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公開番号2024024869
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-26
出願番号2022127811
出願日2022-08-10
発明の名称喫煙具用カートリッジおよび支持部材
出願人Future Technology株式会社
代理人IBC一番町弁理士法人
主分類A24F 40/465 20200101AFI20240216BHJP(たばこ;葉巻たばこ;紙巻たばこ;喫煙具)
要約【課題】サセプタおよびエアロゾル形成基体を保護しつつ、カートリッジ内の気体の流路を確保することが可能な喫煙具用カートリッジを提供する。
【解決手段】喫煙具用カートリッジ10は、タバコ植物または非タバコ植物を原料として含み、かつ、所定の延在方向を有するエアロゾル形成基材12と、エアロゾル形成基材内に延在方向に沿って設けられるとともに、誘導加熱可能に構成されたサセプタ13と、エアロゾル形成基材の延在方向の一端E1を覆う第1支持部材11とを有している。第1支持部材は、延在方向に対向する第1面S1および第2面S2と、第1面に設けられた第1開口111MA,111MBと、第2面に設けられるとともに延在方向から視て第1開口の少なくとも一部と重ならない位置に設けられた第2開口112MA,112MBと、第1開口と第2開口とを連通させる連通路11PA,11PBとを有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
誘導加熱式の喫煙具に装着して使用される喫煙具用カートリッジであって、
タバコ植物または非タバコ植物を原料として含み、かつ、所定の延在方向を有するエアロゾル形成基材と、
前記エアロゾル形成基材内に前記延在方向に沿って設けられるとともに、誘導加熱可能に構成されたサセプタと、
前記エアロゾル形成基材の前記延在方向の一端を覆うとともに、前記延在方向に対向する第1面および第2面を有する第1支持部材とを備え、
前記第1支持部材は、前記第1面に設けられた第1開口と、前記第2面に設けられるとともに前記延在方向から視て前記第1開口の少なくとも一部と重ならない位置に設けられた第2開口と、前記第1開口と前記第2開口とを連通させる連通路とを有する喫煙具用カートリッジ。
続きを表示(約 720 文字)【請求項2】
前記連通路は屈曲部または湾曲部を含む請求項1に記載の喫煙具用カートリッジ。
【請求項3】
前記連通路は前記延在方向に交差する方向に沿って設けられている請求項1に記載の喫煙具用カートリッジ。
【請求項4】
前記第1開口および前記第2開口の大きさが異なる請求項1に記載の喫煙具用カートリッジ。
【請求項5】
前記第1開口、前記第2開口および前記連通路を各々複数有する請求項1に記載の喫煙具用カートリッジ。
【請求項6】
複数の連通路は、ねじれ部分を有する請求項5に記載の喫煙具用カートリッジ。
【請求項7】
前記第1支持部材は、前記エアロゾル形成基材側から順に前記第1面および前記第2面を有し、
前記エアロゾル形成基材の前記一端と前記第1面との間に設けられるとともに、前記第1開口を塞ぐ膜状部材をさらに有する請求項1に記載の喫煙具用カートリッジ。
【請求項8】
前記エアロゾル形成基材の前記延在方向の他端に接するマウスピースをさらに有する請求項1に記載の喫煙具用カートリッジ。
【請求項9】
前記エアロゾル形成基材の前記延在方向の他端に接する第2支持部材と、
前記第2支持部材に接して設けられるとともに、前記第2支持部材を介して前記エアロゾル形成基材の前記他端に接続されたマウスピースとをさらに有する請求項1に記載の喫煙具用カートリッジ。
【請求項10】
前記第1支持部材は、非多孔質材料により構成されている請求項1に記載の喫煙具用カートリッジ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、喫煙具用カートリッジおよび支持部材に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
近年、多様なタバコ製品が普及してきている。このタバコ製品のうち、いわゆる加熱式のタバコ製品では、タバコの成分を含むカートリッジを加熱式の喫煙具に装着することにより、火炎を用いずに加熱することができる。喫煙者は、加熱によって気化したタバコの成分を吸引し、タバコを楽しむことができる。タバコ以外の植物の成分を含むカートリッジも普及し始めている。
【0003】
