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公開番号2024054976
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-18
出願番号2022161480
出願日2022-10-06
発明の名称物品検査システム
出願人アンリツ株式会社
代理人弁理士法人有我国際特許事務所
主分類B07C 5/36 20060101AFI20240411BHJP(固体相互の分離;仕分け)
要約【課題】作業機による自動的な追加処理の信頼性を高めつつ、人手によるチェックや是正処理等の追加処理に要する作業負担を軽減し、追加処理の負担を十分に軽減した信頼性に優れた物品検査システムを提供する。
【解決手段】搬送される物品Pを検査する物品検査部10と、物品検査部10の検査結果に応じて検査済みの物品Pjに対し追加処理を実行させる追加処理制御部20と、を備えた物品検査システムであって、追加処理制御部20は、物品検査部10の検査結果が予め設定された複数の品質状態のうちいずれに該当するかを判定する品質状態判定部21と、品質状態判定部の判定結果に応じて、作業機30による第1の追加処理の作業を要求する第1の処理要求情報Raと人手による第2の追加処理の作業を報知出力により要求する第2の処理要求情報Rbとのうちいずれか一方を選択して出力する処理要求選択手段22と、を有している。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
搬送される物品(P)を検査する物品検査部(10)と、前記物品検査部の検査結果に応じて検査済みの物品に対し追加処理を実行させる追加処理制御部(20)と、を備えた物品検査システムであって、
前記追加処理制御部は、
前記物品検査部の検査結果が予め設定された複数の品質状態のうちいずれに該当するかを判定する品質状態判定部(21)と、
前記品質状態判定部の判定結果に応じて、作業機(30)による第1の追加処理の作業を要求する第1の処理要求情報(Ra)と人手による第2の追加処理の作業を報知器(42)への報知出力により要求する第2の処理要求情報(Rb)とのうちいずれか一方を選択して出力する処理要求選択手段(22)と、を有していることを特徴とする物品検査システム。
続きを表示(約 880 文字)【請求項2】
前記処理要求選択手段は、前記物品検査部により検査可能な複数の検査項目について、前記第1の処理要求情報もしくは前記第2の処理要求情報を選択する条件が予め設定されていることを特徴とする請求項1に記載の物品検査システム。
【請求項3】
前記品質状態判定部は、前記物品検査部で少なくとも前記物品の品質状態に異常が検出されたときに、該物品の品質状態に基づいて複数の不良態様のいずれに該当するかを判定することを特徴とする請求項1または2に記載の物品検査システム。
【請求項4】
前記品質状態判定部は、前記物品中に異物が検出されたときに、該異物の種別、サイズ、形状、密度または混入位置に基づいて前記複数の品質状態のいずれに該当するかを判定することを特徴とする請求項3に記載の物品検査システム。
【請求項5】
前記品質状態判定部は、前記物品の内容量の超過もしくは不足が検出されたときに、該内容量の超過もしくは不足状態に基づいて前記複数の不良態様のいずれに該当するかを判定することを特徴とする請求項3記載の物品検査システム。
【請求項6】
前記処理要求選択手段は、前記物品検査部の検査結果が各検査項目につき生じ得る複数の異なる品質状態のうちいずれに該当するかによって、前記第1の処理要求情報と前記第2の処理要求情報とのうちいずれか一方を優先して選択する優先設定情報を、メモリ(23)に記憶させていることを特徴とする請求項5に記載の物品検査システム。
【請求項7】
前記追加処理制御部は、
前記処理要求選択手段が前記第1の処理要求情報を選択したときには、前記品質状態に異常が検出された物品から品質状態の異常部位を除去するための所定の作業動作を前記作業機に実行させ、
前記処理要求選択手段が前記第2の処理要求情報を選択したときには、該第2の処理要求情報に基づいて、人手による第2の追加処理の作業要求を報知出力させることを特徴とする請求項1または2に記載の物品検査システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、物品検査システムに関し、特に物品検査部とその検査結果に応じて検査済み物品に対し追加処理を実行させる追加処理制御部とを備えた物品検査システムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、搬送される物品を搬送方向およびそれと直交する方向の所定範囲内で順次検査し、その検査結果が不良となった特定の物品や部位を排除するための追加処理を実行することで、製造物品の品質状態を良好に保つようにした物品検査システムが知られている。
