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公開番号2023152688
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-10-17
出願番号2023008955
出願日2023-01-24
発明の名称ハニカム構造体およびハニカム構造体の製造方法
出願人日本碍子株式会社
代理人個人,個人
主分類B28B 3/20 20060101AFI20231005BHJP(セメント,粘土,または石材の加工)
要約【課題】厚みの均一性に優れた電極層を備えるハニカム構造体を提供すること。
【解決手段】本発明の実施形態によるハニカム構造体の製造方法は、セラミック原料を含む成形材料を押出し成形してハニカム成形体を得る成形工程と、前記ハニカム成形体を乾燥させたハニカム乾燥体を焼成してハニカム構造体を得る焼成工程と、を有し、前記成形工程は、前記押出し成形によって得られる円筒状のハニカム成形体のセルが延びる方向に沿う外周面を受台で支持して搬送することを含み、前記受台は、前記セルが延びる方向に沿う溝部を有する本体部と、前記本体部の前記溝部に配置され前記ハニカム成形体の下半分に当接する円弧状の湾曲面を有する当接部と、を有し、前記当接部は、硬度74N以下の材質で構成され、前記円弧状の当接部の径と前記押出し成形の金型の径との差は0.6mm以下である。
【選択図】図5A
特許請求の範囲【請求項1】
セラミック原料を含む成形材料を押出し成形してハニカム成形体を得る成形工程と、前記ハニカム成形体を乾燥させたハニカム乾燥体を焼成してハニカム構造体を得る焼成工程と、を有するハニカム構造体の製造方法であって、
前記ハニカム構造体は、外周壁と前記外周壁の内側に配設される隔壁とを有するハニカム構造部と、前記ハニカム構造部の側面に配設される一対の電極層と、を備え、
前記成形工程は、前記押出し成形によって得られる円筒状のハニカム成形体のセルが延びる方向に沿う外周面を受台で支持して搬送することを含み、
前記受台は、前記セルが延びる方向に沿う溝部を有する本体部と、前記本体部の前記溝部に配置され前記ハニカム成形体の下半分に当接する円弧状の湾曲面を有する当接部と、を有し、
前記当接部は、硬度74N以下の材質で構成され、
前記円弧状の当接部の径と前記押出し成形の金型の径との差は0.6mm以下である、
ハニカム構造体の製造方法。
続きを表示(約 530 文字)【請求項2】
前記セラミック原料は、炭化ケイ素および金属ケイ素を含む、請求項1に記載のハニカム構造体の製造方法。
【請求項3】
前記ハニカム成形体の比重は0.3以上である、請求項1または2に記載のハニカム構造体の製造方法。
【請求項4】
前記当接部の周方向端部は、前記ハニカム成形体の外周面に隙間なく当接する、請求項1または2に記載のハニカム構造体の製造方法。
【請求項5】
前記当接部は軟質ウレタンフォームで構成される、請求項1または2に記載のハニカム構造体の製造方法。
【請求項6】
第一端面から第二端面まで延びる流体の流路となる複数のセルを区画形成する隔壁と、外周に位置する外周壁とを有するハニカム構造部と、
前記ハニカム構造部の側面に配設される一対の電極層と、を備え、
前記ハニカム構造部は、炭化ケイ素および金属ケイ素を含み、
前記ハニカム構造部の前記セルの延びる方向に直交する面の真円度は1mm以下であり、
前記電極層の厚みは0.05mm以上0.50mm以下であり、前記電極層の厚みのバラツキは35%以下である、
ハニカム構造体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ハニカム構造体およびハニカム構造体の製造方法に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
車両エンジンから排出された排ガス中の有害物質の処理に、担体に触媒を担持させた触媒担体が用いられている。処理の際、エンジン始動時に触媒温度が低いと、触媒が所定の温度まで昇温されず、排ガスが十分に浄化されないという問題がある。このような問題を解決するために、導電性を有する担体に通電して担体を発熱させることにより、担体に担持された触媒をエンジン始動前またはエンジン始動時に活性温度まで昇温する電気加熱触媒(EHC)を用いた排ガス処理装置の開発が進んでいる。このような担体として、特許文献1には、セラミック製のハニカム構造部が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6438939号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記ハニカム構造部を発熱させるため、その側面には電極層が配設される。例えば、ハニカム構造部の通電発熱特性を向上させるため、配設される電極層の厚みはより均一であることが求められる。
【0005】
上記に鑑み、本発明は、厚みの均一性に優れた電極層を備えるハニカム構造体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
1.本発明の実施形態によるハニカム構造体の製造方法は、セラミック原料を含む成形材料を押出し成形してハニカム成形体を得る成形工程と、前記ハニカム成形体を乾燥させたハニカム乾燥体を焼成してハニカム構造体を得る焼成工程と、を有するハニカム構造体の製造方法であって、前記ハニカム構造体は、外周壁と前記外周壁の内側に配設される隔壁とを有するハニカム構造部と、前記ハニカム構造部の側面に配設される一対の電極層と、を備え、前記成形工程は、前記押出し成形によって得られる円筒状のハニカム成形体のセルが延びる方向に沿う外周面を受台で支持して搬送することを含み、前記受台は、前記セルが延びる方向に沿う溝部を有する本体部と、前記本体部の前記溝部に配置され前記ハニカム成形体の下半分に当接する円弧状の湾曲面を有する当接部と、を有し、前記当接部は、硬度74N以下の材質で構成され、前記円弧状の当接部の径と前記押出し成形の金型の径との差は0.6mm以下である。
2.上記1に記載のハニカム構造体の製造方法において、上記セラミック原料は、炭化ケイ素および金属ケイ素を含んでもよい。
3.上記1または2に記載のハニカム構造体の製造方法において、上記ハニカム成形体の比重は0.3以上であってもよい。
4.上記1から3のいずれかに記載のハニカム構造体の製造方法において、上記当接部の周方向端部は、上記ハニカム成形体の外周面に隙間なく当接してもよい。
5.上記1から4のいずれかに記載のハニカム構造体の製造方法において、上記当接部は軟質ウレタンフォームで構成されてもよい。
【0007】
6.本発明の別の実施形態によるハニカム構造体は、第一端面から第二端面まで延びる流体の流路となる複数のセルを区画形成する隔壁と、外周に位置する外周壁とを有するハニカム構造部と、前記ハニカム構造部の側面に配設される一対の電極層と、を備え、前記ハニカム構造部は、炭化ケイ素および金属ケイ素を含み、前記ハニカム構造部の前記セルの延びる方向に直交する面の真円度は1mm以下であり、前記電極層の厚みは0.05mm以上0.50mm以下であり、前記電極層の厚みのバラツキは35%以下である。
【発明の効果】
【0008】
本発明の実施形態によれば、厚みの均一性に優れた電極層を備えるハニカム構造体を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の1つの実施形態に係るハニカム構造体の概略の構成を示す斜視図である。
図1に示すハニカム構造体の断面図である。
図1に示すハニカム構造体の断面図である。
セルピッチを説明するための図である。
押出し成形されたハニカム成形体が受台で支持される様子の一例を示す模式図である。
押出し成形機の金型から押し出されるハニカム成形体の先端の凹凸パターンの一例を示す図である。
本発明の1つの実施形態に係るハニカム構造体の製造方法に用いられる受台の概略の構成を示す斜視図である。
受台でハニカム成形体が支持される様子の一例を横から見た図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明するが、本発明はこれらの実施形態には限定されない。また、図面は説明をより明確にするため、実施の形態に比べ、各部の幅、厚み、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。
(【0011】以降は省略されています)

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