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公開番号2024006205
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-01-17
出願番号2022106882
出願日2022-07-01
発明の名称時計
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G04B 45/02 20060101AFI20240110BHJP(時計)
要約【課題】サブダイヤルが過剰に切り欠かれると、ユーザーは、時計部品を視認し易くなるが、サブダイヤルの目盛を確認し難くなる。
【解決手段】時計部品を有するムーブメントと、前記ムーブメントによって駆動する第1長さの第1指針と、前記ムーブメントによって駆動する前記第1長さより短い第2長さの第2指針と、前記ムーブメント上に設けられる支持板、及び前記第2指針に係る目盛を表示するサブダイヤルリングを有する文字板とを備え、前記支持板は、支持板開口が設けられる支持板リング部材と、前記支持板リング部材の支持板内周に接続する支持部材と、を有し、前記時計部品は、前記支持板開口の下方に配置され、前記サブダイヤルリングは、前記支持部材上に配置され、前記時計部品の上方で前記時計部品と重なる重なり位置に切欠き部を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
時計部品を有するムーブメントと、
前記ムーブメントによって駆動する第1長さの第1指針と、
前記ムーブメントによって駆動する、前記第1長さより短い第2長さの第2指針と、
前記ムーブメント上に設けられる支持板、及び前記第2指針に係る目盛を表示するサブダイヤルリングを有する文字板と、を備え、
前記支持板は、支持板開口が設けられる支持板リング部材と、前記支持板リング部材の支持板内周に接続する支持部材と、を有し、
前記時計部品は、前記支持板開口の下方に配置され、
前記サブダイヤルリングは、
前記支持部材上に配置され、
前記時計部品の上方で前記時計部品と重なる重なり位置に切欠き部を有する、
時計。
続きを表示(約 660 文字)【請求項2】
前記支持板は、第2支持部材を有し、
前記サブダイヤルリングは、前記支持部材、及び前記第2支持部材で支持される、
請求項1に記載の時計。
【請求項3】
前記第2指針は、秒針であり、
前記サブダイヤルリングは、前記目盛として秒目盛を表示するセコンドダイヤルリングである、
請求項1に記載の時計。
【請求項4】
前記時計部品は、酸化シリコン層を含むがんぎ車である、
請求項3に記載の時計。
【請求項5】
前記ムーブメントは、前記支持板開口の下方に配置されるテンプ、及び前記秒針を支持する秒針軸を有し、
前記セコンドダイヤルリングは、6時位置に配置され、
前記テンプは、9時位置に配置され、
前記がんぎ車は、上方からの平面視で、前記秒針軸と前記テンプとの間に配置される、
請求項4に記載の時計。
【請求項6】
前記第1指針は、
前記支持板の上方に配置され、
前記時計部品と重なる領域に、窓を有する、
請求項1に記載の時計。
【請求項7】
前記文字板は、前記支持板と前記ムーブメントとの間に装飾板を有し、
前記装飾板は、装飾板開口が設けられる装飾板リング部材と、前記装飾板リング部材の装飾板内周に接続する板部材と、を有し、
前記板部材は、前記重なり位置と異なる位置に配置される、
請求項1に記載の時計。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、時計に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
シースルー構造の時計が知られている、特許文献1に記載される時計は、文字板側からムーブメントの一部を視認可能に構成されている。時計は、ムーブメント内に配置された時計用部品であるがんぎ車を視認可能に構成されている。文字板には、時計用部品を視認可能にする窓が設けられる。窓は、スモールセコンドに対応するサブダイヤルを切り欠いて構成される。サブダイヤルは、文字板と同一平面に構成される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-148651号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
同一面にサブダイヤルが設けられる文字板に窓が設けられると、窓によって、サブダイヤルが過剰に切り欠かれる場合がある。サブダイヤルが過剰に切り欠かれると、ユーザーは、時計部品を視認し易くなるが、サブダイヤルの目盛を確認し難くなる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の時計は、時計部品を有するムーブメントと、前記ムーブメントによって駆動する第1長さの第1指針と、前記ムーブメントによって駆動する、前記第1長さより短い第2長さの第2指針と、前記ムーブメント上に設けられる支持板、及び前記第2指針に係る目盛を表示するサブダイヤルリングを有する文字板と、を備え、前記支持板は、支持板開口が設けられる支持板リング部材と、前記支持板リング部材の支持板内周に接続する支持部材と、を有し、前記時計部品は、前記支持板開口の下方に配置され、前記サブダイヤルリングは、前記支持部材上に配置され、前記時計部品の上方で前記時計部品と重なる重なり位置に切欠き部を有する。
【図面の簡単な説明】
【0006】
機械式時計の外観構成を示す図。
ムーブメントの外観構成を示す図。
がんぎ車の概略構成を示す図。
がんぎ車の部分断面を示す図。
装飾文字板の概略構成を示す図。
パーツ支持板の概略構成を示す図。
文字板の概略構成を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0007】
図1は、時計1の外観構成を示している。図1は、時計1を文字板10と対向する方向から視認される平面図である。時計1は、図示しないゼンマイを動力として機能する機械式時計である。図1に示す時計1は、時計内装部品の一部を視認可能なシースルー構造である。図1に示す時計1は、秒針7が中心軸から離れた位置に配置されるスモールセコンド時計である。
【0008】
図1を含む複数の図は、XYZ座標系を示している。X軸は、時計1が載置される載置面に平行な軸である。X軸は、時計1の3時を示すアワーマーク60aと9時を示すアワーマーク60aを結ぶ線と平行な軸である。アワーマーク60aは、後述される。+X方向は、9時を示すアワーマーク60aから3時を示すアワーマーク60aに向かう方向である。-X方向は、3時を示すアワーマーク60aから9時を示すアワーマーク60aに向かう方向である。Y軸は、時計1が載置される載置面に平行な軸である。Y軸は、時計1の12時を示す数字マーク60eと6時を示すアワーマーク60aを結ぶ線と平行な軸である。数字マーク60eは、後述される。+Y方向は、6時を示すアワーマーク60aから数字マーク60eに向かう方向である。-Y方向は、数字マーク60eから6時を示すアワーマーク60aに向かう方向である。Z軸は、載置面に対して垂直な軸である。+Z方向は、載置面から上方に向かう方向である。-Z方向は、載置面から下方に向かう方向である。+Z方向は、上方に対応する。-Z方向は、下方に対応する。
【0009】
時計1は、外装ケース2と、時針3と、分針5と、秒針7と、パワーリザーブ針9と、リューズ13と、文字板10と、を備える。文字板10は、装飾文字板30と、パーツ支持板50と、機能パーツ60と、を含む。文字板10の詳細は、後述される。図1に示す時計1は、テンプ21と、がんぎ車23と、受け石25とを視認可能に構成される。テンプ21、がんぎ車23、及び受け石25は、時計内装部品である。時計内装部品は、時計部品の一例に対応する。
【0010】
外装ケース2は、文字板10、及び後述するムーブメント20を収容する。外装ケース2は、+Z方向にムーブメント20、文字板10の順で、ムーブメント20、及び文字板10を収容する。外装ケース2の内周部には、2つの開口が設けられる。2つの開口のうち文字板10に対して+Z方向の開口には、図示しないカバーガラスが設けられる。2つの開口のうちムーブメント20に対して-Z方向の開口には、図示しない裏蓋が設けられる。外装ケース2は、内周部で文字板10、及びムーブメント20を支持する。
(【0011】以降は省略されています)

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