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公開番号
2025152707
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-10
出願番号
2024054740
出願日
2024-03-28
発明の名称
遊技機
出願人
ネット株式会社
代理人
主分類
A63F
5/04 20060101AFI20251002BHJP(スポーツ;ゲーム;娯楽)
要約
【課題】
通常演出状態における払い出し枚数を下げながらも、出玉試験における400回の遊技における払い出し枚数の下限を下回らないようにする技術。
【解決手段】
第1の条件を満たした場合に、天井遊技数に関して、最も出玉率が低い設定(例えば設定1)、および最も出玉率が高い設定(例えば設定6)に関しては400遊技未満で必ずATが開始する遊技数が選択される確率が高く、他の設定(例えば設定2)に関しては400遊技未満で必ずATが開始する確率が低くなるように天井遊技数を決定する。
【選択図】図23
特許請求の範囲
【請求項1】
外周面に複数種類の図柄が配列された複数のリールと、
役の当否を決定する内部抽選を行う内部抽選手段と、
前記複数のリールを遊技毎に回転させ、停止操作を契機として、内部抽選の結果に応じた態様で回転中のリールを停止させる制御を行うリール制御手段と、
前記複数のリールが停止した状態で、役毎に予め定められた入賞態様を示す図柄組合せが有効ライン上に表示されていることに基づいて、役が入賞したと判断する入賞判定手段と、
演出状態が変動不可能な通常区間と、第1演出状態と第2演出状態とを含む複数の演出状態の間で演出状態が変動可能な有利区間とを設定可能とする区間制御手段と、
を備え、
前記有利区間において、前記演出状態が前記第2演出状態である場合に、役の入賞を補助する停止操作指示情報を提供し、
出玉率がそれぞれ異なる複数の設定値を備えた遊技機であって、
前記設定値として、前記出玉率が最も低い前記設定値である第1設定値と、前記出玉率が最も高い前記設定値である第2設定値と、前記第1設定値および前記第2設定値とは異なる前記設定値である第3設定値とを有し、
前記第2演出状態である場合の出玉率は、前記第1演出状態である場合の出玉率よりも高くなるように設計されており、
前記区間制御手段は、
前記第1演出状態での遊技数が天井遊技数に達した場合に、前記第2演出状態に移行可能とし、
少なくとも第1の条件を満たした場合に、天井遊技数を設定可能であり、
前記第1設定値および前記第2設定値では、前記第1の条件を満たし、前記天井遊技数が設定された後に前記第2演出状態に移行するまでに必要な遊技数が400遊技未満となるように前記天井遊技数が設定される割合の方が、前記第1の条件を満たし、前記天井遊技数が設定された後に前記第2演出状態に移行するまでに必要な遊技数が400遊技以上となるように前記天井遊技数が設定される割合よりも高く、
前記第3設定値では、前記第1の条件を満たし、前記天井遊技数が設定された後に前記第2演出状態に移行するまでに必要な遊技数が400遊技未満となるように前記天井遊技数が設定される割合の方が、前記第1の条件を満たし、前記天井遊技数が設定された後に前記第2演出状態に移行するまでに必要な遊技数が400遊技以上となるように前記天井遊技数が設定される割合よりも低くなるように設計されていることを特徴とする遊技機。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
外周面に複数種類の図柄が配列された複数のリールと、
役の当否を決定する内部抽選を行う内部抽選手段と、
前記複数のリールを遊技毎に回転させ、停止操作を契機として、内部抽選の結果に応じた態様で回転中のリールを停止させる制御を行うリール制御手段と、
前記複数のリールが停止した状態で、役毎に予め定められた入賞態様を示す図柄組合せが有効ライン上に表示されていることに基づいて、役が入賞したと判断する入賞判定手段と、
演出状態が変動不可能な通常区間と、第1演出状態と第2演出状態と第3演出状態を含む複数の演出状態の間で演出状態が変動可能な有利区間とを設定可能とする区間制御手段と、
を備え、
前記有利区間において、前記演出状態が前記第2演出状態である場合に、役の入賞を補助する停止操作指示情報を提供し、
