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公開番号2025137129
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-19
出願番号2024036152
出願日2024-03-08
発明の名称LEDウェハ、LEDチップのキャリア基板、表示装置の製造方法、および表示装置のリペア方法
出願人株式会社ジャパンディスプレイ
代理人弁理士法人高橋・林アンドパートナーズ
主分類H10H 20/832 20250101AFI20250911BHJP()
要約【課題】LEDチップの実装パッドに容易に実装可能なLEDウェハおよびLEDチップのキャリア基板を提供することを目的とする。LEDチップの実装パッドに容易に実装可能なLEDウェハおよびLEDチップのキャリア基板を用いた表示装置の製造方法を提供することを目的とする。LEDチップが除去された実装パッドに容易に実装可能なLEDチップのキャリア基板を用いた表示装置のリペア方法を提供することを目的とする。
【解決手段】LEDウェハは、結晶基板上に積層された一導電型の第1半導体層、発光層、一導電型とは反対の導電型を有する第2半導体層を含む少なくとも1つのLED素子積層体と、第1半導体層又は前記第2半導体層とコンタクトを形成する少なくとも1つの端子電極と、少なくとも1つの端子電極上の導電性接合材料層と、を含む。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
結晶基板上に積層された一導電型の第1半導体層、発光層、前記一導電型とは反対の導電型を有する第2半導体層を含む少なくとも1つのLED素子積層体と、
前記第1半導体層又は前記第2半導体層とコンタクトを形成する少なくとも1つの端子電極と、
前記少なくとも1つの端子電極上の導電性接合材料層と、を含む、
LEDウェハ。
続きを表示(約 1,900 文字)【請求項2】
前記結晶基板が、サファイア基板又は窒化ガリウム基板である、
請求項1に記載のLEDウェハ。
【請求項3】
前記少なくとも1つのLED素子積層体が複数のLED素子積層体から成り、
前記複数のLED素子積層体は分離溝により相互に分離されている、
請求項1に記載のLEDウェハ。
【請求項4】
前記LED素子積層体は、平面視で、前記第1半導体層が露出する領域と、前記第2半導体層が露出する領域を有し、
前記少なくとも1つの端子電極は、第1端子電極と第2端子電極とを含み、
前記第1端子電極が前記第1半導体層とコンタクトを形成し、前記第2端子電極が前記第2半導体層とコンタクトを形成し、
前記第1端子電極及び前記第2端子電極の上面に、それぞれ前記導電性接合材料層が配置されている、
請求項1に記載のLEDウェハ。
【請求項5】
キャリア基板と、
前記キャリア基板上の少なくとも1つのLEDチップと、
前記キャリア基板と前記少なくとも1つのLEDチップとの間の粘着層と、を有し、
前記少なくとも1つのLEDチップは、
一導電型の第1半導体層、発光層、前記一導電型とは反対の導電型を有する第2半導体層が積層された半導体層と、
前記第1半導体層又は前記第2半導体層とコンタクトを形成する少なくとも1つの端子電極と、
前記端子電極上の導電性接合材料層と、を含み、
前記少なくとも1つのLEDチップは、前記導電性接合材料層が設けられた面を上面として、前記キャリア基板上に配置され、
前記少なくとも1つのLEDチップは、前記粘着層により前記キャリア基板に固定されている、
LEDチップのキャリア基板。
【請求項6】
前記少なくとも1つのLEDチップが複数のLEDチップから成り、
前記複数のLEDチップは相互に離隔して前記キャリア基板上に配置されている、
請求項5に記載のLEDチップのキャリア基板。
【請求項7】
前記LED素子積層体は、平面視で、前記第1半導体層が露出する領域と、前記第2半導体層が露出する領域を有し、
前記少なくとも1つの端子電極は、第1端子電極と第2端子電極とを含み、
前記第1端子電極が前記第1半導体層とコンタクトを形成し、前記第2端子電極が前記第2半導体層とコンタクトを形成し、
前記第1端子電極及び前記第2端子電極の上面に、それぞれ前記導電性接合材料層が配置されている、
請求項5に記載のLEDチップのキャリア基板。
【請求項8】
キャリア基板と、前記キャリア基板上の少なくとも1つのLEDチップと、前記少なくとも1つのLEDチップの第1面上の導電性接合材料層と、前記少なくとも1つのLEDチップの第2面上の粘着層と、を含むLEDチップのキャリア基板と、画素領域の画素に対応する実装パッドを有する回路基板と、を対向するように配置し、平面視において前記実装パッドと前記導電性接合材料層とが重畳するように位置合わせし、
前記LEDチップをキャリア基板から剥離し、
前記導電性接合材料層の少なくとも一部を溶融及び硬化させ
ることで前記少なくとも1つのLEDチップを前記実装パッドに融着させる、
表示装置の製造方法。
【請求項9】
複数のLEDチップを画素領域に含む回路基板であって、前記画素領域に設けられた第1の画素の第1の箇所の実装パッド上に配置され、前記複数のLEDチップのうちの不良と判定された第1のLEDチップを除去し、
