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公開番号
2025134468
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-17
出願番号
2024032396
出願日
2024-03-04
発明の名称
光分岐ケーブルおよび光分岐ケーブルセット
出願人
住友電気工業株式会社
,
住友電工オプティフロンティア株式会社
代理人
弁理士法人信栄事務所
主分類
G02B
6/44 20060101AFI20250909BHJP(光学)
要約
【課題】製作の容易性が向上した光分岐ケーブルおよび光分岐ケーブルセットを提供する。
【解決手段】光分岐ケーブルは、メインケーブルと分岐コード部とを備えている。メインケーブルは、少なくとも1本の光ファイバ心線をそれぞれ備える複数の光コードと、抗張力体と、最外層を形成するテープと、を備えている。分岐コード部は、メインケーブルの光コードから少なくとも1本の光ファイバ心線が最外層よりも外側に導出される。光分岐ケーブルは、光コード群と、コア部と、を備えている。光コード群は、第一バンドルで結束された複数の光コードを含む。コア部は、第二バンドルで結束された光コード群と抗張力体とを含む。テープは、コア部の周囲に縦添え巻きで巻かれ、コア部を覆っている。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
少なくとも1本の光ファイバ心線をそれぞれ備える複数の光コードと、
抗張力体と、
最外層を形成するテープと、
を備えるメインケーブルと、
前記メインケーブルの前記光コードから少なくとも1本の光ファイバ心線が前記最外層よりも外側に導出された分岐コード部と、を備える光分岐ケーブルであって、
第一バンドルで結束された複数の前記光コードを含む光コード群と、
第二バンドルで結束された前記光コード群と前記抗張力体とを含むコア部と、を備え、
前記テープは、前記コア部の周囲に縦添え巻きで巻かれ、前記コア部を覆っている、
光分岐ケーブル。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記テープには、前記メインケーブルから前記分岐コード部を導出する分岐部に対応する位置にスリットが形成されており、
前記スリットは、前記テープの周方向の一部に、前記メインケーブルの周方向に沿って延びており、
前記分岐コード部は、前記スリットを通って前記メインケーブルから導出されている、
請求項1に記載の光分岐ケーブル。
【請求項3】
前記テープの縦添え巻きの重なり部における、内層部の周方向の端部から外層部の周方向の端部にわたって前記スリットが形成されている、
請求項2に記載の光分岐ケーブル。
【請求項4】
前記分岐コード部の先端に設けられている、光コネクタと、
前記分岐コード部の少なくとも一部をコイル状に巻かれた状態で収納可能な分岐コードバッグと、を備えている、
請求項1に記載の光分岐ケーブル。
【請求項5】
前記分岐コードバッグの少なくとも1つの面は、半円状の形状である、
請求項4に記載の光分岐ケーブル。
【請求項6】
前記分岐コードバッグの内表面と前記メインケーブルとは、面ファスナーによって結合される、
請求項4に記載の光分岐ケーブル。
【請求項7】
前記メインケーブルに対して装着可能な取付部と、
前記分岐コードが所定の曲げ半径未満の半径で曲がらないように規制する曲げ規制部と、
前記メインケーブルの外形に沿って形成され、前記曲げ規制部とともに前記光コネクタが通過可能な孔であるコネクタ通過部を画成する本体部と、
を備える曲げ規制部品が、前記メインケーブルから前記分岐コード部を導出する前記分岐部に対応する位置に装着されている、
請求項4に記載の光分岐ケーブル。
【請求項8】
請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の複数の光分岐ケーブルが、長手方向に交差する方向に並列に配置されている光分岐ケーブルセットであって、
前記光分岐ケーブルは、前記分岐コード部の少なくとも一部をコイル状に巻かれた状態で収納可能な分岐コードバッグを備えており、
前記分岐コードバッグのそれぞれの外表面には、外面ファスナー部が形成されており、
隣り合う前記光分岐ケーブルの前記分岐コードバッグ同士は、前記外面ファスナー部によって互いに結合されている、
光分岐ケーブルセット。
【請求項9】
前記外面ファスナー部は、前記長手方向に延びるように形成されている、
請求項8に記載の光分岐ケーブルセット。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、光分岐ケーブルおよび光分岐ケーブルセットに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、複数のサーバーラックを備えるサーバーラック群と配線盤とを接続する光分岐ケーブルが開示されている。光分岐ケーブルは、メインケーブルと、メインケーブルから分岐して各サーバーラックに接続されている分岐コードとを備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-083096号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
