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公開番号2024050075
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-10
出願番号2022156672
出願日2022-09-29
発明の名称位置検出装置、その電子機器
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類H01H 19/58 20060101AFI20240403BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】 ブラシ接点部と導電パターンとの摺動によって位置を検出する位置検知装置において、導電パターンを直接固定部材に形成することが可能となるパターン配線手法を提供すること。
【解決手段】 本発明の位置検知装置は、引き出しパターン617が、接触部395の移動の軌跡と摺動パターン611、612、613、614、615が成形された面と直交する方向から見たときに交差する領域において、
引き出しパターン617は、引き出しパターン617の両隣の二つの第2の摺動パターン611、613の間に形成された凹部の底面に成形されており、
接触部395が接触部395の移動の方向における引き出しパターン617の両隣の二つの第2の摺動パターン611、613の一方の摺動パターン611に接触した状態から他方の摺動パターン613に接触する状態へ移動するに際して、接触部395は引き出しパターン617と接触しないことを特徴とする。
【選択図】 図9
特許請求の範囲【請求項1】
樹脂成形品の表面に回路配線が射出成形にて成形された回路基板上に設けられた配線用の複数の摺動パターンより構成された摺動パターン群と、
動作部材に連動して移動し、前記摺動パターンに接触する導電性の接触部を有する摺動ブラシとを有し、
前記摺動パターンへの前記接触部の接触の状態を検知することで前記動作部材の位置を検知する位置検知装置において、
前記複数の摺動パターンのうちの第1の摺動パターンは、前記複数の摺動パターンのうちの第2の摺動パターンに囲まれており、
前記位置検知装置は、前記第1の摺動パターンから前記摺動パターン群の外側の領域に接続するための配線用の引き出しパターンを有し、
前記引き出しパターンが、前記接触部の移動の軌跡と前記摺動パターンが成形された面と直交する方向から見たときに交差する領域において、
前記引き出しパターンは、前記引き出しパターンの両隣の二つの前記第2の摺動パターンの間に形成された凹部の底面に成形されており、
前記接触部が前記接触部の移動の方向における前記引き出しパターンの両隣の二つの前記第2の摺動パターンの一方の摺動パターンに接触した状態から他方の摺動パターンに接触する状態へ移動するに際して、前記接触部は前記引き出しパターンと接触しないことを特徴とする位置検知装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記接触部は円弧形状であり、
前記接触部は、前記接触部の移動の方向における前記引き出しパターンの両隣の二つの第2の摺動パターンの一方の第2の摺動パターンに接触した状態から他方の第2の摺動パターンに接触する状態へ移動するに際して、前記接触部の頂点が前記凹部に侵入し、前記接触部の頂点が凹部に侵入する深さは凹部の深さよりも浅いことを特徴とする請求項1に記載の位置検知装置。
【請求項3】
前記第2の摺動パターンに囲まれた前記第1の摺動パターンは、前記引き出しパターンが成形された面に成形された凸部に成形されており、
前記凸部の前記接触部の摺動方向の端部には前記凸部の上面と前記引き出しパターンが成形された面とを接続する斜面が成形されており、
前記第1の摺動パターンと前記引き出しパターンとは前記斜面に成形された回路配線を介して電気的に接続されることを特徴とする請求項1に記載の位置検知装置。
【請求項4】
前記摺動ブラシは前記接触部を複数有し、
前記第1の摺動パターンは前記接触部の摺動方向における端部を複数有しており、
前記複数の端部のうちで前記摺動パターン群の外側の領域から最も近い端部に設けられた前記斜面に形成された回路配線を介して、前記第1の摺動パターンと前記引き出しパターンは電気的に接続されていることを特徴とする請求項3に記載の位置検知装置。
【請求項5】
前記複数の摺動パターンの全てが前記引き出しパターンが成形された面に成形された複数の凸部形状に成形されており、
前記第1の摺動パターンが上面に成形された凸部は、前記第2の摺動パターンが上面に成形された凸部よりも、前記引き出しパターンが成形された面からの高さが低いことを特徴とする請求項3に記載の位置検知装置。
【請求項6】
前記第1の摺動パターンは前記引き出しパターンが成形された面に成形され、
前記第2の摺動パターンの全てが前記引き出しパターンが成形された面に成形された複数の凸部の上面に成形されていることを特徴とする請求項5に記載の位置検知装置。
