TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024024134
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-22
出願番号2022126728
出願日2022-08-09
発明の名称外装部材、電子時計及び外装部材の製造方法
出願人カシオ計算機株式会社
代理人弁理士法人光陽国際特許事務所
主分類G04B 37/22 20060101AFI20240215BHJP(時計)
要約【課題】より表面の多様性を広げることのできる外装部材、電子時計及び外装部材の製造方法を提供する。
【解決手段】外装部材(1)は、結晶粒径が互いに異なる構成材料が複数の領域(R1、R2)に区分されている表面を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
結晶粒径が互いに異なる構成材料が複数の領域に区分されている表面を有する外装部材。
続きを表示(約 870 文字)【請求項2】
前記複数の領域の境界は、曲線部分を含む請求項1記載の外装部材。
【請求項3】
当該外装部材は環状形状を有し、
前記境界は、前記環状形状の周方向に沿って延在し、前記曲線部分は波形部分を含む請求項2記載の外装部材。
【請求項4】
前記複数の領域のうち第一の領域は、第一の金属材料により形成された領域であり、前記第一の領域とは異なる第二の領域は、前記第一の金属材料とは異なる第二の金属材料により形成された領域である請求項1記載の外装部材。
【請求項5】
前記第一の金属材料は64チタン合金であり、前記第二の金属材料は純チタンである請求項4記載の外装部材。
【請求項6】
前記複数の領域上に当該複数の領域を視認可能な被膜を有する請求項1記載の外装部材。
【請求項7】
請求項1~6のいずれか一項に記載の外装部材としてのベゼルを備える電子時計。
【請求項8】
上面側から見た場合の第一の領域において、上下方向に延在する柱状構造を第一の構成材料により形成する工程、
上面側から見た場合の前記柱状構造の空隙部分である第二の領域において、前記第一の構成材料とは変態温度の異なる第二の構成材料の粉粒体を前記空隙部分に充填する工程、
熱間等方圧加圧法により前記第二の構成材料を結合させて前記柱状構造に固着させる工程、
前記第一の構成材料の変態温度と前記第二の構成材料の変態温度との間の温度で加熱して、前記第一の構成材料と前記第二の構成材料とを異なる結晶成長率で結晶成長させる工程、
を含む外装部材の製造方法。
【請求項9】
前記柱状構造は、3Dプリンタによって形成される請求項8記載の外装部材の製造方法。
【請求項10】
前記上面に、イオンプレーティングにより前記第一の領域と前記第二の領域とを視認可能な厚さで被膜を形成する工程を含む請求項9記載の外装部材の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、外装部材、電子時計及び外装部材の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
携帯型の電子機器では、外装部材において携帯に適したサイズや形状の中で機能性とデザイン性との両立が要求される。従来、高級感を出すことのできる部材としてチタンやチタン合金などのチタン材が利用されている。しかしながら、チタン材には表面硬度が低いものが含まれ、使用に応じて傷が付いたり光沢感が低下したりして経年劣化しやすい。
【0003】
チタン材のデザイン性を損なわずに表面を硬化させる技術として、特許文献1には、チタン材の表面に酸素又は酸素及び窒素が拡散して固溶された硬化層を形成し、最外層のチタン酸化層を十分に薄くすることで、干渉縞の発生や濁りなどを抑制する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2018/128160号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来の技術では、表面の状態が単調になり、多様性に乏しいという課題があった。
【0006】
この発明の目的は、より表面の多様性を広げることのできる外装部材、電子時計及び外装部材の製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため、本発明は、
結晶粒径が互いに異なる構成材料が複数の領域に区分されている表面を有する外装部材である。
【発明の効果】
【0008】
本発明に従うと、外装部材の表面の多様性をより広げることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本実施形態の外装部材の一例の全体斜視図である。
外装部材の製造手順を示すフローチャートである。
製造途中の状態を模式的に示す断面斜視図である。
製造途中の状態を模式的に示す断面斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態の外装部材1の一例の全体斜視図である。
外装部材1は、電子時計(電子腕時計)の上面周縁部や側面に沿って取り付けられるもの(ベゼル)であって略環状形状を有する。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

ナカソネ住設株式会社
スケルトン形コンソール時計
3日前
カシオ計算機株式会社
センサ装置および時計
23日前
カシオ計算機株式会社
電子時計
23日前
オメガ・エス アー
連続アニメーションの生成に適合する時計
27日前
カシオ計算機株式会社
電子機器及び時計
25日前
カシオ計算機株式会社
電子時計、表示制御方法及びプログラム
1か月前
カシオ計算機株式会社
電子機器及び電子時計
23日前
カシオ計算機株式会社
電子機器及び電子時計
23日前
カシオ計算機株式会社
電子機器及び電子時計
23日前
モントレー ブレゲ・エス アー
フレキシブル表示針のアクチュエート機構
1か月前
オメガ・エス アー
携行型時計のベゼル又は風防を駆動するためのプレス装置
4日前
セイコーエプソン株式会社
電波修正時計および電波修正時計の制御方法
1か月前
カシオ計算機株式会社
電子時計、プログラム及び時刻修正方法
23日前
カシオ計算機株式会社
電子時計、時刻表示方法及びプログラム
12日前
カシオ計算機株式会社
電子時計、データ処理方法及びプログラム
23日前
カシオ計算機株式会社
部品搭載部材、ケース、時計、および部品搭載部材の製造方法
23日前
セイコーエプソン株式会社
時計用部品、時計、および、時計用部品の製造方法
19日前
カシオ計算機株式会社
スイッチ装置および時計
16日前
セイコーエプソン株式会社
時計用部品、時計、および、時計用部品の製造方法
19日前
コマディール・エス アー
携行型時計、ファッションアイテム又は宝飾品の外側コンポーネントを製造する方法
1か月前
モントレ・ジャケ・ドロー・エスアー
自動ロック手段を含む、散発的な瞬間に作動可能な時計モジュール
10日前
モントレ・ジャケ・ドロー・エスアー
自動ロック手段を含む、散発的な瞬間に作動可能な時計モジュール
10日前
セイコーエプソン株式会社
時計用文字板、時計用文字板の製造方法及び時計
1か月前
有限会社ナオトフカサワデザイン
腕時計及び腕時計型表示装置
26日前
グーグル エルエルシー
電子部品間で確実に信号を転送するための方法および装置
1か月前