サーバーラック群におけるサーバーラックの配置は、使用用途によって異なる。このため、光分岐ケーブルは、メインケーブルと分岐コードとが分岐する分岐部が設けられる位置が各サーバーラックの配置と対応するように作製される。製造しやすい分岐ケーブルは、単に製造に係る労力を低減させるだけでなく、様々なサーバーラック群に対応しやすくなる点でも有益である。
【0005】
本開示の目的は、製作の容易性が向上した光分岐ケーブルおよび光分岐ケーブルセットを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様に係る光分岐ケーブルは、少なくとも1本の光ファイバ心線をそれぞれ備える複数の光コードと、抗張力体と、最外層を形成するテープと、を備えるメインケーブルと、前記メインケーブルの前記光コードから少なくとも1本の光ファイバ心線が前記最外層よりも外側に導出された分岐コード部と、を備える光分岐ケーブルであって、第一バンドルで結束された複数の前記光コードを含む光コード群と、第二バンドルで結束された前記光コード群と前記抗張力体とを含むコア部と、を備え、前記テープは、前記コア部の周囲に縦添え巻きで巻かれ、前記コア部を覆っている。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、光分岐ケーブルおよび光分岐ケーブルセットの製作の容易性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本実施形態に係る光通信システムを例示している。
図2は、光分岐ケーブルの概略図である。
図3は、メインケーブルの断面図である。
図4は、テープの部分拡大図である。
図5は、分岐コードバッグを例示している。
図6は、図2におけるVI-VI断面における断面図である。
図7は、曲げ規制部品の斜視図である。
図8は、曲げ規制部品と分岐コード部とを例示している。
図9は、牽引治具を用いた光分岐ケーブルの敷設を例示している。
図10は、牽引治具の平面図である。
図11は、図10のXI-XI面における断面図である。
図12は、接続部の固定位置を例示している。
図13は、光分岐ケーブルを幅方向に交差する方向から見た図である。
図14は、牽引治具によって整列された光分岐ケーブルを例示している。
図15は、変形例に係る光分岐ケーブルセットの斜視図である。
図16は、変形例に係る光分岐ケーブルセットと、分岐コードバッグを例示している。
図17は、各光分岐ケーブルの分岐コード部の配置例を例示している。
【発明を実施するための形態】
【0009】
(本開示の実施形態の説明)
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
(1)本開示の一態様に係る光分岐ケーブルは、少なくとも1本の光ファイバ心線をそれぞれ備える複数の光コードと、抗張力体と、最外層を形成するテープと、を備えるメインケーブルと、前記メインケーブルの前記光コードから少なくとも1本の光ファイバ心線が前記最外層よりも外側に導出された分岐コード部と、を備える光分岐ケーブルであって、第一バンドルで結束された複数の前記光コードを含む光コード群と、第二バンドルで結束された前記光コード群と前記抗張力体とを含むコア部と、を備え、前記テープは、前記コア部の周囲に縦添え巻きで巻かれ、前記コア部を覆っている。
【0010】
上記の光分岐ケーブルによれば、光コード群は、第一バンドルによって抗張力体と別体となるように結束されているので、光コード群と、抗張力体とを区別して作業しやすい。このため、光コード群から光ファイバ心線を分岐させて、分岐コード部を作製する作業を行うことができる。最外層は、縦添え巻きで巻かれることでコア部を覆っているので、被覆樹脂層内に光コード群が埋設されていない。このため、縦添え巻きされているテープの重なり部を始点として、部分的にはがすことができ、光コードを外部に露出させることができる。これにより、メインケーブルから光ファイバ心線を分岐させて、分岐コード部を作製する作業を容易に行うことができる。押出成形によって最外層が樹脂で被覆されて形成されている場合と比較して、分岐コード部を取り出す際に押出被覆を除去する必要がないので、光分岐ケーブルの製造に係る工数を削減し、光分岐ケーブルの製作の容易性を向上させることができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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