キャリア基板と、前記キャリア基板上の少なくとも1つのLEDチップと、前記少なくとも1つのLEDチップの第1面上の導電性接合材料層と、前記少なくとも1つのLEDチップの第2面上の粘着層と、を含むLEDチップのキャリア基板であって、前記導電性接合材料層と前記実装パッドとが重畳するように位置合わせし、
前記少なくとも1つのLEDチップ前記キャリア基板から剥離し、
前記導電性接合材料層の少なくとも一部を溶融及び硬化させることで前記少なくとも1つのLEDチップを前記実装パッドに融着させる、
表示装置のリペア方法。
【請求項10】
前記第1のLEDチップを除去した後、前記第1の箇所に設けられた実装パッドを露出させる、
請求項9に記載の表示装置のリペア方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の一実施形態は、LED(Light Emitting Diode)ウェハ、LEDチップのキャリア基板、表示装置の製造方法、および表示装置のリペア方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
近年、次世代の表示装置として、各画素に微小なLED(いわゆるマイクロLED)を実装したLEDディスプレイの開発が進められている。LEDディスプレイは、画素アレイを構成する回路基板上に、複数のLEDチップを実装した構造を有する。回路基板は、各画素に対応する位置に、LEDを発光させるための駆動回路を有する。これらの駆動回路は、それぞれ各LEDチップと電気的に接続される。
【0003】
回路基板上に複数のLEDチップを実装する際に、各LEDと回路基板上に設けられた電極との接続不良が発生することがある。特許文献1には、表示装置の信頼性を高めるために、回路基板上に複数のLEDチップを実装した際に、LEDと回路基板とに接続不良が生じているか否かLEDを非破壊で確認することが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
米国特許第10096740号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
LEDチップを実装した表示装置では、LEDチップが形成されたキャリア基板から回路基板に実装する際の歩留まりが大きな課題となっている。例えば、従来の技術のようにレーザ光を用いてLEDチップと回路基板とを接着させるが、LEDチップと回路基板との接続不良が発生する場合がある。このような接続不良が発生したLEDチップを除去、もしくは回路基板側の配線を切断して開放し、その不良が発生した箇所の近くに設けられている予備の実装パッドに新たなLEDチップを再度実装する考えがある。
【0006】
しかしながら、回路基板の画素内に予備のLEDチップ実装パッドを設けると一画素あたりの面積が大きくなり、画素の微細化が難しく、高精細化に対応できないことが問題となる。
【0007】
また、上述したような予備の実装パッドを表示装置に設けずに、接続不良が発生したLEDチップを実装パッドから除去した後、LEDチップを除去した同じ実装パッドを再利用するアイデアもあるが、このLEDチップを除去した後の実装パッドに、接合材料(半田、マイクロバンプ、接合樹脂など)を、正確に狙いを定めて再配置するのは非常に困難である。
【0008】
上記問題に鑑み、本発明の実施形態の一つは、LEDチップの実装パッドに容易に実装可能なLEDウェハおよびLEDチップのキャリア基板を提供することを課題の一つとする。本発明の実施形態の一つは、LEDチップの実装パッドに容易に実装可能なLEDウェハおよびLEDチップのキャリア基板を用いた表示装置の製造方法を提供することを課題の一つとする。本発明の実施形態の一つは、LEDチップが除去された実装パッドに容易に実装可能なLEDチップのキャリア基板を用いた表示装置のリペア方法を提供することを課題の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の実施形態の一つはLEDウェハである。このLEDウェハは、結晶基板上に積層された一導電型の第1半導体層、発光層、一導電型とは反対の導電型を有する第2半導体層を含む少なくとも1つのLED素子積層体と、第1半導体層又は前記第2半導体層とコンタクトを形成する少なくとも1つの端子電極と、少なくとも1つの端子電極上の導電性接合材料層と、を含む。
【0010】
本発明の実施形態の一つはLEDチップのキャリア基板である。このLEDチップのキャリア基板は、キャリア基板と、キャリア基板上の少なくとも1つのLEDチップと、を有し、少なくとも1つのLEDチップは、一導電型の第1半導体層、発光層、一導電型とは反対の導電型を有する第2半導体層が積層された半導体層と、第1半導体層又は第2半導体層とコンタクトを形成する少なくとも1つの端子電極と、端子電極上の導電性接合材料層と、を含み、少なくとも1つのLEDチップは、導電性接合材料層が設けられた面を上面として、キャリア基板上に配置され、少なくとも1つのLEDチップは、粘着層によりキャリア基板に固定されている。
(【0011】以降は省略されています)

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