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公開番号
2024025965
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-02-28
出願番号
2022129367
出願日
2022-08-15
発明の名称
表皮被覆製品
出願人
日本プラスチックス・テクノロジーズ株式会社
代理人
個人
主分類
B68G
7/05 20060101AFI20240220BHJP(馬具;詰め物,かわ張りされた物品)
要約
【課題】一枚の表皮を真空成形によって基材に被覆することで、表皮の合わせ目部分を再現した表皮被覆製品を提供する。
【解決手段】本発明にかかる表皮被覆製品は、2.0mm~6.0mmの溝11と、溝11の底面に所定間隔で形成された真空成形用の真空孔13とを有する基材10と、基材10に対して、溝11に真空成形によって表皮溝が形成されるように被覆された表皮と、を備えていることを特徴とする。かかる構成を採用することによって、使用される基材に溝が形成されており、この溝には、真空成形用の真空孔を有することから、真空成形によって表皮は溝に吸い込まれるように形成され、基材の溝が形成された部位の表皮にも溝が形成される。この溝によって、あたかも2枚の表皮が縫い合わされたかのように表現することができる。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
2.0mm~6.0mmの溝と、前記溝の底面に所定間隔で形成された真空成形用の真空孔とを有する基材と、
前記基材に対して、前記溝に真空成形によって表皮溝が形成されるように被覆された表皮と、
を備えていることを特徴とする表皮被覆製品。
続きを表示(約 400 文字)
【請求項2】
前記表皮溝の両側に、前記表皮溝に沿って縫製パターンが形成されていることを特徴とする請求項1に記載の表皮被覆製品。
【請求項3】
前記基材の溝は、幅の広い部分と狭い部分が交互に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の表皮被覆製品。
【請求項4】
前記基材の溝に配置された表皮は、隙間のある部分と隙間のない部分が交互に形成されていることを特徴とする請求項3に記載の表皮被覆製品。
【請求項5】
前記真空孔は、3.0mm~5.0mmピッチで形成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の表皮被覆製品。
【請求項6】
前記表皮は、厚さが2.0mm~4.0mmからなり、軟質性のプラスチック樹脂と、発泡樹脂との積層体からなることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の表皮被覆製品。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、プラスチック、木材その他の硬質な材料からなる基材に、縫製パターンを施した表皮を被覆した表皮被覆製品に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
基材に表皮を被覆した表皮被覆製品において、表皮を2枚縫い合わせた後に被覆することで、2枚の表皮の継ぎ目(合わせ目部分)をステッチのデザインの一つとして表現したものがある。例えば、皮革よりなる外皮シートと、その外皮シートの裏面側に設けられたスラブシートとを、それらの外周縁に沿って環縫いの縁かがり縫い目を施すことにより縫い合わせて、表皮シートを形成し、複数枚の表皮シートを外周縁において縫い目により互いに縫い付けて、袋状のヘッドレスト用表皮を形成する技術が提案されている(特許文献1)。
【0003】
しかしながら、このように表皮を継ぎ合わせるには、表皮の加工工程が必要なため、時間もかかる上、コストがかかるという問題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2007-289284号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
そこで、本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、一枚の表皮を真空成形によって基材に被覆することで、表皮の合わせ目部分が形成されたかのような外観を表現可能な表皮被覆製品を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明は、以下の手段を採用した。
本発明にかかる表皮被覆製品は、2.0mm~6.0mmの溝と、前記溝の底面に所定間隔で形成された真空成形用の真空孔とを有する基材と、
前記基材に対して、前記溝に真空成形によって表皮溝が形成されるように被覆された表皮と、
を備えていることを特徴とする。
【0007】
本発明にかかる表皮被覆製品は、使用される基材に溝が形成されており、この溝には、真空成形用の真空孔を有することから、真空成形によって表皮は溝に吸い込まれるように形成され、基材の溝が形成された部位の表皮にも溝が形成される。この溝によって、あたかも2枚の表皮が縫い合わされたかのように表現することができる。
【0008】
また、本発明にかかる表皮被覆製品において、前記表皮溝の両側に、前記表皮溝に沿って縫製パターンが形成されていることを特徴とするものであってもよい。
【0009】
一般的に、革の縫い合わせの両側に、装飾用のステッチを行って装飾性を高めることが行われている。本発明は、表皮溝が設けられる位置の両側に予め縫製パターンを設けておくことによって、真空成形によって基材に被覆した際に、表皮溝に沿って装飾用のステッチを形成することができる。
【0010】
さらに、本発明にかかる表皮被覆製品において、前記基材の溝は、幅の広い部分と狭い部分が交互に形成されていることを特徴とするものであってもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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