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公開番号2025134469
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-17
出願番号2024032397
出願日2024-03-04
発明の名称牽引治具、光ケーブルの牽引方法、および、光ケーブルの牽引システム
出願人住友電気工業株式会社,住友電工オプティフロンティア株式会社
代理人弁理士法人信栄事務所
主分類G02B 6/54 20060101AFI20250909BHJP(光学)
要約【課題】光ケーブルの敷設作業性が向上した牽引治具、光ケーブルの牽引方法、および、光ケーブルの牽引システムを提供する。
【解決手段】牽引治具は、複数の光ケーブルが並列された状態を維持したまま、光ケーブルを牽引するための牽引治具である。牽引治具は、基部と、牽引部と、複数の接続部と、を備えている。基部は、複数の光ケーブルが並列された状態以上の幅を有する。牽引部は、基部を牽引器と接続可能とするために設けられている。複数の接続部は、基部に設けられ、幅方向に沿って並んでいる。接続部が、それぞれに少なくとも1本ずつ光ケーブルと接続可能である。
【選択図】図10
特許請求の範囲【請求項1】
複数の光ケーブルが並列された状態を維持したまま、前記光ケーブルを牽引するための牽引治具であって、
複数の前記光ケーブルが並列された状態以上の幅を有する基部と、
前記基部を牽引器と接続可能とするための牽引部と、
前記基部に設けられ、前記幅方向に沿って並んでいる複数の接続部と、
を備え、
前記接続部が、それぞれに少なくとも1本ずつ前記光ケーブルと接続可能である、
牽引治具。
続きを表示(約 900 文字)【請求項2】
前記光ケーブルは、複数の光ファイバ心線を含むメインケーブルと前記メインケーブルから少なくとも1本の光ファイバ心線が導出されている分岐ケーブル部とを備えており、
前記接続部は、前記幅方向と交差する方向において、異なる少なくとも2つの位置のいずれかの位置に固定可能である、
請求項1に記載の牽引治具。
【請求項3】
前記基部には、前記幅方向と交差する方向に延びるガイド部が形成されており、
前記接続部は、前記ガイド部に沿って変位可能である、
請求項2に記載の牽引治具。
【請求項4】
前記ガイド部は、ガイドスリットとして形成されており、
前記接続部は、位置決め部と係具とを備えており、
前記位置決め部は、
前記ガイドスリットに挿通可能であって、外表面の少なくとも一部に雄ねじが形成されている軸部と、
前記ガイドスリットの下方に配置され、前記ガイドスリットを挿通不能である係合部と、
を有し、
前記係具には、前記軸部と締結可能な雌ねじが形成されており、
前記係具が前記軸部と締結されることで、前記接続部は、前記基部に対する前記幅方向と交差する方向における位置が固定される、
請求項3に記載の牽引治具。
【請求項5】
請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の牽引治具を用いて複数の前記光ケーブルを並列された状態を維持したまま牽引する光ケーブルの牽引方法。
【請求項6】
請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の牽引治具と、
複数の光ケーブルを備える光ケーブルセットと、
を備え、
光ケーブルは、複数の光ファイバ心線を含むメインケーブルと前記メインケーブルから少なくとも1つの光ファイバ心線が分岐している分岐ケーブル部とを有し、
複数の前記光ケーブルは、前記幅方向に並列されており、
前記接続部が、それぞれに1本ずつの前記光ケーブルと接続されている、
光ケーブルの牽引システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、牽引治具、光ケーブルの牽引方法、および、光ケーブルの牽引システムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、複数のサーバーラックを備えるサーバーラック群と配線盤とが光ケーブルによって接続されていることが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-083096号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
サーバーラック群に配置されるサーバーラックの数によっては、複数の光ケーブルが同じ方向に延びるように、並列した状態で敷設されうる。多くの光ケーブルを布設する作業は煩雑であった。
【0005】
本開示の目的は、複数の光ケーブルを敷設する際の敷設作業性が向上させることである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様に係る牽引治具は、少なくとも1本の光ファイバ心線をそれぞれ備える複数の光コードと、複数の光ケーブルが並列された状態を維持したまま、前記光ケーブルを牽引するための牽引治具であって、複数の前記光ケーブルが並列された状態以上の幅を有する基部と、前記基部を牽引器と接続可能とするための牽引部と、前記基部に設けられ、前記幅方向に沿って並んでいる複数の接続部と、を備え、前記接続部が、それぞれに少なくとも1本ずつ前記光ケーブルと接続可能である
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、複数の光ケーブルを敷設する際の敷設作業性が向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本実施形態に係る光通信システムを例示している。
図2は、光分岐ケーブルの概略図である。
図3は、メインケーブルの断面図である。
図4は、テープの部分拡大図である。
図5は、分岐コードバッグを例示している。
図6は、図2におけるVI-VI断面における断面図である。
図7は、曲げ規制部品の斜視図である。
図8は、曲げ規制部品と分岐コード部とを例示している。
図9は、牽引治具を用いた光分岐ケーブルの敷設を例示している。
図10は、牽引治具の平面図である。
図11は、図10のXI-XI面における断面図である。
図12は、接続部の固定位置を例示している。
図13は、光分岐ケーブルを幅方向に交差する方向から見た図である。
図14は、牽引治具によって整列された光分岐ケーブルを例示している。
図15は、変形例に係る光分岐ケーブルセットの斜視図である。
図16は、変形例に係る光分岐ケーブルセットと、分岐コードバッグを例示している。
図17は、各光分岐ケーブルの分岐コード部の配置例を例示している。
【発明を実施するための形態】
【0009】
(本開示の実施形態の説明)
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
(1)本開示の一態様に係る牽引治具は、少なくとも1本の光ファイバ心線をそれぞれ備える複数の光コードと、複数の光ケーブルが並列された状態を維持したまま、前記光ケーブルを牽引するための牽引治具であって、複数の前記光ケーブルが並列された状態以上の幅を有する基部と、前記基部を牽引器と接続可能とするための牽引部と、前記基部に設けられ、前記幅方向に沿って並んでいる複数の接続部と、を備え、前記接続部が、それぞれに少なくとも1本ずつ前記光ケーブルと接続可能である。
【0010】
上記の牽引治具は、幅方向に沿って並んでいる複数の接続部を備えており、接続部は、それぞれ1本の光ケーブルと接続可能に構成されているので、複数の光ケーブルが、接続部にそれぞれ1本ずつ接続された状態で牽引されることが可能となる。これにより、複数の光ケーブルをなるべく均等な力で一度に牽引することが可能となるので、光ケーブルの敷設作業性が向上する。
(【0011】以降は省略されています)

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