出玉率がそれぞれ異なる複数の設定値を備えた遊技機であって、
前記設定値として、前記出玉率が最も低い前記設定値である第1設定値と、前記出玉率が最も高い前記設定値である第2設定値と、前記第1設定値および前記第2設定値とは異なる前記設定値である第3設定値とを有し、
前記第2演出状態である場合の出玉率は、前記第1演出状態および前記第3演出状態である場合の出玉率よりも高くなるように設計されており、
前記区間制御手段は、
前記第1演出状態である場合よりも、前記第3演出状態である場合の方が高い確率で前記第2演出状態に移行可能とし、
前記第1演出状態および第3演出状態での遊技数の合計が天井遊技数に達した場合に、前記第2演出状態に移行可能とし、
少なくとも第1の条件を満たした場合に、天井遊技数を設定可能であり、
前記第1設定値および前記第2設定値では、前記第1の条件を満たし、前記天井遊技数が設定された後に前記第2演出状態に移行するまでに必要な遊技数が400遊技未満となるように前記天井遊技数が設定される割合の方が、前記第1の条件を満たし、前記天井遊技数が設定された後に前記第2演出状態に移行するまでに必要な遊技数が400遊技以上となるように前記天井遊技数が設定される割合よりも高く、
前記第3設定値では、前記第1の条件を満たし、前記天井遊技数が設定された後に前記第2演出状態に移行するまでに必要な遊技数が400遊技未満となるように前記天井遊技数が設定される割合の方が、前記第1の条件を満たし、前記天井遊技数が設定された後に前記第2演出状態に移行するまでに必要な遊技数が400遊技以上となるように前記天井遊技数が設定される割合よりも低くなるように設計されていることを特徴とする遊技機。
【請求項3】
前記リール制御手段は、遊技における前記リールの前記停止操作を可能とする前に、所定のリール演出を実行可能であり、
前記所定のリール演出が実行される場合、
前記区間制御手段は、
前記天井遊技数に達するまでに必要な遊技数を減少させることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の遊技機。
【請求項4】
前記第3設定値は2番目に前記出玉率の低い設定であり、前記第3設定値の前記出玉率は100%未満であることを特徴とする請求項1~請求項3のいずれかに記載の遊技機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、遊技機に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)
【0002】
従来から外周面に図柄が配列された複数のリールを備えた遊技機(遊技機、スロットマシン)が知られている。この種の遊技機は、メダルやパチンコ玉などの遊技媒体に対して一定の遊技価値を付与し、このような遊技媒体を獲得するための遊技を行うものである。また、このような遊技機は、遊技者の回転開始操作を契機として、内部抽選を行うとともに複数のリールを回転させ、遊技者の停止操作を契機として、内部抽選の結果、複数のリールの停止操作順序、および複数のリールの停止操作タイミングに応じた態様で、複数のリールを停止させる制御を行っている。そして、遊技の結果は、複数のリールが停止した状態における入賞判定ラインに表示された図柄組合せによって判定され、遊技の結果に応じてメダル等の払い出しが行われる。
【0003】
近年では、役の入賞を補助する入賞補助演出を所定条件下で実行することによって、役の入賞確率を変化させ、入賞補助演出が実行可能なAT状態において、メダル等の遊技媒体を獲得しやすくするアシストタイム遊技を行うことが出来る遊技機が存在する(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2014-79344号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、近年、「風俗営業等の規制および業務の適正化等に関する法律」(以降、風営法と記載する場合がある)の改正があり、改正前の型式試験における出玉試験には無かった、400回の遊技における払い出し枚数の下限(400回の遊技で払い出し枚数が投入枚数の1/3を超えなければならない)、1600回の遊技における払い出し枚数の下限および上限(1600回の遊技で払い出し枚数が投入枚数の2/5を超えかつ1.5倍満たないものでなければならない)、6000回の遊技における払い出し枚数の下限(6000回の遊技で払い出し枚数が投入枚数の1/2を超えなければならない)が追加された。このため、現行の出玉試験方法に適合する遊技機を作るためには、出玉試験の下限をより意識した設計が必要になった。
