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公開番号
2025139190
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-26
出願番号
2024037998
出願日
2024-03-12
発明の名称
スピレージホッパ及び粉砕機並びにスピレージホッパの運転方法
出願人
三菱重工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B02C
23/00 20060101AFI20250918BHJP(破砕,または粉砕;製粉のための穀粒の前処理)
要約
【課題】スピレージホッパに貯留することができる貯留物の量を増大することを目的とする。
【解決手段】粉砕機10から排出された排出物を内部に貯留する本体部66と、本体部66の側壁部72に形成された排出口72bと、本体部66の内部で排出口72bを覆うとともに内部に空間を形成する被覆部90と、を備え、排出口72bは、空間に開口し本体部66の内部に貯留される貯留物の上限量を管理し、被覆部90は、空間の側方を規定する側壁部90aと、空間の下方を閉鎖する底面部90cとを有し、排出口72bよりも上方に空間と被覆部90の外部の空間とを連通する連通口が形成されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
粉砕機から排出された排出物を内部に貯留する本体部と、
前記本体部の側壁部に形成された排出口と、
前記本体部の内部で前記排出口を覆うとともに内部に空間を形成する被覆部と、を備え、
前記排出口は、前記空間に開口し前記本体部の内部に貯留される貯留物の上限量を管理し、
前記被覆部は、前記空間の側方を規定する側壁部と、前記空間の下方を閉鎖する底面部とを有し、前記排出口よりも上方に前記空間と前記被覆部の外部の空間とを連通する連通口が形成されているスピレージホッパ。
続きを表示(約 700 文字)
【請求項2】
前記本体部は、前記連通口よりも下方に位置し該本体部と前記粉砕機とを連結し前記排出物が流通するスピレージシュートが接続される導入口と、
前記本体部の前記連通口よりも上方部分と前記スピレージシュートとを接続する接続配管を備える請求項1に記載のスピレージホッパ。
【請求項3】
前記本体部の天井部には、前記本体部の内部にアシスト水を噴射する噴射ノズルが設けられている請求項1に記載のスピレージホッパ。
【請求項4】
前記本体部の天井部には、前記本体部の内部空間と外部空間とを連通し、前記本体部の内部の貯留物を吸込むバキュームホースを投入可能な投入口が形成されている請求項1に記載のスピレージホッパ。
【請求項5】
粉砕機本体と、
請求項1から請求項4のいずれかに記載のスピレージホッパと、を備えている粉砕機。
【請求項6】
スピレージホッパの運転方法であって、
前記スピレージホッパは、
粉砕機から排出された排出物を内部に貯留する本体部と、
前記本体部の側壁部に形成された排出口と、
前記本体部の内部で前記排出口を覆うとともに内部に空間を形成する被覆部と、を備え、
前記排出口は、前記空間に開口し前記本体部の内部に貯留される貯留物の上限の量を管理し、
前記被覆部は、前記空間の側方を規定する側壁部と、前記空間の下方を閉鎖する底面部とを有し、前記排出口よりも上方に前記空間と前記被覆部の外部の空間とを連通する連通口が形成されているスピレージホッパの運転方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、スピレージホッパ及び粉砕機並びにスピレージホッパの運転方法に関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、火力発電プラントにおいて、石炭やバイオマス燃料等の固体燃料(炭素含有固体燃料)は、例えば竪型とされたミル(粉砕機)で所定粒径範囲内の微粉状に粉砕して、燃焼装置へ供給される。ミルは、回転テーブルへ投入された石炭やバイオマス燃料等の固体燃料を、回転テーブルと粉砕ローラの間で噛み砕くことで粉砕し、回転テーブルの外周から供給される搬送用ガスによって、粉砕されて微粉状となった燃料を分級機で所定粒径範囲の微粉燃料を選別し、ボイラへ搬送して燃焼装置で燃焼させている。火力発電プラントでは、ボイラで燃焼して生成された燃焼ガスとの熱交換により蒸気を発生させ、該蒸気により蒸気タービンを回転駆動して、蒸気タービンに接続した発電機を回転駆動することで発電が行われる。
【0003】
このようなミルには、投入された固体燃料に混在している石や金属片などの異物(パイライト、スピレージ)をミルの内部から排出し、貯留する為のパイライト排出装置、スピレージホッパ等と称せられる排出装置が備えられている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平10-151361号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
粉砕機を停止した場合、粉砕機の停止期間中や再起動時に粉砕機の内部に残留した固体燃料が着火する事態を防止のために、粉砕機の内部に残留した粉砕された固体燃料(例えば、石炭の場合は、残炭とも称する)を外部に排出する必要がある。通常停止時には、粉砕機への燃料供給を停止した後の一定時間、搬送用ガスの供給を継続して粉砕機の粉砕テーブルを回転させて、粉砕機の内部(特に粉砕テーブル上)に残留した固体燃料を燃焼装置へ排出するパージ運転を行う。一方、燃焼装置のトラブル等により粉砕機が緊急停止した際には、クリアリング運転を行い、残炭を粉砕機から外部に排出する必要がある。クリアリング運転とは、搬送用ガスを供給することなく粉砕テーブルを回転させて、遠心力により粉砕テーブル上の残炭を粉砕機の底板(底面部)に落下させるとともに、粉砕機の底面部上を回転移動するスクレーパによって、底面部上に落下して堆積した固体燃料等を底面部に形成された開口部へと導き、この開口部からスピレージシュートを介してスピレージホッパへ排出する運転である。
【0006】
クリアリング運転時に、スピレージホッパ内に流入する残炭の量が多いと、スピレージホッパ内に残炭を貯留し切れない可能性があった。
【0007】
本開示は、このような事情に鑑みてなされたものであって、貯留することができる貯留物の量を増大することができるスピレージホッパ及び粉砕機並びにスピレージホッパの運転方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本開示のスピレージホッパ及び粉砕機並びにスピレージホッパの運転方法は以下の手段を採用する。
本開示の一態様に係るスピレージホッパは、粉砕機から排出された排出物を内部に貯留する本体部と、前記本体部の側壁部に形成された排出口と、前記本体部の内部で前記排出口を覆うとともに内部に空間を形成する被覆部と、を備え、前記排出口は、前記空間に開口し前記本体部の内部に貯留される貯留物の上限量を管理し、前記被覆部は、前記空間の側方を規定する側壁部と、前記空間の下方を閉鎖する底面部とを有し、前記排出口よりも上方に前記空間と前記被覆部の外部の空間とを連通する連通口が形成されている。
【0009】
また、本開示の一態様に係るスピレージホッパの運転方法は、スピレージホッパの運転方法であって、前記スピレージホッパは、粉砕機から排出された排出物を内部に貯留する本体部と、前記本体部の側壁部に形成された排出口と、前記本体部の内部で前記排出口を覆うとともに内部に空間を形成する被覆部と、を備え、前記排出口は、前記空間に開口し前記本体部の内部に貯留される貯留物の上限量を管理し、前記被覆部は、前記空間の側方を規定する側壁部と、前記空間の下方を閉鎖する底面部とを有し、前記排出口よりも上方に前記空間と前記被覆部の外部の空間とを連通する連通口が形成されている。
【発明の効果】
【0010】
本開示によれば、スピレージホッパに貯留することができる貯留物の量を増大することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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