加熱式の喫煙具として、たとえば、発熱体を含む喫煙具および誘導加熱体を含む喫煙具が知られている。発熱体を含む喫煙具には、たとえば、ブレード形状、棒状、ピン形状または三角形状等の発熱体が設けられており、この発熱体を、エアロゾル形成基体を含むカートリッジに挿入して使用する。誘導加熱体を含む喫煙具では、エアロゾル形成基体内にサセプタを有するカートリッジが使用される(たとえば、特許文献1)。このサセプタが誘導加熱されることにより、エアロゾル形成基体が加熱され、エアロゾルが生成する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特表2019-512235号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
このような誘導加熱式の喫煙具に使用されるカートリッジでは、サセプタおよびエアロゾル形成基体を保護しつつ、カートリッジ内の気体の流路を確保することが望ましい。
【0006】
本発明は、上記事情を鑑みてなされたものであり、サセプタおよびエアロゾル形成基体を保護しつつ、カートリッジ内の気体の流路を確保することが可能な喫煙具用カートリッジおよび支持部材を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するための本発明は、誘導加熱式の喫煙具に装着して使用される喫煙具用カートリッジである。この喫煙具用カートリッジは、タバコ植物または非タバコ植物を原料として含み、かつ、所定の延在方向を有するエアロゾル形成基材と、前記エアロゾル形成基材内に前記延在方向に沿って設けられるとともに、誘導加熱可能に構成されたサセプタと、前記エアロゾル形成基材の前記延在方向の一端を覆うとともに、前記延在方向に対向する第1面および第2面を有する第1支持部材とを備えている。前記第1支持部材は、前記第1面に設けられた第1開口と、前記第2面に設けられるとともに前記延在方向から視て前記第1開口の少なくとも一部と重ならない位置に設けられた第2開口と、前記第1開口と前記第2開口とを連通させる連通路とを有する。
【0008】
また、上記目的を達成するための本発明は、誘導加熱式の喫煙具に装着して使用される喫煙具用カートリッジであって、タバコ植物または非タバコ植物を原料として含み、かつ、所定の延在方向を有するエアロゾル形成基材と、前記エアロゾル形成基材内に前記延在方向に沿って設けられるとともに、誘導加熱可能に構成されたサセプタとを有する覆喫煙具用カートリッジにおいて、前記エアロゾル形成基材の前記延在方向の一端を覆う支持部材である。この支持部材は、前記延在方向に対向する第1面および第2面と、前記第1面に設けられた第1開口と、前記第2面に設けられるとともに前記延在方向から視て前記第1開口の少なくとも一部と重ならない位置に設けられる第2開口と、前記第1開口と前記第2開口とを連通させる連通路と、を有する。
【発明の効果】
【0009】
本発明に係る喫煙具用カートリッジおよび支持部材では、エアロゾル形成基材の一端を覆う支持部材(第1支持部材)が設けられているので、内部にサセプタを含むエアロゾル形成基材の一端が保護される。また、この支持部材には、第1面の第1開口と第2面の第2開口とを連通させる連通路が設けられているので、この連通路を介して気体が流れる。よって、サセプタおよびエアロゾル形成基体を保護しつつ、カートリッジ内の気体の流路を確保することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の一実施形態に係る喫煙具用カートリッジの構成を表す断面図である。
(A)は図1に示した第1面、(B)は第2面の構成の一例を表す平面図である。
(A)は図2(A)に示した第1面、(B)は図2(B)に示した第2面の他の例を表す断面図である。
図1に示した連通路の他の例を表す断面図である。
図1に示した連通路のその他の例を表す断面図である。
図1に示した喫煙具用カートリッジを喫煙具に挿入した状態を表す断面図である。
変形例1に係る喫煙具用カートリッジの構成を表す断面図である。
変形例2に係る喫煙具用カートリッジの構成を表す断面図である。
変形例3に係る喫煙具用カートリッジの構成を表す断面図である。
変形例4に係る喫煙具用カートリッジの構成を表す断面図である。
変形例5に係る喫煙具用カートリッジの構成を表す断面図である。
図1に示した喫煙具用カートリッジの他の例を表す断面図である。
図1に示したサセプタの位置の他の例を表す平面図である。
図1に示したサセプタの形状の他の例を表す平面図である。
図1に示したサセプタの形状のその他の例を表す平面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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