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公開番号2024029916
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-07
出願番号2022132379
出願日2022-08-23
発明の名称粗選装置
出願人ヤンマーホールディングス株式会社
代理人弁理士法人あーく事務所
主分類B07B 1/42 20060101AFI20240229BHJP(固体相互の分離;仕分け)
要約【課題】装置自体をコンパクトにしながら、処理効率を自動的に最適化することができる粗選装置を提供する。
【解決手段】被選別物から夾雑物を取り除く粗選装置10は、網面が水平から傾斜していると共に、傾斜方向に沿って揺動可能なフルイ41を有し、揺動させているフルイ41上に被選別物を供給することで精粒と夾雑物とを選別する揺動フルイ部40と、フルイ41上を移動する被選別物の分布状態を検出する検出手段(カメラセンサ46、記憶部52および判定部51)と、検出手段の検出結果に応じて、フルイ41上の被選別物が推奨分布状態となるような調整動作を行わせる調節手段(調整部53)とを備えている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
精粒と夾雑物とが含まれる被選別物から夾雑物を取り除く粗選装置であって、
網面が水平から傾斜していると共に、傾斜方向に沿って揺動可能なフルイを有し、揺動させている前記フルイ上に前記被選別物を供給することで前記精粒と前記夾雑物とを選別する揺動フルイ部と、
前記フルイ上を移動する前記被選別物の分布状態を検出する検出手段と、
前記検出手段の検出結果に応じて、前記フルイ上の前記被選別物が推奨分布状態となるような調整動作を行わせる調節手段とを備えていることを特徴とする粗選装置。
続きを表示(約 710 文字)【請求項2】
請求項1に記載の粗選装置であって、
前記調整動作として、前記フルイ上への前記被選別物の供給量を調整することを特徴とする粗選装置。
【請求項3】
請求項1に記載の粗選装置であって、
前記検出手段は、
前記フルイにおける網面上の所定の撮像範囲を撮影して撮影データを得る撮像部と、
前記フルイにおける前記被選別物の分布状態が推奨分布状態となっているときの前記撮像範囲を推奨データとして記憶する記憶部と、
前記撮影データと前記推奨データとを比較し、その比較結果に応じて前記調整動作を行わせるか否かを判定する判定部とを有することを特徴とする粗選装置。
【請求項4】
請求項2に記載の粗選装置であって、
前記揺動フルイ部の上流側に、前記被選別物を一時的に貯留し、貯留した前記被選別物を下流側に供給する貯留手段が設けられており、
前記貯留手段は、下流側に供給する前記被選別物の供給量を調整可能なリードローラを備えており、
前記調整動作として、前記リードローラによる前記被選別物の供給量を調整することを特徴とする粗選装置。
【請求項5】
請求項1に記載の粗選装置であって、
前記調整動作として、前記フルイの揺動速度を調整することを特徴とする粗選装置。
【請求項6】
請求項3に記載の粗選装置であって、
上記記憶部は、複数の推奨データを記憶可能であり、
前記判定部は、前記撮影データを同時に複数の前記推奨データと比較して判定を行うことが可能であることを特徴とする粗選装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、穀類や豆類等の穀粒から夾雑物(葉や茎等)を取り除く粗選装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
穀類や豆類等から夾雑物を取り除く粗選装置が、穀粒(穀類や豆類等の精粒と夾雑物との混合物)の貯蔵施設(カントリーエレベータやライスセンター等)の荷受け設備として使用される。このような粗選装置は、フルイを揺動させて夾雑物を選別除去する揺動フルイ部を有している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実開昭58-128676号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
粗選装置の揺動フルイ部では、フルイに対して穀粒の供給が多い場合、夾雑物の選別除去が追い付かずにフルイ上に穀粒が堆積し、フルイの目詰まりを生じさせる。また、フルイに対して穀粒の供給が少ない場合、粗選装置の処理効率(選別能率)が低下し、粗選装置における本来の能力が発揮できない。通常、粗選装置は、揺動フルイ部への穀粒の供給量(穀粒供給量)を手動で調整できるようになっているが、この調整は使用者にとって煩雑なものであり、穀粒供給量は初期設定のままで使用されていることが多いのが実状である。すなわち、粗選装置において穀粒供給量が適切に調整されていることは少なく、フルイに対する穀粒の流量過多が生じてから供給量を下げたり、供給量の低いままで使用が継続されたりしている。
【0005】
尚、特許文献1には、有効長さを調節可能な選別網(フルイ)を有し、選別網の面上を流される穀粒の層厚を検出し、検出された層厚に応じて選別網の有効長さを自動的に調節する穀粒選別機(粗選装置)が開示されている。しかしながら、特許文献1の構造では、選別網の有効長さを変更する機構により、装置が複雑となったり、装置自体が大型化したりするといった問題がある。
【0006】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、装置自体をコンパクトにしながら、処理効率を自動的に最適化することができる粗選装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するために、本発明の粗選装置は、精粒と夾雑物とが含まれる被選別物から夾雑物を取り除く粗選装置であって、網面が水平から傾斜していると共に、傾斜方向に沿って揺動可能なフルイを有し、揺動させている前記フルイ上に前記被選別物を供給することで前記精粒と前記夾雑物とを選別する揺動フルイ部と、前記フルイ上を移動する前記被選別物の分布状態を検出する検出手段と、前記検出手段の検出結果に応じて、前記フルイ上の前記被選別物が推奨分布状態となるような調整動作を行わせる調節手段とを備えていることを特徴としている。
【0008】
上記の構成によれば、フルイ上の被選別物が推奨分布状態となるような調整動作により、粗選装置の処理効率を自動的に最適化することができる。
【0009】
また、上記粗選装置は、前記調整動作として、前記フルイ上への前記被選別物の供給量を調整する構成とすることができる。
【0010】
上記の構成によれば、フルイに対して被選別物の供給が多い場合、その供給量を下げることでフルイに対する穀粒の流量過多を防止できる。また、フルイに対して被選別物の供給が少ない場合、その供給量を上げることで粗選装置の処理効率を上げることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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