【0006】
特に400回の遊技における払い出し枚数の下限に関しては、遊技回数が少ないために払い出し枚数のぶれが大きく、払い出し枚数の下限を満たすためには、そのぶれを考慮して、下限よりも余裕をもって設計(つまり払い出し枚数が投入枚数の1/3よりも大幅に超える設計)をする必要があった。
【0007】
しかし、そのような設計を行った場合、通常演出状態(役の入賞を補助するための指示が発生しない状態であって、メダルが減少することを開発者が意図した演出状態)でのメダルの払い出し枚数が多くなり(いわゆるベースが高くなり)、結果として、役の入賞を補助するための指示が発生する状態であるAT状態での出玉払い出し枚数が少なくなることでAT状態による大量の出玉を期待させる出玉設計を行う事が困難になった。
【0008】
本件は上記事情に鑑み、出玉試験を考慮しつつ、通常演出状態における出玉の払い出し枚数を抑える遊技機を提供する事を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
(1)本発明は、外周面に複数種類の図柄が配列された複数のリールと、役の当否を決定する内部抽選を行う内部抽選手段と、前記複数のリールを遊技毎に回転させ、停止操作を契機として、内部抽選の結果に応じた態様で回転中のリールを停止させる制御を行うリール制御手段と、前記複数のリールが停止した状態で、役毎に予め定められた入賞態様を示す図柄組合せが有効ライン上に表示されていることに基づいて、役が入賞したと判断する入賞判定手段と、演出状態が変動不可能な通常区間と、第1演出状態と第2演出状態とを含む複数の演出状態の間で演出状態が変動可能な有利区間とを設定可能とする区間制御手段と、を備え、記有利区間において、前記演出状態が前記第2演出状態である場合に、役の入賞を補助する停止操作指示情報を提供し、出玉率がそれぞれ異なる複数の設定値を備えた遊技機であって、前記設定値として、前記出玉率が最も低い前記設定値である第1設定値と、前記出玉率が最も高い前記設定値である第2設定値と、前記第1設定値および前記第2設定値とは異なる前記設定値である第3設定値とを有し、前記第2演出状態である場合の出玉率は、前記第1演出状態である場合の出玉率よりも高くなるように設計されており、前記区間制御手段は、前記第1演出状態での遊技数が天井遊技数に達した場合に、前記第2演出状態に移行可能とし、少なくとも第1の条件を満たした場合に、天井遊技数を設定可能であり、前記第1設定値および前記第2設定値では、前記第1の条件を満たし、前記天井遊技数が設定された後に前記第2演出状態に移行するまでに必要な遊技数が400遊技未満となるように前記天井遊技数が設定される割合の方が、前記第1の条件を満たし、前記天井遊技数が設定された後に前記第2演出状態に移行するまでに必要な遊技数が400遊技以上となるように前記天井遊技数が設定される割合よりも高く、前記第3設定値では、前記第1の条件を満たし、前記天井遊技数が設定された後に前記第2演出状態に移行するまでに必要な遊技数が400遊技未満となるように前記天井遊技数が設定される割合の方が、前記第1の条件を満たし、前記天井遊技数が設定された後に前記第2演出状態に移行するまでに必要な遊技数が400遊技以上となるように前記天井遊技数が設定される割合よりも低くなるように設計されていることを特徴とする遊技機に関するものである。
【0010】
本発明では、第1の条件(例えば通常演出状態に転落した場合)を満たした場合に、天井遊技数が設定され、第1の設定(例えば設定1)、および第2の設定(例えば設定6)は400ゲーム未満でATが開始される確率を高める事で400回の遊技における払い出し枚数の下限を守りつつ、第3の設定(例えば設定2)は400ゲーム以上でATが開始される確率が高い事で一度のATの突入により大量のメダルの獲得を期待できる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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