認作業に時間と労力を費やすことになっていた。
(【0011】以降は省略されています)

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