【請求項7】
前記引き出しパターンが、前記接触部の移動の軌跡と前記摺動パターンが成形された面と直交する方向から見たときに交差する領域において、
前記引き出しパターンは、非導電性の絶縁部材で被覆されていることを特徴とする請求項1に記載の位置検知装置。
【請求項8】
前記接触部の移動の方向における前記引き出しパターンの両隣の二つの第2の摺動パターンの間に成形された前記凹部の側壁には、前記接触部の移動の方向と直交する方向の全体に亘って凸部、もしくは凹部が成形されていることを特徴とする請求項3に記載の位置検知装置。
【請求項9】
請求項1に記載の位置検知装置を備えた電子機器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電子機器に関し、特に接片が導電パターン上を摺動し、接片と導電パターンとの通電状態に応じて接片の位置を検出する位置検出装置、およびこれを備えた電子機器に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、電子機器には、特許文献1に示す様にダイヤルの回転操作により接片を回転させて、接片のブラシ接点部と、配線基板上の導電パターンを摺動させるように構成された位置検出構造をそなえているものがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-101096号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述の特許文献に開示された従来技術では、配線基板上に導電パターンを形成している。
【0005】
そのため、配線基板とは別に配線基板を支える固定部材が必要になり、配線基板を固定部材に固定する作業が発生する結果、生産性に改善の余地があった。
【0006】
また、配線基板の固定部材への取り付けに誤差が生じるので、その結果、接片と導電パターンのずれを許容するために導電パターンを大きくする必要があり、位置検出構造の小型化の妨げとなっていた。
【0007】
そこで、本発明の目的は、ブラシ接点部と導電パターンとの摺動によって位置を検出する位置検知装置において、導電パターンを直接固定部材に形成することが可能となるパターン配線手法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、本発明の位置検知装置は、樹脂成形品の表面に回路配線が射出成形にて成形された回路基板上に設けられた配線用の複数の摺動パターンより構成された摺動パターン群と、動作部材に連動して移動し、前記摺動パターンに接触する導電性の接触部を有する摺動ブラシとを有し、前記摺動パターンへの前記接触部の接触の状態を検知することで前記動作部材の位置を検知する位置検知装置において、
前記複数の摺動パターンのうちの第1の摺動パターンは、前記複数の摺動パターンのうちの第2の摺動パターンに囲まれており、
前記位置検知装置は、前記第1の摺動パターンから前記摺動パターン群の外側の領域に接続するための配線用の引き出しパターンを有し、
前記引き出しパターンが、前記接触部の移動の軌跡と前記摺動パターンが成形された面と直交する方向から見たときに交差する領域において、
前記引き出しパターンは、前記引き出しパターンの両隣の二つの前記第2の摺動パターンの間に形成された凹部の底面に成形されており、
前記接触部が前記接触部の移動の方向における前記引き出しパターンの両隣の二つの前記第2の摺動パターンの一方の摺動パターンに接触した状態から他方の摺動パターンに接触する状態へ移動するに際して、前記接触部は前記引き出しパターンと接触しないことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、ブラシ接点部と導電パターンとの摺動によって位置を検出する構造において、導電パターンを直接固定部材に形成することが可能となるパターン配線手法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
カメラの機能構成を示すブロック図である
カメラの外観斜視図である
カメラの分解斜視図である
カメラのトップカバーユニットの外観斜視図である
トップカバーユニットを構成する部材の内、ダイヤルを機能させるために必要な部材のみを表示した分解斜視図である
トップカバーユニット基板の外観斜視図である
トップカバーユニット基板に形成された摺動パターンの拡大図である
摺動パターンとブラシの位置関係の一例を示す拡大図である
第2の引き出し配線近傍の拡大斜視図である
第2の引き出し配線近傍の拡大断面図である
第2の実施例による第2の引き出し配線近傍の拡大斜視図である
第2の実施例による第2の引き出し配線近傍の拡大断面図である
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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