【0003】
例えば、製造ライン中にX線検査機を組み込んで、その検出画像データを基に異物の位置情報を取得するとともに、生肉や加水した穀粉等から異物混入部分をくり抜いて部分除去することができるくり抜き手段を設けた物品検査システムがある(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
また、X線分析装置で食品片内の骨の個片等の異物を検出するとともにその座標を特定し、その座標情報を基に作動する水噴射切断工具アセンブリにより、異物が特定のコンベア間の隙間領域を通過する際に異物の上方に位置する水噴射ノズルから水噴流を当てて、食品片に穿孔しつつ異物を除去するようにした物品検査システムが知られている(例えば、特許文献2参照)。
【0005】
さらに、コンベア搬送される食品を検査領域内でX線検査して合格品か否かを判定するX線検査手段と、そのX線検査領域より下流側のコンベアの側方に配置されて交互に不合格品を搬送路外に排出することができる複数の振分手段と、複数の振分手段に対応して設けられた複数の作業台とを備え、各作業台上に不合格品を均等に振り分けつつ、各作業台に排出された不合格品を作業者によって是正処理(例えば、鶏肉からの骨の除去)できるようにして、食品の安全レベルを高めるようにしたものがある(例えば、特許文献3参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特許第5524598号公報
特許第6660894号公報
特許第6412034号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、上述の特許文献1、2に記載のような従来の物品検査システムにあっては、食品等の安全性に対する要求課題が高度化するなか、作業機によるくり抜きや穿孔等を行う機械的な追加処理だけでは、不良部位の発生態様によって追加処理が不十分になったり追加処理の漏れが発生したりし得るのではないかという懸念から、機械的な追加処理後の物品に対し目視チェックを行ったり人手による是正処理を追加したりする作業員を配置する場合があり、作業機による自動的な追加処理であるにもかかわらず作業負担が大きくなる場合があった。
【0008】
また、特許文献1~3に記載のような従来の物品検査システムにあっては、いずれも、すべての不良品に対してその不良態様にかかわらず同手法で追加処理を行っていた。そのため、不良態様によっては、検査結果情報から検査済み物品中の不良部位の位置の特定が容易で作業機による追加処理が容易に可能であるものの、作業機による大雑把な除去作業等では無駄が多くなってしまう場合や、検査済み物品中の不良部位の位置が特定できれば人手により無駄の無い追加処理が可能であるものの、その検査済み物品を目視するだけでは不良部位の位置を容易に特定できないために、人手による是正処理等の作業負担が大きくなってしまう場合があった。
【0009】
本発明は、上述のような従来の未解決の課題を解決するものであり、作業機による自動的な追加処理の信頼性を高めつつ、人手によるチェックや是正処理に要する負担を軽減し、追加処理負担を十分に軽減した信頼性に優れた物品検査システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明に係る物品検査システムは、上記目的達成のため、搬送される物品を検査する物品検査部と、前記物品検査部の検査結果に応じて検査済みの物品に対し追加処理を実行させる追加処理制御部と、を備えた物品検査システムであって、前記追加処理制御部は、前記物品検査部の検査結果が予め設定された複数の品質状態のうちいずれに該当するかを判定する判定手段と、前記判定手段の判定結果に応じて、作業機による第1の追加処理の作業を要求する第1の処理要求情報と人手による第2の追加処理の作業を報知器への報知出力により要求する第2の処理要求情報とのうちいずれか一方を選択して出力する処理要求選択手段と、を有している。
(【0011】以降は省略されています)

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